中古車購入チェックポイント
更新日:2025.05.27 / 掲載日:2023.09.03
【2025年版】コンパクトカーの性能比較とおすすめモデルランキング
コンパクトカーは人気のカテゴリーで、自動車各メーカーから多くの車種が販売されています。
もしコンパクトカーを中古で購入する場合、エンジンや装備、安全面など性能を比較して後悔のない選択をすることが重要です。
今回は、コンパクトカーのおすすめモデル7車種を性能の観点から比較して紹介します。ぜひ愛車選びにお役立てください。
ここからは、コンパクトカーが人気の理由を4つ紹介します。
また、自動車税や車検時の自動車重量税も排気量の大きい車に比べて抑えられます。ハイブリッド車になるとより税金が低くなります。これも毎年のこととなると大型車に比べ維持費も大きく違ってくるでしょう。
また、衝突被害軽減ブレーキなど現代に必要不可欠な先進機能を標準装備するメーカーが多い点も特徴的です。

初代は、ボディ構造に特殊な二重サンドイッチ構造を使用していましたが、2010年フルモデルチェンジし、MFAプラットフォームへと進化させました。その結果、車高が低くなり、伝統的なセダンにスポーティさも織り交ぜたフォルムとなり、幅広いユーザーに人気です。
現行車は、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載したことが特徴です。
<年代:予算目安>
2017年式:107万円~150万円
2018年式:195万円~239万円
2019年式:170万円~263万円
2020年式:232万円~278万円
2021年式:269万円~287万円
2022年式:290万円
2023年式:416万円
2024年式:489万円
2025年式:流通量希少により算出不可
メルセデス・ベンツAクラス「A180」は、現時点で中古車市場に600台以上が流通しています。現行モデルのA180は、状態が良く価格も手ごろな車両が見られました。
ただし、中古車市場での流通量はそれほど多くないため、選べる選択肢は限られます。そのため、Aクラス全体で他のグレードも視野に入れて検討するとよいでしょう。
・コスモスブラック(メタリック)
・ポーラホワイト(ソリッド)
・ハイテックシルバー(メタリック)
・マウンテングレー(メタリック)
・スペクトラルブルー(メタリック)
・MANUFAKTURパタゴニアレッド(メタリック)
この中では、角度によってグレーにも見える黒色の「コスモスブラック(メタリック)」と、クリーム色にも見える白色の「ポーラホワイト(ソリッド)」が人気です。中古車市場でも、この黒系と白系で全体の約6割を占めていました。
・ボディサイズ:全長4430mm×全幅1800mm×全高1440mm
サンドイッチ構造といわれる二重のフロア構造が特色となっています。二重のフロア構造により、運転者が広い視野を確保できるようになりました。
日本で、1998年に1.6L直列4気筒エンジン搭載「A160」が販売されました。日本では右ハンドル仕様のみの販売です。
2代目は、2004年にフルモデルチェンジがされ、日本には翌年に登場。初代と比較して全長が長くなり、ベンツ初のCVT(オートトロニック)搭載車です。
2012年に3代目が発売。サンドイッチ構造からMFAプラットフォームへ進化。ボディサイズがCセグメント級になるとともに全高が低くなりスポーティなフォルムとなっています。
2004年にフルモデルチェンジ。サスペンションを改良し、快適な乗り心地を追求しました。また、パワーステアリングが電動式となり、ハンドルの操作性を高めました。 2L車はすべて廃止され、A170はA180へと変更されました。
3代目(2012年~2018年)
FFを継続しながらも、サンドイッチ構造をやめ、MFAプラットフォームとなりました。そのため、全高が低くなりよりスポーティな外観となりました。
4代目(2018年~)
インフォメーションシステムMBUSによりAIによる音声認識が可能になりました。車内の温度調整やナビ設定などが音声でコントロールできます。

40年の歴史を持ち、機能的なデザイン、頑丈なボディ、高い走行機能で世界での歴代販売台数2位という人気を誇ります。
安定した操作性、長時間の運転にも耐える運転のしやすさに日本のファンも多いのです。
<年式:予算目安>
2017年式:99万円~240万円
2018年式:111万円~342万円
2019年式:142万円~266万円
2020年式:161万円~292万円
2021年式:160万円~320万円
2022年式:210万円~376万円
2023年式:194万円~420万円
2024年式:296万円~470万円
