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更新日:2018.10.30 / 掲載日:2014.12.05
ホンダ レジェンド 新車紹介
ホンダ レジェンド 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表/平成26年11月10日
ホンダ・お客様相談センター
0120-112010
文●森野恭行 写真●本田技研工業
■先進のハイブリッドを搭載してホンダのフラッグシップが復活
平成24年に4代目レジェンドが消えてから、空席のままになっていたホンダのフラッグシップ。平成25年春に、北米版の「アキュラRLX」が登場してからも鳴りを潜めていたのは、スポーツハイブリッドSH-AWD車の完成を待っていたからだ。「RLX」は相変わらずFF+プレシジョン4WSのモデルが主となるはずだが、日本のレジェンドは先進のハイブリッド4駆1本で勝負をする。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野恭行
まず目を引くのは、存在感や重厚イメージを高めたボディスタイル。ホイールベースを50mm、全幅を45mm、全高を25mm拡大するなど、ボディはより大型化したが、寸法以上に堂々として見えるというのが実感だ。最新アキュラモデルの象徴であるメッキ5角形グリルや、新採用のジュエルアイLEDヘッドライトも華を添えている。
また、フラッグシップセダンらしい広さや豪華さを進化させたキャビンも新型の自慢。だが、それ以上に注目を集めるのは、やはり駆動メカだ。
先代レジェンドは、前後に加えて後輪左右の駆動力配分も可変制御することで、旋回能力を高めるSH(スーパーハンドリング)AWDを搭載していたが、新型ではそのシステムの電動化を行ったのだ。メリットは計り知れないほど。3つのモーターを使う電動化により制御の範囲や能力を大幅に高めるだけでなく、モーターを活用したアシストやEV走行も可能になった。ちなみに、エンジンは314馬力/37.8kg mの直噴3.5L V6で、モーターを合算したシステム出力は382馬力に達する。ミッションはモーター内蔵の7速DCTだ。
ハイブリッドのイメージはエコだが、新型レジェンドには圧倒的な加速と冴えたハンドリングという武器もある。高級車界の風雲児となりそうだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
シンメトリーデザインのコックピットは、高級車ならではの落ち着きや上質感だけでなく、スポーティさ昂ぶりも表現する。オーディオは車載初の「KRELL(クレル)」を採用。
上質な風合いの本革シートを標準装備。先代と比べてキャビンは広く、くつろぎ度は飛躍的に高まった。7速DCTのセレクターは近年のフェラーリのようなボタン式だ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
前に1つ、後ろに2つのモーターを搭載するスポーツハイブリッドSH-AWDが、新型の技術の目玉。高度な操縦安定性を実現!
宝石のように輝くジュエルアイLEDヘッドライトを採用。アクセサリーランプはブルーに点灯する。
4995×1890×1480mmのスリーサイズを持つ堂々としたボディ。19インチタイヤを履く足元のたくましさも印象的だ。日本での標的はレクサスGSやフーガ、BMW 5シリーズなどに定める。
ホンダ レジェンド(7速DCT)
全長×全幅×全高 | 4995×1890×1480mm |
---|---|
ホイールベース | 2850mm |
トレッド前後 | 1630mm |
車両重量 | 1980kg |
エンジン | V6 SOHC+モーター |
総排気量 | 3471cc |
エンジン最高出力 | 314ps/6500rpm |
エンジン最大トルク | 37.8kg m/4700rpm |
モーター最高出力 | (前)48ps+(後)37ps/一基当り |
モーター最大トルク | (前)15.1kg m+(後)7.4kg m/一基当り |
JC08モード燃費 | 16.8km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 245/40R19 |