故障・修理
更新日:2026.05.11 / 掲載日:2020.05.23

バックカメラの配線を自分で取り付ける方法|失敗しない接続手順

車の後方を確認でき、バックや駐車時に役立つバックカメラですが、いざ取り付けようとすると「配線の色が何を意味するのかわからない」「どこに接続すればいいのかわからない」と悩む人もいるのではないでしょうか。この記事では、バックカメラの配線について、色や本数、それぞれの役割や具体的な接続方法を解説します。

1.バックカメラの取り付けは自分でできる?

バックカメラの取り付けは、適切な知識と工具があれば、自分で取り付け可能です。基本的な配線の役割を理解し、丁寧に手順を踏めば、安全に作業を進められます。

ただし、車の構造や配線に不安がある場合、または作業に自信がない場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。自分のスキルや状況に合わせて、最適な方法を選択しましょう。

2.バックカメラ配線の基礎知識

バックカメラは、配線の色によって役割が違ったり、純正、汎用、海外品などによって仕様が異なったりします。この章では、バックカメラの配線についての基礎知識を紹介します。

(1)バックカメラの配線は基本4本

バックカメラの配線は、一般的に以下の4本が基本です。

線名色(一般的な例)役割
電源線カメラ本体に電力を供給する
アース線車体アースに接続し、回路を完成させる
映像信号線カメラが捉えた映像信号をモニターに送る
バック信号線緑または白バックギア連動でモニター映像を切り替える

上記はあくまで一般的な配色の例であり、メーカーや海外製品によって、配色の対応が異なる場合があります。

(2)純正品と海外製のバックカメラの違い

中国など、海外製の安価なバックカメラは、説明書が簡略化されていたり、日本語表記がなかったりする商品もあります。取扱説明書だけでは配線の色と役割が不明確な場合があるため、注意が必要です。

このような場合には、カメラの購入先に問い合わせて、配線の色と役割がわかるものを送ってもらいましょう。

また、車体側の配線がわからない場合は、「検電テスター」という工具を使って、実際にどの配線がどの信号(電源、アース、バック信号など)を伝えているのかを特定する作業が必要です。

検電テスターの先端を各配線に当て、車の電源を入れたり、バックギアを入れたりすることで、それぞれの配線の役割を判断します。この作業を行うことで、情報が不十分な場合でも、自分で正確な配線接続を行えます。

一方、主要メーカーの純正バックカメラや、それに準じた汎用バックカメラでは、規格化された配線仕様になっていることが多いです。しかし、それでも製品ごとに細かな違いがあるため、必ず取扱説明書で仕様を確認することが重要です。

3.バックカメラの配線を取り付ける際に必要な工具

バックカメラの配線作業を自分で行うためには、いくつかの基本的な工具が必要です。安全かつスムーズに作業を進めるために、以下の工具を事前に準備しておきましょう。

工具名用途
ドライバーセット内装パネルの取り外しや、カメラ本体・カーナビを固定する
カーナビ取り外し用特殊工具
(該当する車のみ)
カーナビを取り外すための工具
電工ペンチ端子の固定や配線の切断、被覆をはがす
ワイヤーストリッパー配線の切断や被覆をはがす
検電テスター電源の有無を確認する
内張りはがし車内の内装パネルを傷付けずに取り外す
配線コード必要に応じて配線を延長したり、分岐させたりする
ギボシ端子配線同士を確実かつ安全に接続する
結束バンド配線を固定する
防水テープ配線の接続部分などを保護し、水分の浸入を防ぐ

これらの工具があれば、基本的な配線作業は問題なく行えます。作業内容によっては、さらに特殊な工具が必要になる場合もありますが、まずはこれらの基本工具を揃えましょう。

4.バックカメラ配線の取り付け手順

この章ではバックカメラの取り付け手順を紹介します。

(1)取り付け位置を決定する

バックカメラは、一般的に以下の2つの箇所に取り付けます。

取り付け位置メリットデメリット
バックドア上部高い位置から広範囲を映せる・配線が長くなりがち
・カメラが目立つ
ナンバープレート周辺・小型カメラなら目立たない
・取り付けやすい
・カメラのサイズによっては視界を妨げる
・泥はねの影響を受けやすい

またカメラ本体の形状やサイズ、配線の取り回しのしやすさなども考慮すると良いでしょう。

(2)配線を仮でつなぐ

取り付け位置が決定したら、配線を仮でつなぎます。まずは電源の確保です。バックカメラの電源を確保する方法は、主に以下の3つです。

電源の取り出し方内容
バックランプ・バックランプの配線から電源を分岐させる
・バックランプが点灯する(バックギアに入れる)と同時にカメラへ電源が供給される
ヒューズボックス車両のヒューズボックスから、アクセサリー電源などを利用して電源を確保する
カーナビの配線裏常時電源やアクセサリー電源を利用する

