中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.19 / 掲載日:2012.03.16

日産 セレナ 中古車購入チェックポイント

  • 日産 セレナ(2010年~) 中古車購入チェックポイント

    日産 セレナ

    DBA-FC26
    参考車両:ハイウェイスター 2WD
    初年度登録:2010年12月

  • 日産 セレナ

■全体のチェックポイント

2010年11月に発売した4代目(C26型)。参考車両は、まだ1年くらいしか経っていない「ハイウェイスター」で、メーカーオプションも付いている。新車販売数と比例して中古車はハイウェイスターが最も多く、カスタムカー「ライダー」もけっこう多い。現車を見る時は、まず仕様グレードと装備を確認。外装と内装をしっかりチェックし、必ずエンジンやトランスミッションなど走行機能の状態を確かめよう。修理歴や事故歴がないか、走行関係に不具合などがないかも販売店に念を押す。参考車両のように、まだ新しいのに中古車として売りに出ている場合は、走行距離や車両価格とのつりあいも考え合わせて、理由を聞いてみよう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    日産 セレナ(正面)

  • 1.車両の雰囲気から探る

    まず、車両の様子を観察しよう。車体全体を見ながら外装や塗装の状態などに違和感や不自然に見える部分などがないかチェック。車体の傾きにも注意。
    前面は、バンパー/グリル/ヘッドライト/フェンダー/ボンネットなどのバランスをチェック。前面は左右対称になっていることもポイントだ。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換の疑い)は、その側の車体部を修理している可能性もある。ナンバープレートの傷や変形、修正跡なども、車体部の修理を疑ってみる。バンパーの角や下部の破損などにも注意しよう。

  • 2.後部のチェックポイント

    日産 セレナ(後部)

  • 2.後部のチェックポイント

    前面と同様に、バンパー/テールゲート(バックドア)/フェンダー/コンビネーションランプなどのバランスをチェック。後部ナンバープレートは、封印の傷(封印を剥がしてプレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測するヒントになる。
    テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間が狂っている箇所があれば、その部分の車体部を修理していると考えられるので、詳しく調べてみよう。

  • 3. 隙間の幅と色調を比べる

    日産 セレナ(隙間の幅と色調を比べる)

  • 3. 隙間の幅と色調を比べる

    外装の立て付けを見る時は、例えば車体前部側面では、フェンダー、ヘッドライト、ボンネット、ドア、ピラー(フロントウインドウ部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなければ、ダメージを負ってずれているか、修理あるいは交換してずれた可能性がある。
    隙間を境に、隣り合っているパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、色調が微妙に違って見えることがある。

  • 4.角度を変えると見える

    日産 セレナ(角度を変えると見える)

  • 4.角度を変えると見える

    外装は、見る角度を変えながらチェックすれば、プレスラインのずれや崩れ、立て付けの微妙な狂いなども判断しやすい。表面を斜め方向から透かして見るようにすれば、えくぼとも呼ぶ小さな凹み、見落としがちな浅くて広い凹み、あるいは波打ち(しわ)なども確認できる。しわが寄っているのは、ダメージ痕か板金修理跡だ。部分的に色艶が違っていたり、肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 5.整備状態を確かめる

    日産 セレナ(エンジンルーム)

  • 5.整備状態を確かめる

    定期点検整備記録と突き合わせて、エンジンルーム内をチェック。オイル滲みや汚れ(漏れの兆候)などにも注意。ブレーキオイルや消耗部品の状態など、少なくとも見える範囲の日常点検項目くらいは点検したいが、詳しい整備状況は販売店スタッフに聞いて確認しよう。
    新しい部品が付いていれば、消耗部品か、不具合が起きたか、それとも事故などでダメージを負ったのか探ってみる。

6.車体内側の鉄板部を確認

左右フェンダー側や室内側のパネル、フレーム、メンバー(補強部材)など、エンジンルームを囲っている鉄板を調べよう。カバーや機器類などがあって見づらい部分もあるが、歪みや修理/交換跡などがないかチェック。ダメージを負うと走行機能に支障が生じる重要な部分を修理している車両は、修復歴車であることを明示しているはずだが、販売店にも聞いて念を押す。

  • 7.ボンネットの裏もチェック

    日産 セレナ(ボンネット裏)

