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更新日:2024.09.26 / 掲載日:2024.09.26
ロールス・ロイス「ファントムIII」 出演作「007/ゴールドフィンガー」60周年を祝う
ロールス・ロイス・モーター・カーズは現地時間の9月17日、1964年に公開されたジェームズ・ボンドの象徴的な映画「007/ゴールドフィンガー」の60周年を祝った。

ロールス・ロイスは、ジェームズ・ボンド・シリーズ史を通じて数多くの作品に登場してきた。その中でも「007/ゴールドフィンガー」は、1937年型のロールス・ロイス「ファントムIII セダンカ・ド・ヴィル」が金の密輸に使用され、最も記憶に残る印象的な役割を果たしたとしている。

この映画では、悪役オーリック・ゴールドフィンガーが、手下のオッドジョブの運転する「ファントムIII」でヨーロッパ中を駆け巡る。2トンの18金で作られたこの車でイギリスから大陸を横断し、難所のフルカ峠を越え、金をスイスに密輸。
オーリック・エンタープライズに無事到着した彼は、アルプスの製錬工場でロールス・ロイスを分解し、ボディパネルを溶かして金の延べ棒を作る。オリジナルの車体と交換して再びこの車をイギリスに運び戻すという不正な渡航を繰り返す。

ファントムIIIは、ロールス・ロイス初のV12エンジンを搭載。7.3リッターエンジンから165hpを出力し、前身である120hpのファントムIIと比べて37.5%のパワー向上を実現。また、創設者ヘンリー・ロイスが1933年に亡くなる前に自ら開発した最後のモデルでもあり、ロールス・ロイス史における特別な存在となっている。
ロールス・ロイス 公式HP:
https://www.rolls-roycemotorcars.com/ja_JP/home.html
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