故障・修理
更新日:2020.08.31 / 掲載日:2020.08.31
車が動くには電気が必要なのだ!再生公道復帰プロジェクト後編
CR-Xはエンジン始動さえしてしまえば、積み替えられたエンジンは快調なのだが、セルを回すのが大変。新品バッテリーでは回らず、ダブルブースターでようやくキュルルと力なく回る。色々検証し始めたが、セルモーターが瀕死状態であることがなんとなくわかってきた。が、色々パーツ注文するもこちらも入荷の連絡はなく、へたへたのシートを外してみたら…。
REXちゃんにかかりきりだったが、ちゃんとCR-Xも構ってあげてます! こちらはエンジンかかるので、割と早く解決できるだろうと思っていたところに朗報で「EF用の未使用ストリートダンパーあるけど欲しい?」と知り合いから連絡。まだ動きもしないのに脳内でシャープに走る姿を妄想して「欲しい! 欲しい!」で貰いに行ったら、なんと! オーリンズの新品でありました! スプリングはノーマルを使うように作られていて、Cリングでロワシートの位置決めをしてあるもの。多分いくらか車高も下がってカッコいいんじゃないかと妄想ばかり膨らんで早く動かしたい衝動に。ドタバタと始動不良の原因を追求し始めたのだが、キースイッチをSTART位置にしてセルモーターの電磁スイッチが動くとカチカチと作動音は軽快。だが回転はしてくれない。配線を追いかけて、モーター本体へはバッテリーから直で接続されているので、その部分を緩めたり締めたりしてみたが症状は変わらない。新品セルモーターは高額なので、リビルドパーツを使いたいのだが、これも果たして出てくるのかどうかで発注。年末年始を経過して、未だに連絡なしという状態。最悪セルフリビルドしかないのだろうか。というわけで足回りに関わるブレーキ(これも固着)周りはパーツを確認して、色々発注。製廃がここにもありそうな気配。EF8とEF7はブレーキサイズが違うので、最悪スポーツマシンとして現役のEF8関係を移植してアップグレード化はできる。車内はこちらもカビ臭盛りだくさん(>_<)なので、清掃しようと考えたが、それ以前にグタグタのシートをなんとかしないと乗る気にもならないので取り外してみたら、いたるところが獣毛だらけ。いわゆる犬のロン毛である。これが掃除機ではまったく歯が立たず、全開でブラシ吸引しても取れるのはほんのわずか。正直車内はゴミ箱以下! 100均で購入した毛玉取りのようなゴムブラシを併用して清掃していくことに。外したシートは写真の通りで、ウレタンが飛び出し、座面グタグタという状況。修復して再使用をと思っているが、スポーツ系のEF8は大抵バケットに交換しているであろうことから、もしかするとノーマルがあるかもしれないという淡い期待でショップにお尋ね中なのだ。
エンジンルームの一番奥にセルモーター
セルモーターはミッション接合部の上でフライホイールと噛み合う。バッテリー直の12Vラインをブースターで繋いでも動き変わらず。
新品未使用オーリンズ入手!
知り合いからEF用の未使用ダンパーがあるけど。と連絡ありで、受け取ってみたらオーリンズのノーマルバネ仕様で錆もない状態!
ゴミだらけ!
ゴミ箱状態の車内はカビ臭かなり酷く、清掃を兼ねてシートを取り外してみたら、さらにゴミ箱状態で小銭ジャラジャラとか!
ロン毛獣毛!
フロアマットはクッション性があるので、それに絡みついた獣毛はブラシでも取れないほど。どうやって純正マットを生かすか悩む。
さらにロン毛獣毛!
パンチカーペットの内装に絡んだ獣毛は掃除機で吸えないばかりか、カーペットの下まで潜り込んでいる可能性が大と思われる。
果てしなくロン毛獣毛!
かなり掃除機でこするように吸引してもこのありさま。ペット用のブラシで削るように取らないとどうにもラチがあかない。
どうにもならないパッドのやれ
外したシートはみずぼらしい状態で色々カバーされている。日焼けがかなり進んでいるので、カバーを外せばなんとか……
ペットパッドでアンコ増し
座面パッドを外すと奥にペット用オムツが充填?されてアンコ増しされている。この意図はなんだったのか。日焼け跡がすごい。
ウレタン削れて行方不明
カバーを全部外すと、思っていたよりも綺麗だが、乗り込み側のウレタンは露出して欠損、鉄のフレームが露出してしまっている。
ほつれ大!
シートを倒すために使う肩の部分は手がよくかかるのだろう。動きに合わせたように縫い目からパックリとほつれ穴が空いている。
自力補修痕多数あり!
サイドサポートは表皮が破れたあたりから自力補修で生地が何枚も縫い付けられていた。再生の場合は専門業者に教えを乞うか…。