  • 7.ボンネットの裏もチェック

    外面チェックしたら、裏面側に修理跡がないかも調べよう。特に前部(前側)を慎重にチェック。縁のシーラーの状態にも注意。
    外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジもチェック。ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷も考えられるが、車体部を修理/交換している可能性があると見立てて、車体前部一帯を慎重にチェックする必要がある。

8.前部の必須チェックポイント

エンジンルームの前部にある、車体の左右に繋がっているラジエターコアサポートは、車体に大きな衝撃を受けると影響が及びやすい。修正修理や交換の形跡がないか調べよう。左右フェンダー側との接続部周辺。ラジエターやボンネットキャッチ(ロック金具)、ヘッドライトなど関連部品の状態。バンパーやフェンダーなど、周辺も含めて慎重にチェックしよう。

  • 日産 セレナ(ラジエターコアサポート)

  • 日産 ティーダ( 前部の必須チェック2)

9.取り付け状態を調べる

フロントフェンダーは、錆や腐食、修理跡がないかチェック。固定ネジを回した形跡がないかもチェック。ネジはフロントドアのピラー(柱)部にもある。フェンダーを支えているブラケット(台座金具)の状態にも注意。
フロントフェンダーは、重要な車体補強部材とはなっていないので、傷や凹みなど外傷を修理しても修復歴にはならないが、大きな衝撃を受けて修理/交換していれば、車体内側の骨格部にダメージが及んでいないか調べる必要がある。

  • 日産 セレナ(フロントフェンダー)

  • 日産 セレナ(フロントフェンダー)

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    日産 セレナ(ホイールアーチ)

  • 10.縁と奥も覗いてチェック

    フェンダーは、ホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)に損傷を負うことも多い。傷や凹み、修理跡がないか。フェンダーに歪みがないかチェック。鉄板を内側に折り込んでいる部分に修理/交換跡がないかチェック。さらに奥を覗いて、タイヤハウス内の状態も確認。内側にある泥よけカバーの状態にも注意。
    ハイウェイスターは、下部に装着しているサイドシルプロテクターの状態に注意しよう。

  • 11.周辺も調べて判断する

    日産 セレナ(ドアヒンジ)

  • 11.周辺も調べて判断する

    ドアは、大きなダメージを負うと、外して修理することもあり、交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、ドアの立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけではドアを修理/交換していると決めつけるわけにはいかない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺にダメージや修理跡などがないか調べて判断する必要がある。

12.リアフェンダーを調べる

損傷や修理跡の有無をチェックし、リアバンパーやスライドドア、サイドシルプロテクターなど、関連部の状態もチェック。スライドドアを開けて、開口部に修理/交換跡がないかも確認。
車体右側は、フューエルリッドを開けて、内部にマスキング跡や修理跡がないか調べる。リッド表面とフェンダーの色調にも注意。

  • 日産 セレナ(リアバンパー)

  • 日産 セレナ(フューエルリッド)

  • 13.下側に要注意ポイント

    日産 セレナ(ステップ)

  • 13.下側に要注意ポイント

    車体側面は、サイドシルプロテクターに傷や破損などがないかチェックし、取り付け状態を確認。
    必ず床下側を覗いて、サイドシル(車体の梁)に損傷や腐食、修理/交換跡などがないかチェック。特に、下に突き出ている部分の状態に注意。ドアを開けて、ステップ部(サイドシルの上側)、ピラー、フロアパネルなども調べよう。

  • 日産 セレナ(サイドシルプロテクター)

  • 日産 セレナ(ステップ)

  • 日産 セレナ(サイドシル)

  • 14.スライドドアのチェック

    日産 セレナ(スライドドア)

  • 14.スライドドアのチェック

    ドアハンドルや運転席スイッチ、リモコンなどで解錠・施錠を試してみる。ドアを開閉して、スライド動作をチェック。スライドの動きが鈍い、引っかかりがあるなどの症状に注意。半ドア状態から自動的に閉まるオートクロージャーの作動もチェックしよう。

15. 金具類も細かくチェック

損傷や修理跡がないかチェックし、立て付けを調べる。ピラーとの合わせ部分にも注意。基本的にはフロントドアと同様だが、スライドドアを支えているローラーブラケットのほかに、レール(開口部の上下と車体後部側面にある溝金具)も慎重にチェック。各部のネジの脱着や金具類の交換の形跡などにも注意しよう。

