車の雪対策に用意しておきたいグッズとは

タイヤチェーンは、最も一般的な雪対策グッズといえます。
タイヤチェーンは車のタイヤに装着する滑り止め器具であり、装着をすることで雪道や凍結路を安全に走ることができるようになります。

タイヤチェーンには、金属製のもの、非金属性のものなどいくつかの種類があり、特に、非金属性のものには簡単に装着できるものがあるのでおすすめです。

また、スプレー式タイヤチェーンというものもあり、タイヤにスプレーするだけで滑り止めの効果が得られるものです。対策がとても簡単にでき、車の中でのスペースもさほどとらないので、常に1本常備しておくとよいかもしれません。

ただし、大雪が降る地域などでは、タイヤチェーンを装着するよりも、スタッドレスタイヤなどに履きかえた方が安心です。

一般的なワイパーブレードでは、フロントガラスについた雪や氷を拭き取れなかったり、最悪の場合破損をしてしまったりすることがあります。

冬用ワイパーブレードは、一般的なワイパーブレードとは構造や素材が異なるため、雪や氷に強いといえます。
大雪が降る地域に出かける場合には、付けかえておくとよいといえます。

車のフロントガラスが凍っていて、それを溶かす手間に悩まされているユーザーも多いのではないでしょうか。車内のヒーターで溶かすにも時間がかかりますし、お湯をかけてもまた凍ってしまったなんてこともあるはずです。

そこで、解氷スプレーを準備しておけば、忙しい朝でも短時間でフロントガラスの凍結を溶かすことが可能です。
このスプレーはアルコール類が主成分となっており、撥水シリコーンがガラス面をコーティングしてくれるので、お湯や水で溶かした場合と違い、再凍結を予防することも可能です。外出先でも使えるので、できれば玄関と車内に1本ずつ準備しておきたいアイテムです。

フロントガラスが凍結してから対処するのではなく、凍結自体を予防するのがフロントガラスシートです。家に帰って来た時に、フロントガラスシートでフロントガラスをカバーしてしまえば、朝起きてから雪を払ったり、霜を取ったりする手間が省けます。

確かに、毎日フロントガラスシートを装着する手間はかかります。しかしながら、忙しい朝に凍り付いたフロントガラスを溶かす作業を行うのと比べれば、時間の短縮につながることも考えられます。

なお、フロントガラスのサイズは車種ごとに異なるため、自分の愛車に適した商品を選択することがポイントです。

雪道にタイヤを取られてしまい立ち往生してしまわないためにも、雪道脱出具を用意しておくとよいといえます。

雪道脱出具の中に、雪とタイヤの間に設置するタイプの雪道脱出具があります。
これは、一人でも簡単に雪からタイヤを脱出させることがきるように設計されていて、スリップしたタイヤの下に入れるだけで、雪道の脱出が可能です。

雪とタイヤの間に設置するタイプの雪道脱出具はコンパクトで軽量なので、女性におすすめのグッズといえるでしょう。

雪道や凍結した道での運転では、スリップに気を付ける必要があります。
その対策として役に立つのが偏光サングラスです。

偏光サングラスは雪道や凍結した道での太陽の照り返しを防いでくれるため、凍結している場所、そうでない場所をはっきりとさせてくれます。

それでは、他にも準備しておきたい雪対策グッズをご紹介していきます。

雪が多く降る地域では、雪のせいで車がスタックすることもあるでしょう。その際に、車のタイヤが前後に動くスペースを作り出し、助走をつけてスタックから脱出しなければなりません。そのスペースを作り出すために、スコップが必要となるのです。雪は想像以上に重くて固いため、強度がしっかりしたものを選ぶようにしましょう。

雪が降っている中で作業をしていると、溶けた雪で手が冷たくなっていきます。手の温度を保つ意味でも、ケガを防ぐ意味でも軍手を用意しておくのがおすすめです。特にタイヤチェーンの取り付けや取り外しをする際などに大きな効果を発揮します。

雪が多く降る地域では、毎朝車のボディに積もった雪を下ろす作業が必要になります。そんな時に、専用のスノーブラシを使わないと、車のボディを傷つけてしまう恐れがあります。製品によっては、霜などを落とすスクレーパーとブラシがセットになったものもあり、一石二鳥です。

今回は、雪対策に用意しておきたいカーグッズをご紹介してきました。

タイヤチェーンはもちろんのこと、フロントガラスの霜対策1つとっても、解氷スプレーやスノーブラシ、フロントガラスシートなど様々なアイテムがラインアップされています。そうした日常的な用品に加えて、雪道脱出具やスコップ、軍手など、もしもの時のグッズを備えておくとより安心でしょう。