2025年式:345万円~469万円
フォルクスワーゲン ゴルフの中古車は、現在910台以上が流通しています。販売台数が多い車種のため、中古車は幅広い価格帯から選べます。ただし、低価格帯の車両は、長期間の使用による劣化が進んでいる恐れがあります。購入価格は安くても、その後にメンテナンス費用がかさむかもしれません。
・グラナディラブラックメタリック
・ピュアホワイト
・ムーンストーングレー
・ドルフィングレーメタリック
・クリスタルアイスブルーメタリック
・オイスターシルバーメタリック
・キングズレッドメタリック
・アネモネブルーメタリック
・オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト
なお、「R-ライン」の「グラナディラブラックメタリック」以外は、すべてブラックルーフとなります。
この中では、深みのある黒色の「グラナディラブラックメタリック」と、透き通るような白色の「ピュアホワイト」、そして落ち着いた赤色の「キングズレッドメタリック」が人気です。
・ディーゼルエンジン:2.0L直列4気筒DOHC16バルブICターボ(ディーゼル)、最高出力150ps
・ボディサイズ:全長4295mm×全幅1790mm×全高1475mm
翌年の1975年にはスポーツモデルである「GTI」が発表され、最高出力110PSで人気を博しますが、日本には正規輸入されませんでした。
1983年に初のフルモデルチェンジを行います。その際、ゴルフの装備や快適性が高められ、この代から日本にGTIの正規輸入が始まります。あわせて4W「ゴルフシンクロ」クロスオーバーSVU「ゴルフカントリー」も追加されました。
1991年に再びフルモデルチェンジされ、ゴルフ初のワゴンも登場します。
1997年に4代目が登場。品質が格段に向上し、全幅は1700mm越えとなりました。
2003年に発売された5代目ゴルフは、「GTI」「GI」に大型の「ワッペングリル」が採用されました。
2012年に発売された7代目では全長が大きくなったものの全高は低くよりスポーティなデザインとなり、エンジンなどの主要機構もさらに高機能なものとなりました。
2019年8代目が発売され、マイルドハイブリットシステムである「eTSI」を採用。その結果、電動化、インテリジェントが格段に進化しました。
プラットフォームは先代と同じです。フロント部分と内装に変更がありました。
7代目(2012年~2020年)
次世代モジュールプラットフォーム「MQB」を初めて導入。車全体で100kg軽量化し、よりスポーティな外観を実現しました。 また、気筒休止システムにより、燃費が格段に向上しました。
8代目(2019年~)
マイルドハイブリッドシステム「eTSI」を採用。スムーズな発進加速を実現させるなど高い走行性能が認められます。また、最新のデジタルディスプレイや装備が装着され、同一車線内全車速運転支援システムでは、前車との一定距離を保つなど安全先進機能が著しく進歩しています。

初代と2代目モデルではFR(フロントエンジン・リアドライブ)を採用していましたが、3代目からはFF(フロントエンジン・フロントドライブ)に変更され、室内空間や後部座席の広さが向上しました。
現行の4代目1シリーズでは、車体サイズに大きな変更はないものの、BMWらしい軽快な走行性能に加え、上質なインテリアや進化したインフォテインメントシステムを装備。さらに、ドライビングアシストやリバース・アシストなどの安全運転支援機能も引き続き搭載されました。
<年式:予算目安>
2018年式:60万円~350万円
2019年式:140万円~403万円
2020年式:159万円~414万円
2021年式:179万円~398万円
2022年式:200万円~466万円
2023年式:231万円~467万円
2024年式:243万円~722万円
2025年式:455万円~487万円
BMW 1シリーズの中古車は、現在1040台以上が流通していました。現行モデルは2024年11月に発売されたばかりで、中古車市場での流通はまだ少なく、価格も高めの水準となっています。自分に合った1シリーズを探したい場合は、3代目以前のモデルも含めて検討してみるのも手です。
・アルピン・ホワイト
・ブラック・サファイア(メタリック)
・サンダーナイト(メタリック)
・スカイスクレイパー・グレー(メタリック)
・ファイヤー・レッド(メタリック)
・ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック)
・M ポルティマオ・ブルー(メタリック)
・M ブルックリン・グレー(メタリック)
・M ブルックリン・グレー(メタリック)
