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故障・修理
更新日:2025.09.17 / 掲載日:2022.12.28

ステップワゴンで快適に車中泊|レイアウトや必須装備、体験談を紹介

ステップワゴンは、広々とした室内と多彩なシートアレンジで、車中泊に最適なミニバンのひとつです。フルフラットに近い就寝スペースがつくれるため、ソロ旅から家族旅行まで柔軟に対応できます。

とはいえ「何人まで寝られる?」「どんな装備が必要?」と迷う人も多いはずです。

この記事では、快適なシート配置のコツや寝具選び、あると便利なアイテム、純正アクセサリーの活用法、実際の体験談までをくわしく紹介。これから車中泊を始めたい人はもちろん、もっと快適に過ごしたい人にも役立つ内容になっています。

ぜひ最後までチェックして、ステップワゴンでの快適な一泊に備えてください。

1. ステップワゴンは車中泊に向いている?

ステップワゴンの室内(イメージ)

車中泊を快適に楽しむには、室内空間の広さや使い勝手が大きなポイントになります。ここではステップワゴンが車中泊に適している理由を見ていきましょう。

(1) ステップワゴンの特徴と室内サイズ

ステップワゴンは、ミニバンのなかでもとくに広い室内空間が魅力です。低床設計のため乗り降りがしやすく、車中泊時にもフラットで安定したスペースが確保しやすくなっています。

全長4,800mm超・全高約1,840mmのボディにより、室内長は最大2,845mmほど。身長170cm前後の大人でも足を伸ばして寝られるゆとりがあります。

さらに、天井が高く圧迫感が少ないため、着替えや荷物の整理もしやすい設計です。両側スライドドアのおかげで乗り降りや荷物の出し入れもスムーズ。

こうした特徴から、ソロキャンパーはもちろん、ファミリー層からも高く支持されています。

(2) 7人乗り/8人乗りの違いと活用パターン

ステップワゴンには「7人乗り」と「8人乗り」があり、車中泊に向いているのは2列目がキャプテンシートの7人乗りタイプです。

キャプテンシートは独立して前後スライドできるため、寝床のレイアウトが組みやすく、中央の通路を活かせば荷物の移動や出入りもラクになります。

一方、8人乗りは2列目がベンチシートのためフラット化には少し工夫が必要です。ただし、そのぶん就寝スペースが広く取れるのが特徴です。

大人2人+子ども2人といった構成なら、十分な広さを確保できます。

人数構成や寝るスタイルに合わせて、乗車タイプを選ぶことが車中泊を快適にするコツといえるでしょう。

2. 車中泊に最適なシートアレンジ3選

ステップワゴンはフルフラットに近いシートアレンジが可能なため、車中泊での自由度が高い車種です。ただし、どのシートをどう倒すかで寝心地や対応人数が大きく変わります。

ここでは代表的なアレンジ方法と、それぞれに合った使い方や装備の工夫を紹介します。

(1) 3列目を床下に収納するスタイル

ステップワゴン最大の特徴といえるのが、3列目シートを床下に収納できる「ダイブダウン式」です。この構造を活かすと荷室が広がり、2列目を倒すだけでゆったりとした就寝スペースを確保できます。

とくに旧型(RP系)はこのスタイルとの相性がよく、フルフラットに近い形が簡単に作れるため、マットを敷くだけで快適な寝床が完成します。ソロやペアの車中泊はもちろん、荷物が多い場合も空間に余裕があるのが魅力です。

段差を解消するには、車中泊マットやクッションを使って床面をならすのがポイント。市販の折りたたみマットや、ニトリ・ホームセンターの高反発マットレスを活用する人も増えています。

寝心地・荷室の広さ・装備の応用力をバランスよく満たしており、初心者にもおすすめのアレンジです。

(2) 2列目・3列目の背もたれを倒すスタイル

3列目をあえて収納せず、2列目と背もたれを連動させて寝床を作る方法もあります。背もたれのリクライニングとスライド機能を組み合わせることで、全体をフラットに近づけるレイアウトが可能です。

段差や傾斜はマットやクッションで調整しやすく、手軽に寝心地を整えられます。3列目が残ることで、座席や荷物置きとしても活用できるため、日中と夜間で使い方を切り替える柔軟さもポイントです。

ファミリー4人でも十分な広さを確保できるため、グループ旅行やキャンプにも適しています。快適に眠るためには、頭の位置や段差の処理を考慮し、枕や毛布などの装備も充実させましょう。

(3) 1列目・2列目の背もたれを倒すスタイル

就寝スペースを前方に確保したいときは、1列目と2列目を活用するスタイルが便利です。荷室に荷物を多く積むケースや、3列目を常設したまま就寝したい場合に向いています。

助手席・運転席のヘッドレストを外し、背もたれを限界までリクライニングさせて2列目と接続します。どうしても隙間ができるため、クッションやマットで段差を調整すると快適です。

前方にスペースを取れるぶん、身長が高くても足を伸ばしやすく、子どもとの2人車中泊にも十分対応できます。1列目の形状により完全なフラットにはなりにくいため、仮眠や短時間の休息スタイルにおすすめです。

