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更新日:2026.01.23 / 掲載日:2026.01.23
ここまでわかった! ランドクルーザーFJ大予想
無骨なのに可愛い! 絶妙のバランスがたまらない
2026年の発売がアナウンスされているランドクルーザーFJは、“ランクル”の末っ子モデルとして登場する。極地を走破する性能面でも、身近な価格の面でも大きな期待が寄せられる一台だ。
●文:渡辺陽一郎
※本記事の内容は月刊自家用車2026年2月号制作時点(2025年12月中旬)のものです。
新型ランドクルーザーFJ《走りと使い勝手を大予想》

熟成の信頼メカニズムは入手しやすい価格面でも期待
トヨタの「ランドクルーザー」シリーズは、70、250、300の3つのシリーズモデルを展開しているが、2026年5月から7月頃に、ランドクルーザーFJが加わる予定だ。FJはシリーズで最も小型のモデルとなる。
ボディサイズは、全長4575㎜、全幅1855㎜と、平面寸法はミドルSUVとして平均的な大きさだが、全高は1960㎜とかなり高めだ。このような直方体ボディを採用するのは、FJが悪路向け設計を採用しているためで、最低地上高も約240㎜と余裕十分。エンジンとボディは耐久性に優れたラダーフレームに架装されるため、床が高く、結果として天井も持ち上げられている。
ホイールベースが短めの2580㎜であることも、悪路走破性を高める狙いから。長いと悪路の凹凸で下側を擦りやすいが、短いことで高い最低地上高との相乗効果により乗り越えやすくなる。
ただ、この短いホイールベースは居住空間に影響する。身長170㎝の大人基準で、後席の膝先空間は握りコブシ1つ分程度と、やや手狭感を感じてしまう。後席のドア開口幅も狭く、床も高いため、乗降性もそれなりだ。リヤゲートは重いスペアタイヤを装着するため横開き式。ここも一般的なSUVとは異なるランクルらしさだ。
搭載されるエンジンは、ランドクルーザー250にも採用されている直列4気筒2.7ℓガソリンで、最高出力は163PS、最大トルクは25.1㎏-m前後と予想される。このエンジンは実用域での駆動力が高く、6速ATを含めて扱いやすい。20年ほど前から採用されているエンジンであるため、開発費用償却も進んでおり、車両価格を抑えることに貢献している。
駆動方式はパートタイム4WDで、舗装路は後輪駆動の2WDで走行し、悪路や雪道でのみ4WDを活用するタイプ。これは、カーブ時に前後輪の回転数を調節するセンターデフなどを装着していないためだ。シャシーはタイ生産のピックアップトラック「ハイラックスチャンプ」と共通であり、日本仕様のランドクルーザーFJもタイからの輸入車となる。
このように、ランドクルーザーFJは、新しめの高コストな機能を避けることで、価格を安く抑える戦略が採られている。より大型で2.8ℓディーゼルターボを搭載するランドクルーザー70が480万円であることを鑑みると、FJのスタート価格は400万円を切る可能性もありそう。いずれにせよ、正式発売前から多くのオーダーを集め、入手困難な一台になるのは確実だろう。














