カーライフ
更新日:2026.06.10 / 掲載日:2026.06.10

クラシックな愛車と遊ぶ休日【九島辰也】

文と写真●九島辰也

 今さらですがクルマとの付き合い方、遊び方はたくさんあります。サーキット走行、カスタム、トライアル走行、カーミーティングへの参加などなど。クルマは実用品でもありますが、嗜好品でもありますから十人十色でしょう。豊田章男さんの言葉を借りれば、クルマは“愛車”のように“愛”が付く商材で、冷蔵庫や洗濯機などの電化製品とは違います。確かに、“愛・冷蔵庫”“愛・洗濯機”なんて呼び名は一般的ではありません。もちろん、一部マニアはいらっしゃるでしょうが。

 ということで、今回はクラシックカー遊びについてです。

 これまでいろんなクラシックカーに乗ってきました。スタートは2007年のクラシックカーによるラリーイベント。その頃はまだ所有していなかったので、専門ショップのオーナーと一緒に参加したり、エントリーできる年式のクルマをお借りしたりしていました。その後1967年型トライアンフスピットファイアを購入。13カ月のレストア後、数々のイベントに顔を出しました。ワンデー競技から4日間にわたるものまで幅広く。ラリーコンピューターなどを装備して結構本格的に。それからダットサンフェアレディSRL311、そして現在のアルファ ロメオ2000スパイダーヴェローチェと続きます。

 そのアルファ ロメオで先日「YOKOHAMA Classic car Days Y167」に参加しました。横浜開港167周年を祝う「ハマフェスY167」の中のツーリングイベントです。

 このイベントは文字通り横浜を起点にしています。スタートは山下公園。そこから伊豆高原の赤沢温泉ホテルへ向かいます。復路はホテルから伊豆スカイラインを通って本牧山頂公園で一度集合し、山下公園へ。

 片道約3時間、途中PC(Prove Cronometrate:決められた区間を設定時間に近い時間で走行することを競う)などのタイム競技はないので、のんびりとクルマと対話しながらドライブできます。

 たまにはいいですよね、こういうのも。アルファ ロメオはオープントップなので、伊豆半島の海岸線で風を感じながら走れました。

 そんな「YOKOHAMA Classic car Days Y167」の醍醐味は2つあります。ひとつは山下公園の噴水広場にクルマを並べられることです。ありそうでないですよね。山下公園は公共性が高いから、普段はNGかと。その意味で愛車をそこに置けるのはいい記念になります。

 それともうひとつは、2日目のメインイベント、クレイジーケンバンドのライブを観られること。参加者には特別席が用意されました。横山剣さんはクルマ好きでも知られていて、いろんなクラシックカーイベントでお見かけします。なので、クラシックカーオーナーたちにも親しみがある。ですが、やはり歌っている姿が一番かっこいい。それを身近で観られるのですから得した気になりました。ライブは迫力満点ですし、まるで一本のストーリーを観ているよう。さすがです。

 エントリーしていたクルマは実にさまざまでした。フェラーリ ディーノ、フェラーリ テスタロッサ、メルセデス・ベンツ SL、VW タイプ1、ポルシェ 356 & 911、ジャガー XK150、ランボルギーニ カウンタック、トライアンフ TR3、MGA、オースチン ミニ、アルファ ロメオ ジュリアスプリントスペチアーレ、日産 スカイラインGT-R、ルノー サンクターボなどなど。

 ポルシェが多いのは最近の傾向ですが、比較的バラけていたのが良かった。いろんなクルマが見られるのがこういったイベントの楽しみ方です。

 ということで、ひさしぶりのツーリングイベントでした。もう20年近くこういった催しに触れているので、なるべく緩いスケジュールがいいです。速く走るのであればサーキット走行すればいいし。最近はクラシックカーのそういったイベントも多く見かけます。ロールバー入れて消火器積んで。

 それともうひとつ長く走って感じたことがあります。それはMT(マニュアルシフト)の楽しさ。クラシックカーの多くはMTですし、それを操るのに少しばかりコツが要ります。それがグッド。クルマと路面としっかり対話できます。この感覚は現代車では無理ですね。旧車ならではの特徴。“愛車”の意味をあらためて深く感じました。

 

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九島辰也(くしま たつや)

ライタープロフィール

九島辰也(くしま たつや)

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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