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更新日:2018.11.04 / 掲載日:2015.10.07
【アウディ】「A3 スポーツバック e-tron」を11月21日に発売【価格・燃費】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
アウディのコンパクトモデル「A3」にプラグインハイブリッドモデルが設定された。「A3 スポーツバック」をベースにした「A3 スポーツバック e-tron」で、11月21日に販売が開始される。内外装の一部に専用デザインを採用し、低燃費タイヤを装着する。右ハンドル仕様のみ。価格は564万円。購入に際して最大61万円のクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費が適用される。
パワートレインは、1.4L 直4 DOHC 直噴ターボ「1.4 TFSI」エンジンと駆動用電気モーター、大容量のリチウムイオンバッテリー、専用開発の6速DCT(6速Sトロニック)を組み合わせている。動力性能は、1.4 TFSIエンジンが最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク25.5kg-m/1500~3500rpm、モーターが最高出力109ps、最大トルク33.7kg-m。JC08モード燃費は23.3km/h。8.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載することで、52.8kmの距離を電気モーターだけで走行できるうえ、最高速度は130km/h、0~60km/h加速は4.9秒を記録しており、日常走行ではガソリンエンジンを使わずEVとして利用することも可能だ。
リチウムイオンバッテリーは、外部から直接充電することが可能。フロントグリルのエンブレムをスライドしたところに充電ポートを備えており、家庭用200V電源を使用した場合、満充電には約3時間を要する。急速充電には対応していない。
また、4種類から選択可能なドライブモードを備えている。エンジンとモーターを併用する場合の、一般的なハイブリッド走行の「ハイブリッドオート」、バッテリーの充電量を維持する「ハイブリッドホールド」、バッテリーの充電を積極的に行う「ハイブリッドチャージ」の3モードに加え、モーターだけで走行する「EV」が用意される。
内外装の一部には、専用デザインを採用。エクステリアは、フロントグリル、前後バンパー、サイドスカート、15スポークの17インチアルミホイールなどが専用のデザインとなっており、メーターパネル左側には、総出力や充電などの状況を表示するパワーメーターが配置される。
また、標準装備される純正ナビゲーション「MMIナビゲーションプラス」にもe-tron専用の機能を追加。ハイブリッドシステムのパワーフローの表示などが行える。車載通信モジュールを使ったテレマティクスサービス「Audi connect」にもe-tron専用サービスを追加し、「Audi connect e-tron service」として提供。車両の現在位置、バッテリーの充電レベル、EVモードでの航続可能距離、ドアロックやライトの点灯状況など、車両のさまざまな情報を車両から離れた場所で確認できるほか、エアコンやバッテリー充電のタイマー設定なども遠隔操作することも可能となる。