・BMW Individual ストーム・ベイ(メタリック)
・BMW Individual タンザナイト・ブルー(メタリック)
・BMW Individual フローズン・ピュア・グレー(メタリック)
・BMW Individual フローズン・ポルティマオ・ブルー(メタリック)
この中では、ソリッドな白色の「アルピン・ホワイト」と、深い黒に見える青色の「ブラック・サファイア」、そして明るいグレー色の「スカイスクレイパー・グレー」が人気です。
・エンジン(120d、120dMスポーツ):2.0L直列4気筒DOHCターボ+モーター(ディーゼル)、最高出力149㎰
・エンジン(M135 xDrive):2.0L直列4気筒DOHCターボ、最高出力300㎰
・ボディサイズ:全長4370mm×全幅1800mm×全高1450mm~1465mm
初代・2代目モデルは、走行性能を重視して前後重量配分を50:50にするためFR(フロントエンジン・リアドライブ)を採用。ライバル車の多くがFF(フロントエンジン・フロントドライブ)を採用する中で、FRを貫いた1シリーズはハンドリング性能に優れた、同クラスでは希少な存在として評価されました。
デビュー時には、5ドアハッチバックのE87型が登場。「118i」「116i」「120i」などのグレードがラインナップされ、2005年にはハイパフォーマンスモデルの「130i Mスポーツ」も追加されます。
2007年には、「120i」「118i」に新開発の直列4気筒エンジンを搭載。また、クーペやカブリオレのボディタイプも追加されましたが、これらは後にBMW 2シリーズとして独立したモデルラインへ移行しています。
3代目では、駆動方式をFRからFFに変更。これにより、居住性と走行性能のバランスが向上し、さらに運転支援システムも導入されるなど、安全性能も強化されました。
現行の4代目ではデザインを一新し、エクステリア・インテリアともにスポーティに仕上げています。インテリアには、未来的な印象を与えるBMWカーブドディスプレイを採用。シフトレバーを廃したことで、シンプルで機能的なコックピットを実現しました。加えて、運転支援機能もさらに進化し、より高い次元の快適性と安全性が備わったモデルとなりました。
ライバル車の多くがFF(前輪駆動)を採用する中、初代1シリーズはFR(後輪駆動)を採用しており、優れた走行性能とスポーティな走りが大きな特徴です。ただしその反面、後部座席のスペースはやや狭く、実用性の面ではやや劣る部分もありました。現在では年式の古さもあり、中古車市場での流通台数は限られています。
2代目(2011年~2019年)
2015年のモデル中期には、「118i」のエンジンが新開発の3気筒ターボエンジンへと変更されました。翌2016年には、ディーゼルエンジン搭載モデルもラインナップに追加。2017年には、日本仕様がマイナーチェンジを受け、内装の質感が向上したほか、フロントライトを中心としたエクステリアデザインにも大きな変更が加えられました。
3代目(2019年~2024年)
シリーズ初のFF(前輪駆動)を採用し、高い走行性能を維持するためにタイヤスリップ・コントロール・システム(ARB)を導入。同時に、室内空間の拡大も実現しています。さらに、ドライビングアシストやパーキングアシストといった先進装備が標準化され、より機能的なモデルへと進化しました。
4代目(2024年~)
BMW 1シリーズの「120」および「120 M Sport」には、シリーズ初となるマイルドハイブリッドシステムを採用。1.5L直列3気筒BMWツインパワー・ターボエンジンと組み合わせることで、システム全体の最高出力は170馬力にも達します。エクステリアとインテリアはより洗練され、走行性能の向上とともに質感も大きく向上。さらに、最新の運転支援機能やコネクテッド技術の充実により、日常使いにおける快適性と利便性も一段と進化しています。

日本国内で販売されてきた「ヴィッツ」の海外での車名が「ヤリス」でしたが、新型の発売から名称が世界的に統一されています。
新プラットフォーム「TNGA」を採用し、優れた操縦性を持っています。また、直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジンの採用により重心が15mm下げられ、コーナーでの安定した走行や扱いやすさを実現しました。
<年式:予算目安>
2020年式:81万円~260万円
2021年式:86万円~283万円
2022年式:100万円~278万円
2023年式:139万円~259万円
2024年式:164万円~296万円
2025年式:160万円~280万円
