車のニュース
更新日:2018.11.25 / 掲載日:2015.07.09
【トヨタ】シエンタがフルモデルチェンジ2015【価格・装備・カラー】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」が12年ぶりにフルモデルチェンジを受け、7月9日に発売された。Active & Funをキーワードにしたデザインで、ガソリン車に加えてハイブリッドモデルも設定されている。ガソリン車のトランスミッションは全車CVTで駆動方式はFFと4WDの2種類。ハイブリッド車はFFとなる。価格帯は168万9709円(ガソリン/X“Vパッケージ”/7人乗り/FF)~232万9855円(ハイブリッド/G/6人乗り および 7人乗り/FF)。
トヨタ最小ミニバンとして2003年に誕生したシエンタは、今回、はじめてのフルモデルチェンジを受けた。「四角い箱型」というミニバンの概念にとらわれず、多様なライフスタイルに応えるActive & Funをキーワードに開発されており、2代目となる新型はトレッキングシューズをイメージしたデザインとなっている。
全長4235×全幅1695×全高1675(4WD車は1695)mmというコンパクトなボディサイズながら、低床フラットフロアとすることで3列目までゆとりのある室内空間を実現した。スライドドアの乗り込み高さは従来モデルより55mm低い330mm(FF車)、ドア開口幅は50mm拡大した665mmとなっており、乗降性も高められている。ワンタッチでスライドドアを開閉できるパワースライドドアも、エントリーグレードの「X“Vパッケージ”」を除く全車(「G」は両側、「X」は助手席側)に標準で装備する。
新たに設定されたハイブリッドモデルには、最高出力74ps/4800rpm、最大トルク11.3kg-m/3600~4400rpmを発生させる1.5L 直4 DOHCエンジンと最高出力61ps、最大トルク17.2kg-mを発生させるモーター、ニッケル水素バッテリーを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。JC08モードで27.2km/Lの低燃費を実現した。FF仕様のガソリン車には、アトキンソンサイクルなどの技術を応用した1.5L 直4 DOHCの新エンジンを搭載し、アイドリングストップ機能を標準装備することで、JC08モード燃費20.6km/Lとなっている。
安全装備としては、レーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせて周囲の状況を検知する先進の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車にオプションで設定。衝突回避・被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報システム、オートマチックハイビームをパッケージ化したもので、Toyota Safety Sense C搭載車には、信号待ちなどで先行車が発進したにもかかわらず停止し続けた場合、警告音とディスプレイ表示でドライバーに知らせる「先行車発進告知機能」も装備する。
ボディカラーは、新規開発色「エアーイエロー」のほか「グリーンマイカメタリック」、「レッドマイカメタリック」、「ブルーメタリック」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「シルバーメタリック」、「ブラックマイカ」、「ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン」の単色8色と、フロントグリルやバンパーなどにアクセントカラーを配置したフレックストーン5パターンの全13バリエーション。フレックストーンは「ブラックマイカ×ブルーメタリック」、「ホワイトパールクリスタルシャイン×ブラウンパール」、「エアーイエロー×ブルーメタリック」、「グリーンマイカメタリック×ブラウンパール」、「シルバーメタリック×ブルーメタリック」。インテリアは、オレンジのアクセントとサテンメッキ加飾、ピアノブラック加飾が施されている。
メーターのレイアウトは見やすく、ドライバーの視線移動も少ないタイプ。機能的でセンス良くまとめられている印象。
低床フラットフロアなどでスペース効率を追求し、室内はゆとりの空間となっている。開口幅が拡大されたスライドドアは使い勝手も抜群。
JC08モードで27.2km/Lの低燃費を誇るハイブリッドモデルは、ドライブフィーリングも自然で洗練されている。