  • 日産 セレナ(ローラーブラケット)

  • 日産 セレナ(レール)

  • 日産 セレナ(ローラーブラケット)

16.テールゲートのチェック

解錠・施錠の具合をまずチェック。テールゲートを開閉して、スムーズに上げ下げできるか、上げた状態でしっかり止まっているかチェック。テールゲートを支えているダンパーロッドの曲がりや破損にも注意。
閉める時にカチッと収まらない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもあるので要注意。テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。取り付けネジもチェック。ヒンジおよびルーフ側のヒンジ固定部周辺に歪みや修理跡などがないかも調べよう。

  • 日産 セレナ(テールゲート)

  • 日産 セレナ(テールゲート ヒンジ)

17.鉄板の接合部を調べる

テールゲート開口部には、鉄板の接合部がある。修理/交換の形跡がないか、溶接やシーラー、塗装の状態をチェック。コンビネーションランプやバンパーなどの状態にも注意しよう。
後方から強い衝撃を受けると、広範囲に波及することもある。フェンダーやピラー、ルーフ、キャビン(室内)など、関連部も含めて慎重にチェックしたい。

  • 日産 セレナ(鉄板接合部)

  • 日産 セレナ(鉄板接合部)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    日産 セレナ(タイヤとホイール)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    タイヤは、残り溝の深さを点検し、傷や異物の刺さり、ひび割れなどがないかも確認。
    接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗が起きていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、あるいは車体が歪んでいるのか確かめる必要がある。
    ホイールは、傷や破損などがないかチェック。リム(タイヤと接している外周部)に傷や曲がりがないか確認。アルミホイールは、事故などによる過度な衝撃で生じる変形や割れなどにも注意。

  • 19.床下を覗いてチェック

    日産 セレナ(床下)

  • 19.床下を覗いてチェック

    床のパネルやフレーム、メンバー(補強部材)などの鉄板部。マフラーやサスペンション、ブラケットなど、部品や金具類も、損傷、曲がり、歪み、修理/交換の形跡などがないかチェック。前後バンパーの裏側奥や左右サイドシルの奥も覗いてチェックしよう。
    油脂汚れ(オイルやグリスなどの漏れ)、樹脂やゴム部品の割れなどにも注意。錆が発生していれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態に注意しよう。

  • 20.不具合の兆候を探る

    日産 セレナ(エンジンをかける)

  • 20.不具合の兆候を探る

    エンジンをかけてもらい、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。できれば自分でエンジンをかけて、プッシュエンジンスターターの具合や始動時に点灯する表示/警告灯類にも注意したい。
    始動困難、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えている。
    異常を判断するのは難しい部分もあるので、エンジンの現状は販売店に聞こう。

  • 21.装備機器の機能を確認

    日産 セレナ(装備機器)

  • 21.装備機器の機能を確認

    ウインカーやヘッドライト、ブレーキなど保安装置。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯など、基本的な部分をチェック。エアコンは冷房・暖房とも効き具合を確認。リモコンキーによる各部動作も試してみる。とりあえずわかるところだけでもチェックし、あとは販売店で点検してもらおう。
    参考車両は、オプションのカーナビ(オーディオ、エンターテイメントシステム、ステアリングスイッチ、その他を含む)が付いている。仕様グレードによって異なる装備や追加装備の有無は、販売店で事前に確かめておこう。

  • 日産 セレナ(装備機器)

  • 日産 セレナ(装備機器)

  • 日産 セレナ(装備機器)

  • 22.走行機構全体の状態を確認

    日産 セレナ(シフトゲート)

  • 22.走行機構全体の状態を確認

    CVTは、エンジンをかけてブレーキを踏んだままセレクトレバーを操作して、各ポジションにスムーズに切り替えできるかどうかチェック。できれば試乗して、走行中のオートマチック動作を確認したい。とはいっても、異常や不具合を判断するのは難しい。車両の購入を決めるなら、エンジンとCVTの協調制御やアイドリングストップシステムのほか、車両制御機構VDC/TCS、ヒルスタートアシスト、ブレーキ、サスペンションなど、走りに関わる部分は販売店で点検・整備してもらうようにしよう。