トヨタ ヤリスは中古車市場に約2390台が流通しています。定番のコンパクトカーであることから、中古車市場での流通量は非常に豊富です。登場からそれほど時間が経っていないこともあり、状態の良い車両が多く、価格もこなれている傾向にあります。
ホイールサイズや装備はグレードごとに異なり、「X」には14インチのスチールホイール、「G」には15インチ、「Z」には16インチのアルミホイールを装着。
インテリアでは、8インチディスプレイオーディオを全グレードに標準装備し、「Z」グレードには本革巻きステアリングやオートエアコンなどの上級装備も用意されています。
・エンジン(X、G、Z):1.5L直列3気筒DOHC、120ps
・エンジン(ハイブリッドU、X、G、Z):1.5L直列3気筒DOHC+モーター、91ps
・ボディサイズ:全長3950mm×全幅1695mm×全高1495〜1510mm
トヨタ ヤリスの車検に必要な法定費用はおおよそ以下の通りです。
【法定費用】
自動車重量税:24,600円
自賠責保険料:17,650円
印紙代:1,800円
合計:44,050円
【主な基本料金】
完成検査料:8,800円~
完成検査料:11,000円~
代行手数料:11,000円
合計:30,800円~
上記を合算したヤリスの車検費用は、74,850円~となります。場合によっては、エンジンオイル交換2,000~4,000円、バッテリー交換10,000~30,000円がかかります。
検査前の点検にて不具合箇所が見つかった場合や、安心して車に乗るための整備を行う場合は、追加整備料金として費用が必要になります。トヨタディーラーにおけるヤリスの整備料金も店舗によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
エンジンオイル交換:5,000円~
バッテリー交換:30,000円~
エンジンオイルと合わせてエレメント交換を行う場合は、8,000円~が目安となります。事前に追加費用を確認しておきましょう。
なお、ハイブリッドエンジンのヤリスは、継続車検(購入後の初回車検)時に、重量税が約22,500円減税されます。
ヤリスの「Z」グレードに標準装備されているアジャスタブルデッキボードを使用すると、荷物を2段にして収納することが可能です。また、ボードは自立式のため下段への荷物の収納も容易です。
普段の買物の積み込みはもちろん、レジャー時の荷物の積み込みも十分対応できるでしょう。
また、後部座席を倒すとスペースが広がり、ゴルフバッグなどの大きな荷物の積み込みも可能となります。家族のお出かけはもちろん、アウトドア用品の積み込みも対応可能です。

2020年に登場した現行モデル(3代目)は、e-POWER専用車として全面刷新され、電気の力による力強く滑らかな走行性能を実現します。
さらに2023年にはフロントデザインが一新され、従来のVモーショングリルに代わって新デザイン「デジタルVモーション」を採用。日産の電動化戦略を象徴するモデルとして、より洗練された存在感を放つようになりました。
<年式:予算目安>
2018年式:45万円~190万円
2019年式:65万円~206万円
2020年式:52万円~243万円
2021年式:82万円~268万円
2022年式:118万円~278万円
2023年式:130万円~288万円
2024年式:169万円~344万円
2025年式:212万円~319万円
日産ノートの中古車市場での販売数は7570台です。販売期間が長く流通量も多いため、さまざまな条件に合った中古車を見つけやすいのが特徴です。また、よりEVに近い存在であるe-POWERモデルも中古車価格がこなれてきており、こちらも幅広い選択肢から選べます。
また、「X」の4WD車である「XFOUR」は、寒冷地仕様が標準装備されており、必要とする地域では欠かせないでしょう。
現行のノートでは、「360°セーフティサポート」を採用。全方向への安全性能を高めました。また、前席のエアバッグだけでなく運転席のニーエアバッグ、前席のサイドエアバッグとカーテンエアバッグを全車に標準装備。衝突安全性も確保しています。
・ボディサイズ:全長4,045mm×全幅1,695mm×全高1505~1,520mm
日産 ノートの車検に必要な法定費用はおおよそ以下の通りです。
【法定費用】
自動車重量税:24,600円
自賠責保険料:17,650円
印紙代:1,600円
検査代行手数料:9,900円
合計:53,750円
【主な基本料金】
24ヶ月点検料金:28,050円
保安確認検査料:8,800円
合計:36,850円
上記を合算したノートの車検費用は、90,600円となります。