どの方法を選択する場合も、配線の被覆をはがす際は、断線しないように慎重に行い、接続部は防水テープなどで確実に保護してください。

次にアース線に接続します。アース線は車体の金属部分に接しているネジ部に、配線を「共締め」するやり方が一般的です。

さらに映像信号線やバック信号線を接続します。映像信号線はカーナビゲーションやモニターのバックカメラ入力端子に接続します。

バック信号線は、一般的には、カーナビ本体の裏側にある「リバース信号線」や、バックランプの配線から分岐させる方法で接続します。

(3)作動テストを行う

配線を仮でつないだら、エンジンをかけてバックギアを入れ、スムーズに映像が切り替わるか、ギアを戻すと元の画面に戻るのかなどを確認しましょう。

映像に乱れやノイズがあったり、もし映像が映らないなどの問題が見つかったりした場合は、接続や固定方法を再度見直してください。

(4)配線ルートを計画する

映像が正常に表示されたら、バックカメラの配線ルートを決定しましょう。車内への引き込み経路や配線を通す場所、カメラ本体からモニターまでの配線の長さを確認します。

無理な配線は、ショートや断線の原因となります。計画段階で配線ルートを明確にしておくことで、配線の損傷リスクを抑えられます。

(5)カメラ本体を固定する

配線ルートが決まったら、カメラ本体を固定しましょう。本体の固定には、付属のネジや両面テープを使用します。

(6)配線の固定と保護を行う

配線を固定する際は、結束バンドなどを活用し、配線が車体の振動で動いたり、他の部品に干渉したりしないように固定しましょう。

また、カメラ本体のコネクター部分や、電源・アース線などを接続した箇所は、防水テープや熱収縮チューブなどを用いて、防水処理を施します。これにより、雨水や洗車の水などが浸入するのを防ぎ、腐食や接触不良のリスクを低減します。

配線が車体の金属部分などに直接触れる箇所では、保護テープやコルゲートチューブなどを巻き付け、配線の被覆が傷付くのを防ぎましょう。

5.バックカメラ取り付け時の注意点

バックカメラの配線作業を安全かつ確実に行うためには、いくつか注意すべき点があります。特に、カーナビとの適合性、カメラの種類、配線ルートの選定は重要です。

(1)カーナビとの適合を確認する

バックカメラを取り付ける際は、必ずカーナビとの適合性を確認しましょう。バックカメラとカーナビが正しく接続できなければ、バックカメラの映像を表示できません。

特に、社外品のバックカメラと純正カーナビ、あるいはその逆の組み合わせの場合は要注意です。

場合によっては、市販の変換ケーブルやアダプターが必要になります。購入前に必ずバックカメラとカーナビ、それぞれの取扱説明書やメーカーのウェブサイトなどで、適合情報を確認しましょう。

(2)有線カメラか無線カメラかを確認する

バックカメラには、「有線タイプ」と「無線タイプ」があります。どちらのタイプを選ぶかによって、取り付けの難易度や配線作業の内容が変わります。

タイプメリットデメリット
有線タイプ映像の遅延やノイズが少なく、通信が安定している・配線作業に手間がかかる
・配線ルートを計画する必要がある
無線タイプ・配線作業が比較的容易である
・取り付け場所の自由度が高い
・電波干渉による映像の乱れや遅延の可能性がある
・別途電源配線が必要になる

有線タイプは配線作業がより重要になりますが、無線タイプは電源の確保と電波環境への配慮がポイントとなります。

(3)配線を通してはいけない場所を確認する

バックカメラの配線作業を行う際には、車両の安全に関わる重要な場所への配線は避けなければなりません。配線ミスは、車両の故障や思わぬ事故につながる可能性があります。

例えばエアバッグ周辺は、エアバッグの展開を妨げる可能性があります。

また、ハンドル関係の部品周辺など、運転しているときに可動する部分周辺には、配線を固定するのを避けましょう。

(4)映像が映っているかを確認する

すべての作業が完了したら、正常にバックカメラが作動するかを確認しましょう。もし映像が映らない場合、以下のような原因が考えられます。

・カーナビ側のバックカメラ設定が有効になっていない
・端子が緩んでいたり、外れていたりする
・コネクター部分が接続不良している
・ボディアースが不良している

再度、接続部分を確認したうえで改善しない場合は、ディーラーや整備工場などの専門業者へ相談することをおすすめします。

グーネットピットでは、カーナビやドラレコなどの取り付けを依頼できる近くの整備工場を簡単に検索できます。

6.バックカメラの配線取り付けを業者に依頼する際の費用

バックカメラの取り付けを業者に依頼する場合の費用は、ディーラーやカー用品店など依頼する業者によって変動します。一般的な取り付け費用は約10,000~30,000円が相場です。

ただし、バンパー脱着や内装の分解が伴う作業、特殊な配線が必要な場合は、工賃が加算されることがあります。

愛車の状況や、依頼する業者を比較検討することで、費用を抑えられるでしょう。

7.バックカメラの配線に関するよくある質問

(1)バックカメラの配線は何本ですか?

バックカメラの配線は、一般的に4本が基本です。

(2)バックカメラの配線の赤い線は何ですか?

バックカメラの配線における「赤い線」は、一般的にカメラ本体に電力を供給するための電源線として使用されます。

(3)車のバックカメラの接続方法は?

車のバックカメラの接続は、主に以下の4本の配線を正しく接続することが基本です。

線名色(一般的な例)役割
電源線カメラ本体に電力を供給する
アース線車体アースに接続し、回路を完成させる
映像信号線カメラが捉えた映像信号をモニターに送る
バック信号線緑または白バックギア連動でモニター映像を切り替える

8.バックカメラ取り付けを依頼するならグーネットピットをご活用ください

バックカメラの配線作業は、初めての人でも手順と注意点を押さえれば、自分で安全に行えます。もし映像が映らない、ノイズが入るなどのトラブルがある場合は、配線接続の状況やアース不良などがないか、確認しましょう。

もし、自分での取り付けに不安があるなら、無理せず専門業者への依頼も検討しましょう。グーネットピットではバックカメラの取り付けができる整備工場を予算や地域から簡単に検索できます。複数業者との相見積もりも可能ですので、ぜひご活用ください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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