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更新日:2024.07.11 / 掲載日:2024.07.11
スバル 謎の新型モデルの正体は…!? 「プロジェクト・ミッドナイト」お披露目

漆黒に包まれた謎のマシンが、ついにヴェールを脱いだ!スバルの米国部門は現地時間の7月9日、スポーツセダン「WRX」をベースとした新型マシン「プロジェクト・ミッドナイト」を発表した。同モデルの実車は、7月11日~14日にイギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2024」にて披露される。


「プロジェクト・ミッドナイト」は、2020年発表のビデオシリーズ「Gymkhana 2020(ジムカーナ 2020)」に登場して230フィートのジャンプなど驚異的なスタントを見せた2020年型WRX STIベースのジムカーナカー「Airslayer(エアスレイヤー)」の成功を受けて開発されたモデル。7月1日にティザー写真が公開されていた。
スバル 謎の新型マシン「プロジェクト・ミッドナイト」現る!? 英グッドウッドで初公開へ >>
現行型WRXをベースに、ターマック(舗装路)でのスピードに特化したモデルを作り、それをスバル・モータースポーツUSAのトップドライバーであるスコット・スピード選手が操縦したら…というアイデアがプロジェクト・ミッドナイトの開発に繋がった。

同モデルは圧倒的な速さを追求し、超ワイドと呼べるエアロダイナミクス・ボディワークと巨大なリアウィングが特徴。さらにカーボンファイバー製ボディや大幅に軽量化されたシャシーにより、通常のWRXよりも1000ポンド(約453kg)もの軽量化を実現。なお、前述のエアスレイヤーと比べても300ポンド(約136kg)軽くなっているという。

エンジンはターボチャージャーとインタークーラーを搭載した2.0L水平対向4気筒エンジンで、最高出力670馬力、最大トルク680lb-ftを発生する。このほか、ターマック専用サスペンション、18×11インチのOZレーシング・スーパーツーリズモLMPマグネシウム・ホイールと280/650R18ヨコハマADVANスリックタイヤを採用した。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2024にて同モデルを操縦するスコット・スピード選手は「走らせてみると、明らかにラリークロスをルーツとしているが、幅広のタイヤ、トラック、ジオメトリーにより、非常にユニークなフィーリングと驚異的なグリップを実現している。半分RX、半分スポーツカーという究極のドライビング・マシンで、運転するのが本当に楽しい」と語っている。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 公式HP(英語):
https://www.goodwood.com/motorsport/festival-of-speed/
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