検査前の点検にて不具合箇所が見つかった場合や、安心して車に乗るための整備を行う場合は、追加整備料金として費用が必要になります。日産ディーラーにおけるノートの整備料金も店舗によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
エンジンオイル交換:5,700円~
バッテリー交換:公式サイトに記載なし
エンジンオイルと合わせてエレメント交換を行う場合は、12,500円~が目安となります。事前に追加費用を確認しておきましょう。
奥行620mm×幅950mm×高さ820mm
お買物はもちろん、ベビーカーもOKです。レジャーの時も不便さは感じないでしょう。

4代目は、ガソリンエンジンだけでなくハイブリットの「e:HEV」の選択も可能。基本的にモーターで走りますが、走行用モーターに電力を供給し、EVカーと同様に走行可能な点も特長のひとつです。
<年式:予算目安>
2018年式:76万円~212万円
2019年式:91万円~284万円
2020年式:84万円~228万円
2021年式:99万円~239万円
2022年式:110万円~249万円
2023年式:140万円~266万円
2024年式:154万円~300万円
2025年式:186万円~261万円
ホンダ フィットは現在の中古車市場では約4780台流通しています。ホンダの売れ筋コンパクトカーとして、流通量が多く販売期間も長いため、中古車市場では幅広い選択肢がそろっているのが特徴です。ただし、日常使いに適した実用性の高いモデルであるがゆえに、ハードに使用された中古車も少なくありません。特に低価格帯の車両を検討する場合は、車両の状態をしっかり確認することが重要です。
・プラチナホワイト・パール
・クリスタルブラック・パール
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・メテオロイドグレー・メタリック
・フィヨルドミスト・パール
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
・プレミアムサンライトホワイト・パール
・ルナシルバー・メタリック
・スレートグレー・パール
・スレートグレー・パール&ブラック
・プラチナホワイト・パール&ブラック
・フィヨルドミスト・パール&ブラック
この中では、純白の「プラチナホワイト・パール」と、漆黒の「クリスタルブラック・パール」、そして明るいグレー色の「ルナシルバー・メタリック」が人気です。
・ボディサイズ:全長3,995~4,095mm×全幅1,695~1,725mm×全高1,515~1,570mm
低燃費でコストパフォーマンスが良いことが高評価を受け、当時人気があった「カローラ」を上回る売り上げとなりました。
2007年には2代目が発売されます。2代目は新開発の「i-VTEC」を採用し、走行出力を大幅に上げることに成功しています。
2013年には3代目が発売されます。デザインコンセプトを「EXCITING H DESIGN!!」として、ホンダ最量販車を目標として掲げ開発されたのです。なお、3代目ではエンジンをDHOCに切り替え、走行性能が格段に向上しました。
2018年のマイナーチェンジでは、「スマートアシストIII」に変更するとともに、排出ガス基準50%低減レベル認定も取得し、安全や環境に配慮する姿勢を強化します。
2020年には4代目が登場。グレートは中心グレードの「HOME」など5種類に置き換えられました。
2007年にフルモデルチェンジされた2代目では、「センタータンクレイアウト」の採用により後席や荷室の広さがさらに進化。使い勝手の良さを維持しながら、デザイン性や安全性も向上し、ファミリーユーザーを中心に幅広い支持を集めました。
3代目(2013年~2020年)
3代目では、パワートレインと車体を全面的に刷新し、ボディサイズも拡大。これにより、室内の快適性が高まったほか、先進安全装備の充実や、ドライバー視点を意識したコックピットスタイルの採用により、よりスポーティな印象が強まっています。
4代目(2020年~)
4代目では、「心地よさ」を重視したシンプルで洗練されたデザインへと回帰。パワートレインは1.3Lガソリンエンジンと、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」の2種類に整理され、ハイブリッドモデルは「フィット e:HEV」として展開されました。
さらに、2022年のマイナーチェンジでは排気量が1.5Lに拡大され、フロントデザインや内装の質感も向上。スポーティな「RS」グレードも復活し、使いやすさに加えて、個性やスタイルでも選べるモデルへと進化を続けています。

