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更新日:2025.09.14 / 掲載日:2025.09.14
新型デリカミニのすべて《コンセプト&プロフィール》
8月22日・予約注文スタート!! MITSUBISHI 新型デリカミニのすべて
軽乗用カテゴリーの個性派人気モデル・デリカミニがフルモデルチェンジ! 好評な部分は継承しながら細部にいたる改良が行われた。正式発売を前に、先行画像&情報を大公開!
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久

新型デリカミニ・コンセプト&プロフィール
ファンの期待通り、魅力はそのままに大幅アップデート
キープコンセプトで着実に前進している
従来型である初代デリカミニはeKクロススペースの実質的な後継車として2023年5月に誕生した。見た目の印象どおりSUVルックの個性的な外観が特徴であり、車名も1BOX型SUVのイメージも強いデリカD:5に基づく。登場から2年余りでのFMCとなったが、これは言うまでもなく母型となるeKスペースのFMCに伴ったためである。
スーパーハイト系のSUV的ドレスアップ仕様ではスペーシア・ギアやタント・ファンクロスが先行し、専用のフロントマスクやデカールワークなどの大まかな手法は共通しているが、デリカミニは加えて4WD車に大径タイヤを装備し、最低地上高増を図るとともに専用のサスチューニングも採用する。本格SUVには及ばないまでも性能面でも悪路対応力の向上を図っているのが魅力だ。
視点を変えるならeKスペースとルークスは1BOX型ミニバンやスモール2BOXなどの上級クラスの乗用車感を基調としたキャラや車格感を主キャラとしていた。つまり、軽乗用の売れセンのひとつでもある「カワイイ」路線に対応できていない。そこにeKクロス スペースからデリカミニへ、「立派なクルマ」から「カワイイ相棒」へとの方向転換だ。eKスペース/ルークスで最もキャラの立ったモデルとして誕生した。
新型もその図式は変わっていない。基本構造はeKスペースと姉妹車となる日産ルークスと共通。設計上の母型はeKスペースとルークスであり、デリカミニはバリエーションというスタンスだ。
もっとも、個人的な印象ではeKスペースとルークスがフロントマスクを中心に大幅なイメージチェンジを施した結果、デリカミニの顔と全体の雰囲気は従来型よりまとまりがよくなったように思えた。従来型の好調に影響を受けたと考えては深読みしすぎかもしれないが、eKスペース/ルークスも「立派なクルマ」路線から軽乗用の売れセンでもある親しみやすさと生活の相棒の側面を強化。母型はサイバー時代のカワイイといった印象がある。
キャラの方向性は従来型と共通だが、車載IT機能の拡充や生活やレジャーでの使いやすさや安心感の強化など、FMCの要点も姉妹車で共通している。走行関連のハードウェアやキャビン機能も従来型から改良が加えられているが、定型が確立されたカテゴリーでもあり、大きな変化はない。要するに完全なキープコンセプトで詳細を時代の進化分だけアップデートしたのが今回のFMCであり、デリカミニの魅力にかげりはない。
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