カーライフ・ドライブを楽しむ
更新日:2025.08.07 / 掲載日:2025.08.07

暑さを吹き飛ばせ! 心と身体のクールダウンをしませんか 夏の「涼」を求めて 〜前半〜

〜口福の週末ドライブ〜

ここ数年は“猛暑日”なんて言葉が当たり前のように使われている。
8月に休暇を取る人も多いなか、暑さがお出かけを阻害する要因にもなっている。
そんなときは“涼しさ”を求めて出かけてみてはどうだろうか?
高原や山、森や滝、海や湖といった水辺……など、
私たちの周りには少しクルマに乗って足を延ばせば、いろいろな選択肢がある。
さらに出かけた先で、涼しさを感じられる蕎麦や、かき氷といったグルメを食せば、
暑い夏に負けない爽やかな笑みがこぼれること間違いなしだ!

(掲載されている内容はグー本誌 2025年8月発売号掲載の内容です)

取材協力:箱根ホテル

夏の“涼”を感じられる場所やグルメといえば……

暑さを忘れられる涼感スポットは意外と多い

 暑い日が続くなか、“涼”を感じられる場所ってどこ? と考えてみると、自然豊かな日本には色々な場所が存在することに気付かされる。まず代表とも言えるのが、「高原」。避暑地として人気の蓼科や軽井沢といった場所も標高が高いため、夏場は気温が低く、過ごしやすいことで有名だ。次にオススメしたいのが、「渓流」や「滝」といったマイナスイオンがたっぷり発生している場所。近くに行くとその差は歴然。一気に5度くらいは体感温度下がったような感覚になる。水しぶきや澄んだ清流がより涼しさを演出してくれる。
 そして、食事も大事。冷たい蕎麦やうどんといった、ひんやりグルメを目的にすれば、より涼しさを楽しめるドライブになること請け合いだ。

湖は山間部に多く、湖畔を吹く風が心地よい。カヌーなどのアクティビティも周囲が森林に囲まれ、水も近く、涼しさを感じられる。森では静かに森林浴を楽しむのもよいし、散策して澄んだ空気を感じるのもいい。

“涼”を感じられる場所 高原
一般的に標高600m以上の場所を指し、標高が高いため、必然的に夏場でも気温が低くなる。夏場でも半袖だと肌寒い場所もあるくらいだ。長野県の霧ヶ峰高原や上高地、群馬県の玉原高原、栃木県の那須高原など、有名なスポットも多い。当然、自然も豊かで高原ならではの植物や生態系なども見られる。避暑地として一番“涼”を感じられる場所だ。
“涼”を感じられる場所 渓流
本特集でも次頁以降で紹介するが、木々に囲まれた渓流は“涼”を感じるのにうってつけの場所だ。水の流れの近くに行けば、明らかに体感温度が下がったことを感じられる。さらに滝があったりする場合、マイナスインも豊富で、より涼しくなるのがわかるだろう。自然豊かな場所が多くなるので、事前に虫よけをしていくのがよい。
“涼”を感じられる場所 海辺
夏の海辺は日なたにいると正直、相当暑い。これは間違いない……というわけで、日陰に入ることが前提となる。そのうえで海からの風や波音を感じてみてほしい。ちょっとした涼しさを感じられるはずだ。特に朝や夕暮れどきは景色の眺めもよく、より爽やかな時間帯になる。足だけでも海に入ると気持ちいいのでオススメだ。

写真:渡部祥勝

Case.1 夫婦で行く【箱根編】

夏の暑さを避けるべく身近な避暑地の箱根へ、心が落ち着く「涼」を探す大人の週末ドライブ

取材協力:箱根ホテル

目で見る、食べて感じる 涼しさを求めて箱根へ
「毎日暑いし、週末はどこか涼しげな場所に行って、美味しいものでも食べようよ」という提案がめずらしく妻からあった。聞けば、少々夏バテ気味だという。たしかに連日のように猛暑が続いている。「よしっ。少し遠出をしてみるか!」そんな想いを胸に都内を少し早めに出発して、箱根方面へとクルマを走らせた。愛車のアルファードはPHEVで大きなボディの割に燃費もよく、高速道路もゆとりを持って優雅に走れる。
 最初の目的地「箱根神社」には9時すぎに到着。最近では外国人観光客が多いという噂を聞き、ちょっと早めに訪れたのだ。境内へ続く参道は、茂った樹木のおかげで、日が射すことも少なく、どこかひんやりとした空気で心地がよい。神社でのお参りを済ませ、芦ノ湖湖畔を散歩した。標高約720mにある湖とあって、時おり吹く風もどこか爽やかだ。「やっぱり都内より涼しくていいね」と妻もうれしそうだった。
 少し休憩をしようと、近くの箱根ホテルへ立ち寄り。訪れた日には叶わなかったが、運がよければ芦ノ湖越しに富士山を見ることができる絶好のロケーションが魅力だ。ガーデンテラスのベンチで、芦ノ湖を間近に眺める贅沢な時間を過ごして、楽しみにしている昼食へと向かった。