また、ダイハツとの共同開発によって、高い燃費性能と5人乗りの実用性を実現。狭い街中でも扱いやすく、運転初心者や初めてのマイカーとしても高い支持を獲得し、長年にわたって根強い人気を誇るモデルとなりました。
しかし、2023年9月にパッソは販売終了となり、兄弟車のダイハツ ブーンも同年12月で生産を終了。現時点ではパッソの後継モデルは発表されておらず、同クラスの新たなエントリーモデルの登場が待たれている状況です。
<年式:予算目安>
2018年式:55万円~150万円
2019年式:54万円~159万円
2020年式:75万円~183万円
2021年式:82万円~180万円
2022年式:82万円~195万円
2023年式:108万円~174万円
トヨタ パッソは、中古市場に約2520台が出回っています。比較的流通量が多く、新車価格も手頃だったことから、中古車市場でも購入しやすい価格帯の車両が多く見られます。
グレード別の分布としては、「X」と「モーダ」が市場を二分している状況です。
・ホワイト
・ターコイズブルーマイカメタリック
・ダークエメラルドマイカ
・ファイアークォーツレッドメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・パウダリーベージュメタリック
・ブラックマイカメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・パールホワイトIII
・ジューシーピンクメタリック
・ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ
・ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
・ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック
・ブラックマイカメタリック×パールホワイトIII
・ホワイト×ジューシーピンクメタリック
この中で人気なのは、深みのあるシルバー色の「ブライトシルバーメタリック」です。シルバー系が選ばれやすいのは、リセールバリューが高いことも理由のひとつです。
・ボディサイズ:全長3,650~3,680mm×全幅1,665mm×全高1,525mm
2004年に初代が発売されて以来、モデルチェンジを行いユーザーのニーズを満たし続けています。なお、初代から車内を広めにとり、収納場所も考えられているなど初めから女性ユーザーを意識した作りです。
2010年に初めてのフルモデルチェンジを行いました。女性スタッフが中心となって開発にあたり、視野を広くして収納もより使い勝手がよくなっています。
グレードは上位の「G」と、スタンダードの「X」の2種類になりました。また、トヨタの中でも特に安全性能が高く、低燃費を実現させています。
2016年に2回目のフルモデルチェンジ。前回までとは異なり、ダイハツの単独での開発によるOEM供給モデルです。駆動方式は前回同様FFと4WDが設定され、1.0L車のみに1本化されました。
グレード体系はノーマルモデルの「X」に集約し、新グレードの「MODA」を発売。運転性能、安全性能もより配慮されました。
エンジンは、1,000ccで直列3気筒、1,300ccで直列4気筒が使用され、フルタイム4WD車もあるのが特徴です。トヨタ パッソのスマートエントリーにはダイハツが開発した「キーフリーシステム」が搭載されました。
2代目(2010年~2016年)
プラットフォームが一新され、より軽量化、安定した走行性を実現しています。 全車に横滑りを防ぐVSC&TRCや、緊急ブレーキシグナルを標準装備。より女性目線の車内の改良が加えられ、居住性が良好になっています。
3代目(2016年~)
フルモデルチェンジにより、1L直列3気筒に1本化され、2WDと4WDのどちらも低燃費を実現させています。また、衝突回避支援システム「スマートアシストII」も搭載され、より安全性を高めています。
※本記事は、2025年5月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
もしコンパクトカーを中古で購入する場合、エンジンや装備、安全面など性能を比較して後悔のない選択をすることが重要です。
今回は、コンパクトカーのおすすめモデル7車種を性能の観点から比較して紹介します。ぜひ愛車選びにお役立てください。
コンパクトカーが人気の理由
コンパクトカーの人気は高く、中古車市場でも多くの車種が流通しています。また、国産車だけでなく海外の高級メーカーでの車種が多くなっていることも特徴的です。ここからは、コンパクトカーが人気の理由を4つ紹介します。