23.隅まで細かくチェック

室内は、シートや内装材などに汚れや染み、傷、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、2列目席、3列目席、ラゲッジスペースまで念入りに調べよう。フロアや天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは内部も確認。エアコンの吹き出し口やボックスの蓋などは、可動部の破損にも注意。できれば、シートアレンジを試しつつ、シート下や床の隅の状態も見ておきたい。

  • 日産 セレナ(室内)

  • 日産 セレナ(室内)

■車両の情報をチェック

  • 日産 セレナ(書類)

    備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
    現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容も見ておこう。

  • 日産 セレナ(書類)

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差”があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角の線)やモール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2010年11月にフルモデルチェンジして4代目となったセレナ。新型2LエンジンにCVTを組み合わせて、アイドリングストップシステムを新設定。外観は、前後ドアウインドウに段差があるシュプールラインなど全体のイメージは先代モデルを踏襲しているが、フロントグリルとヘッドライトの形状が変わり、空気抵抗を低減したフロントバンパーやクリアレンズ風リアコンビネーションランプなどが特徴。室内を拡大して室内長が従来型より30cm長くなり、14通り以上のシートアレンジ、大容量ラゲッジアンダーボックス、ワンタッチオートスライドドアなどで使い勝手を向上している。

●仕様グレードは、「20S」「20X」「20G」「ハイウェイスター」の4タイプ。全グレードとも2WD(FF前輪駆動)と4WDがある。20S以外はアイドリングストップシステムを標準装備している。

マニュアルレベライザー付ハロゲンヘッドランプ、オートライトシステム、フルオートエアコン+リアクーラー、両側スライドドアオートクロージャー、セカンドシート左右ロールサンシェード、オーディオレス・4スピーカーなどは全車標準装備。アイドリングストップ装備車は、横滑り軽減機構VDCとヒルスタートアシストを装備。4WD車は、フルオートデュアルエアコン、ヒーター付ドアミラーなどを標準装備。
「20S」は、ウレタン3本スポークステアリング、リモコンエントリーシステム、スエード調トリコットブラックシート地、フルカバー15インチスチールホイールなどが標準装備のベーシックタイプ。

「20X」は、20Sにアイドリングストップシステムを組み込んだスタンダードタイプ。パーソナルテーブルや助手席側ワンタッチオートスライドドアを追加している。

「20G」は、上級タイプ。ハロゲンフォグランプ、サイドターンランプ内蔵ドアミラー、本革巻3本スポークステアリング、ステアリングスイッチ、プッシュエンジンスターター、インテリジェントキー、イモビライザー、15インチアルミホイールなどを装備し、20G用として、プラズマクラスターフルオートエアコン、木目調インテリアトリム、ベロア/スエード・グレーシート地、両側ワンタッチオートスライドドア、バックドアオートクロージャーなどが標準装備に加わる。

「ハイウェイスター」は、専用のフロントグリル、前後エアロバンパー、サイドシルプロテクター、エンブレム、サスペンション、ジャカード織物/トリコット・ブラックシート地を装備したスポーティタイプ。フォグランプ、サイドターンランプ内蔵ドアミラー、本革巻3本スポークステアリング、インテリジェントキー、プッシュエンジンスターター、イモビライザーなどは20Gと共通。2WDは16インチアルミホイール、4WDは15インチアルミホイールが標準装備。

オーテックが製作する「ライダー」は、20Xをベースにハイウェイスターとほぼ同じ装備を追加し、専用装備(フロントバンパー&グリルリアバンパー、クリアLEDハイマウントストップランプ、スポーツマフラー、16インチ光輝アルミホイール・2WD車、15インチアルミホイール・4WD車、スエード調モケット/トリコットシート地、シルバーカーボン調トリムなど)でカスタムカーに仕立てている。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード型式シフト駆動
20SDBA-C26CVTFF
DBA-NC26CVT4WD
20XDBA-C26CVTFF
DBA-NC26CVT4WD
ハイウェイスターDBA-FC26CVTFF
DBA-FNC26CVT4WD
20GDBA-C26CVTFF
DBA-NC26CVT4WD
ライダーDBA-C26CVTFF
DBA-NC26CVT4WD

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グーネットマガジン編集部

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