3. ステップワゴン車中泊を快適にする装備と工夫

ステップワゴンでの車中泊を快適に楽しむには、シートアレンジだけでなく、装備や便利グッズの工夫も重要です。

ここでは、純正装備や後付けでそろえられる便利アイテムを紹介し、車内での過ごしやすさをアップさせるコツを解説します。

(1) 快眠のためのマット・段差対策とクッション選び

ステップワゴンの純正シートを倒すだけでは、完全なフルフラットにはなりません。小さな段差があると寝心地に影響するため、マットやクッションで快適性を高めましょう。

厚みのある車中泊マットを使えば、腰や背中の負担を軽減できます。目安は5〜10cmで、車内サイズに合ったものを選ぶと隙間もできにくくなります。折りたたみ式なら収納もしやすく、荷室を有効活用したい人にもおすすめです。

近年は市販マットだけでなく、ニトリの三つ折りマットレスなども人気です。家庭用ながら寝心地がよく、価格も1万円台からと導入しやすくなっています。

部分的な段差や凹凸には、丸めたタオルやクッション、ブランケットなどを組み合わせて調整すると効果的です。

(2) 目隠し・遮光・防犯のためのプライバシー対策グッズ

窓に取り付けたサンシェード(イメージ)

夜間や人通りの多い場所で車中泊をする場合は、目隠しや防犯対策が欠かせません。外からの視線や光を遮ることで、安心して眠れる空間が生まれます。

もっとも手軽なのが、窓に取り付ける「カーテン」や「サンシェード」です。フロント・サイド・リアすべてに装着すれば、完全にプライバシーを確保できます。吸盤式やマグネット式なら、取り外しもスムーズです。

遮光性に優れた専用シェードを選ぶと、夏の直射日光や冬の冷気も防げます。車内の温度管理にもつながるため、一石二鳥です。

また、外から見えにくくなることで、盗難や覗き見といったトラブルの予防にもつながります。就寝時だけでなく、着替えや荷物整理の際にも役立つ装備です。

(3) 温度・湿度・電源対策で快適な室内環境をつくる

ステップワゴンのような広い車内でも、季節ごとの温度や湿度の変化に対応できなければ快適に過ごせません。とくに夏と冬は要注意です。

夏場はUSB給電タイプの扇風機やポータブルクーラーが便利です。サーキュレーター付きなら空気も循環でき、蒸し暑さをやわらげてくれます。

冬は電気毛布や湯たんぽ、寝袋を活用すると暖かく眠れます。電気毛布は消費電力が少ないため、ポータブル電源との相性も抜群です。

湿度が高いと結露やカビの原因になるため、除湿シートや乾燥剤も用意しておくと安心です。タオルや布で窓を覆うだけでも、結露防止に効果があります。

電源が必要な機器が多い場合は、容量に余裕のあるポータブル電源を備えておくと安心です。スマホの充電や照明、調理器具にも対応できるため、車内生活の自由度が広がります。

4. ステップワゴンでの車中泊体験談・実例

実際に車中泊を楽しんでいる人の声を知ると、自分のイメージもぐっと具体的になります。ここでは、実際の車中泊や、専用キットを使った快適な活用例をご紹介します。

(1) ステップワゴンで家族3人でも快適!広々空間で車中泊を満喫

「本当に車で寝られるの?」という不安も、新型ステップワゴンの前ではすぐに払拭されました。

キャンプ好きな大上さんファミリー(3人)は、いつもN-BOXで手狭に感じていた荷室問題も、ステップワゴンに変えたことでスッキリ解消。荷積みはスムーズで、テントや寝具に加えて自転車までも積載可能でした。

車内は天井が高く、シートを倒せば200cm超の就寝スペースも確保でき、寝返りも楽々。3列目は床下収納式のため荷室が広く使えるのもポイントです。

タープ連携のテールゲートは日除けにもなり、車内外で快適に過ごせます。「これなら雨でも安心。急な天候変化も怖くない」とママも大満足の様子でした。

参照:快適すぎる!広島のキャンプ好きファミリー×新型ステップワゴンの車中泊体験レポート♡|pikabu

(2) ベッドキットで本格仕様に!大人2人でも快適な寝心地

ステップワゴンにMGR Customsのベッドキットを装着し、初めて本格的な車中泊に挑戦。

3列目を床下に収納し、2列目までキットを展開すると、奥行192cm・幅133cmのフルフラット空間が完成しました。

ミニバンならではの室内高もあって圧迫感はゼロ。大人2人が寝袋で寝てもゆとりがあり、40mmのウレタンマットで寝心地も抜群。

下にはキャンプ道具を収納でき、前席はそのまま使えるのも好印象。広さと使い勝手、どちらも満足の一台でした。

参照:ベッドキットを組み立てて横になったら想像以上に快適すぎた|Campout!?

5. ステップワゴンなら、誰でも快適に車中泊を楽しめる

ステップワゴン(イメージ)

ステップワゴンは、フルフラットに近いシートアレンジや広い荷室空間を備えており、工夫しだいで快適性をさらに高められる車種です。寝心地や積載性を両立できるため、車中泊にも理想的といえるでしょう。

ソロキャンプから家族旅行まで、スタイルに応じて柔軟に使える点も大きな魅力です。ゆったりと過ごせる空間と実用性を両立したい人には、ぴったりの選択肢となるはずです。

まずは自分に合った一台を見つけて、快適な車中泊ライフをスタートしてみてはいかがでしょうか。

>>ホンダ ステップワゴンの中古車を探す

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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