1.移動がスムーズ
コンパクトカーは、一般的に全長4,400mm級未満の小型車のことをいいます。そのため、小回りが利き都市部の狭い道でも安心して運転ができます。2.リーズナブルな価格
コンパクトカーは、大型車に比べ価格が抑えられます。また市場での人気が高いため毎年多くの車種が販売され、中古車市場にも多く出回っており購入しやすいことも強みです。3.燃費が良く、維持費が抑えられる
コンパクトカーは大型車と比べて燃費が良いところも特徴です。近年はハイブリッドシステムを搭載し優れた燃費性を実現した車種も多くなっています。ガソリン代が急騰している現在、維持費を押さえられることは魅力的です。また、自動車税や車検時の自動車重量税も排気量の大きい車に比べて抑えられます。ハイブリッド車になるとより税金が低くなります。これも毎年のこととなると大型車に比べ維持費も大きく違ってくるでしょう。
4.快適な内装と装備
最近のコンパクトカーは室内の広さや装備にもこだわっている車種が増えています。高級メーカーのコンパクトカーはデザイン性にも優れ、こだわりのあるユーザーをも満足させています。また、衝突被害軽減ブレーキなど現代に必要不可欠な先進機能を標準装備するメーカーが多い点も特徴的です。
メルセデス・ベンツ Aクラス

メルセデス・ベンツ Aクラスの特長
Aクラスは、メルセデス・ベンツの中で最も小型な5ドアハッチバックで、プレミアムコンパクトカーとしてリーズナブルな価格です。初代は、ボディ構造に特殊な二重サンドイッチ構造を使用していましたが、2010年フルモデルチェンジし、MFAプラットフォームへと進化させました。その結果、車高が低くなり、伝統的なセダンにスポーティさも織り交ぜたフォルムとなり、幅広いユーザーに人気です。
現行車は、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を搭載したことが特徴です。
メルセデス・ベンツ Aクラス中古車相場
メルセデス・ベンツAクラス「A180」を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年代:予算目安>
2017年式:107万円~150万円
2018年式:195万円~239万円
2019年式:170万円~263万円
2020年式:232万円~278万円
2021年式:269万円~287万円
2022年式:290万円
2023年式:416万円
2024年式:489万円
2025年式:流通量希少により算出不可
メルセデス・ベンツAクラス「A180」は、現時点で中古車市場に600台以上が流通しています。現行モデルのA180は、状態が良く価格も手ごろな車両が見られました。
ただし、中古車市場での流通量はそれほど多くないため、選べる選択肢は限られます。そのため、Aクラス全体で他のグレードも視野に入れて検討するとよいでしょう。
人気のボディカラー
メルセデス・ベンツAクラスのボディカラーは下記の6色が設定されています。・コスモスブラック(メタリック)
・ポーラホワイト(ソリッド)
・ハイテックシルバー(メタリック)
・マウンテングレー(メタリック)
・スペクトラルブルー(メタリック)
・MANUFAKTURパタゴニアレッド(メタリック)
この中では、角度によってグレーにも見える黒色の「コスモスブラック(メタリック)」と、クリーム色にも見える白色の「ポーラホワイト(ソリッド)」が人気です。中古車市場でも、この黒系と白系で全体の約6割を占めていました。
スペック
・エンジン:1.4L直列4気筒DOHCターボ、最高出力136ps・ボディサイズ:全長4430mm×全幅1800mm×全高1440mm
歴代のメルセデス・ベンツ Aクラス
Aクラスの初代は、1997年に登場。もともと蓄電池や燃料電池を動力源とした電気自動車として開発されました。しかし、結局うまくいかず、ベンツ初のFF乗用車として販売されたのです。サンドイッチ構造といわれる二重のフロア構造が特色となっています。二重のフロア構造により、運転者が広い視野を確保できるようになりました。
日本で、1998年に1.6L直列4気筒エンジン搭載「A160」が販売されました。日本では右ハンドル仕様のみの販売です。
2代目は、2004年にフルモデルチェンジがされ、日本には翌年に登場。初代と比較して全長が長くなり、ベンツ初のCVT(オートトロニック)搭載車です。
2012年に3代目が発売。サンドイッチ構造からMFAプラットフォームへ進化。ボディサイズがCセグメント級になるとともに全高が低くなりスポーティなフォルムとなっています。
先代モデルとの比較
