カーライフ
更新日:2025.11.14 / 掲載日:2025.11.14
「普通の車は面白くない」激レアバンを即決購入【日産・AD MAXバン】|こだわりの愛車探訪

気になるクルマのことはオーナーに聞いてみるのが1番! ということで、2つのイベントにお邪魔して全25人のオーナー取材を実施! 新潟県弥彦村にて開催された「GFGS CarLife In Yahiko vol.4」では、旧車乗り11人のリアルな声を聞くことができました。(『こだわりの愛車探訪』記事一覧へ▶▷)
今回は配達車のような佇まいの日産・AD MAXバンと共に会場を訪れていたnakanaoさんを取材。実はこのクルマ、ユニークな遊び心が満載の1台だったんです!
☟まずは動画をチェック!オーナーのリアルな声を聞きました☟
GFGS Carlife vol.4
「人とクルマが寄り添うPOPな交流」を目的に、新潟県は弥彦山の麓「ヤホール」で開催される、新しい形のカーイベント。旧車を中心に“かわいいクルマ”が集う会場は和やかな雰囲気に包まれていた。
https://www.gfgscarlife.net
【日産 AD MAXバン】ドレスアップのイメージは“架空のフラワーショップ”

愛車:日産 AD MAXバン(1997年モデル)
「仕事で使っていたトラックに乗るのがちょっとキツくなってきちゃって。軽いバンがいいなと思ったときに見つけました」とnakanaoさんが語る愛車は、今年のゴールデンウィークに購入したという日産・AD MAXバン(1997年モデル)。80年代から活躍してきたビジネスカーだが、愛車に決めた理由がユニークだ。「普通と同じクルマじゃ面白くないと思って。色々検索していたら全国に1台だけこのバンがあったので、即決で買いました(笑)」。
フランス車も候補にあったそうだが、「カングーは乗ったことあるんで、候補から外して。その他でイメージが近いクルマというとこんな感じになるかな、と」と笑って見せた。

購入から半年と経たぬ間にモディファイされたこちらのクルマ。そのコンセプトもやっぱり独特だった。「ワケの分からない、お花屋さん仕様をイメージして改造したんです。全然職種は違うんですけど(笑)」。両サイドのデカールは店舗名と思いきや、全く架空のもの。さらに、「フォグランプをルーフ上に付けてそれっぽくしたり、センターアンテナはマーチのパーツを流用した物です」と説明してくれた。

そんなAD MAXバンのお気に入りのポイントを聞いてみると、「このクルマ、ツインカムのキャブレターのマニュアル車なんで、意外とよく走るんですよ」と、走りの良さをピックアップ。さらに、「余計な物が一切付いていないので、シンプルで、潔くていいなと思いました」と商用車ならではの特徴をメリットに挙げてくれた。
しかしそのシンプルさは、「大雨の時は、内装が無いぶん雨音が響いて、会話が成り立たないんです(笑)。音楽も聞こえないぐらい」と、デメリットとなる場合もあるそうだ。
今後、このAD MAXバンはnakanaoさんの自由な発想によってどのように変わっていくのだろうか。その変化を見届けたくなるクルマだった。





文/伊波泰志 写真/榎本剛
デザインは好きだけど、実際どうなの?なんて、気になるクルマのことは、オーナーに聞いてみるのが1番!ということで、今季は、キャンプイベント「GO OUT CAMP vol.21」、カーイベント「GFGS Carlife vol.4」といった、こだわり派の集まる2つのイベントにお邪魔して、全25人のオーナーに愛車への本音を聞いてきました。
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