[トヨタ]アルファード

言わずと知れたトヨタの最上級ミニバン。試乗したのはPHEV エグゼクティブラウンジ。ゆとりある贅沢な室内空間に加え、EV走行とエンジン走行の組み合わせでWLTCモード燃費は16.7㎞/ℓと良好だ。
新車価格:510.0~1065.0万円 中古車価格帯:569.1〜1013.0万円

2.5ℓプラグインハイブリッドで余裕のある静粛な走りを実現。サスペンションの性能が高く、しなやかに振動を吸収するので移動が快適。
ボディは大きいが見切りがよく、女性でも割と扱いやすい。
奥様や恋人をエスコートしてもカッコがつく様はさすが。荷物が多くてもスライドドアで実用性が高い。
洗練されたスマートな外観からは気品も感じられる。

箱根の山を吹き抜ける風と絶品蕎麦が涼しさを運ぶ

「景色のいい場所で、冷たい蕎麦を食べよう」と、前日に密かに決めて調べていたのが『見晴茶屋 兎月』。素材にこだわった蕎麦とボリュームのある揚げたての天ぷらで人気の店だ。厳選して仕入れた最良の蕎麦粉で打たれた蕎麦は絶品。落ち着いた雰囲気の店内で、ゆったり味わえるのもうれしい。高台に店があり、山間を吹き抜ける風も爽快。まさに〝涼〟を感じるグルメを堪能した。
 食事のあとは、クルマを走らせ湯河原方面へ。以前から気になっていた「万葉公園 湯河原惣湯」へ足を運んだ。2021年に全面リニューアルされた公園には、箱根大観山が源流の美しい千歳川が流れ、川沿いの散策路にあるテラスで、のんびりとした時間を過ごせる。水辺で森林浴も楽しめて、相当な涼しさを感じられるので言うことなし! 日帰り温泉施設もあるため、ぜひ再訪したい。

見晴茶屋 兎月

産地の異なる2種類の蕎麦が味わえる
店名のとおり、見晴らしのよい高台に店舗を構える兎月では、日本各地の蕎麦の名産地から、そのときに最良の蕎麦粉を厳選して仕入れ、天候や粉に合わせて毎日手打ちした蕎麦を出している。取材当日は、北海道と鹿児島が産地の蕎麦が提供され、風味やコシの強さなどの違いを楽しめた。キリッと締まり、のど越しのいい冷たい蕎麦を食べれば、夏の暑さも和らぐ。季節の天ぷらと組み合わせた“天喜 満月”がオススメだ。
Data 住:神奈川県足柄下郡箱根町畑宿字山根392 ☎0460-83-9357
営:11:00~15:00(蕎麦がなくなり次第終了) 休:月曜日、その他不定休日有

サクッと揚がった天ぷらと産地の異なる2種の蕎麦が味わえる天喜。炭を含んだ岩塩で蕎麦を食べると蕎麦自体の味をより強く感じられる。
旧東海道にあたる県道732号沿いにあり、店からは箱根の山々と小田原市街が見渡せる。店の前に7台分の駐車スペースがある。

体感的に涼しさを感じられる場所も楽しむ

万葉公園 湯河原惣湯

2021年に全面リニューアルされた万葉公園は、豊かな自然と洗練された施設が融合した素敵なスポット。川を流れる水の音や森林浴をゆったりと楽しめて、暑い夏に心と体をリラックスするのにピッタリだ。

Data 住:玄関テラス 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566 (万葉公園内)☎0465-43-7830
惣湯テラス 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上704(万葉公園内)☎0465-43-8105

箱根神社

もともとは数多の武将が訪れる心願成就、勝負の神として名を馳せ、“関東総鎮守 箱根権現”と崇敬されてきた箱根神社。近年はパワースポットとしても人気で多くの人が訪れる。

Data 住:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80-1 ☎0460-83-7123 営:8:15〜17:00(お札所・御神印の受付時間)

神社へと向かう参道は、木々に覆われ、木陰となっているため涼しく感じる。どこか厳かな雰囲気も暑さを忘れさせる。

箱根を代表するスポットの芦ノ湖。風が気持ちいい湖畔を散策するのも暑さを避けるひとつの方法。

写真:中島仁菜

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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