2代目(2004年~2013年)2004年にフルモデルチェンジ。サスペンションを改良し、快適な乗り心地を追求しました。また、パワーステアリングが電動式となり、ハンドルの操作性を高めました。 2L車はすべて廃止され、A170はA180へと変更されました。
3代目(2012年~2018年)
FFを継続しながらも、サンドイッチ構造をやめ、MFAプラットフォームとなりました。そのため、全高が低くなりよりスポーティな外観となりました。
4代目(2018年~)
インフォメーションシステムMBUSによりAIによる音声認識が可能になりました。車内の温度調整やナビ設定などが音声でコントロールできます。
フォルクスワーゲン ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフの特長
フォルクスワーゲン ゴルフは、ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンが製造販売するハッチバック車です。40年の歴史を持ち、機能的なデザイン、頑丈なボディ、高い走行機能で世界での歴代販売台数2位という人気を誇ります。
安定した操作性、長時間の運転にも耐える運転のしやすさに日本のファンも多いのです。
フォルクスワーゲン ゴルフの中古車相場
フォルクスワーゲン ゴルフを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2017年式:99万円~240万円
2018年式:111万円~342万円
2019年式:142万円~266万円
2020年式:161万円~292万円
2021年式:160万円~320万円
2022年式:210万円~376万円
2023年式:194万円~420万円
2024年式:296万円~470万円
2025年式:345万円~469万円
フォルクスワーゲン ゴルフの中古車は、現在910台以上が流通しています。販売台数が多い車種のため、中古車は幅広い価格帯から選べます。ただし、低価格帯の車両は、長期間の使用による劣化が進んでいる恐れがあります。購入価格は安くても、その後にメンテナンス費用がかさむかもしれません。
人気のボディカラー
フォルクスワーゲン ゴルフのカラーは、次の9色が設定されています。・グラナディラブラックメタリック
・ピュアホワイト
・ムーンストーングレー
・ドルフィングレーメタリック
・クリスタルアイスブルーメタリック
・オイスターシルバーメタリック
・キングズレッドメタリック
・アネモネブルーメタリック
・オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト
なお、「R-ライン」の「グラナディラブラックメタリック」以外は、すべてブラックルーフとなります。
この中では、深みのある黒色の「グラナディラブラックメタリック」と、透き通るような白色の「ピュアホワイト」、そして落ち着いた赤色の「キングズレッドメタリック」が人気です。
スペック
・ガソリンエンジン(マイルドハイブリッド):1.5L直列4気筒DOHCターボ+モーター、最高出力116ps~150ps・ディーゼルエンジン:2.0L直列4気筒DOHC16バルブICターボ(ディーゼル)、最高出力150ps
・ボディサイズ:全長4295mm×全幅1790mm×全高1475mm
歴代のフォルクスワーゲン ゴルフ
フォルクスワーゲン ゴルフは1974年に誕生し、翌年日本で発売されました。クラシックなフォルムとコンパクトなサイズが特徴で、当時は話題の車として広く知られました。翌年の1975年にはスポーツモデルである「GTI」が発表され、最高出力110PSで人気を博しますが、日本には正規輸入されませんでした。
1983年に初のフルモデルチェンジを行います。その際、ゴルフの装備や快適性が高められ、この代から日本にGTIの正規輸入が始まります。あわせて4W「ゴルフシンクロ」クロスオーバーSVU「ゴルフカントリー」も追加されました。
1991年に再びフルモデルチェンジされ、ゴルフ初のワゴンも登場します。
1997年に4代目が登場。品質が格段に向上し、全幅は1700mm越えとなりました。
2003年に発売された5代目ゴルフは、「GTI」「GI」に大型の「ワッペングリル」が採用されました。
2012年に発売された7代目では全長が大きくなったものの全高は低くよりスポーティなデザインとなり、エンジンなどの主要機構もさらに高機能なものとなりました。
2019年8代目が発売され、マイルドハイブリットシステムである「eTSI」を採用。その結果、電動化、インテリジェントが格段に進化しました。
先代モデルとの比較
6代目(2008年~2012年)プラットフォームは先代と同じです。フロント部分と内装に変更がありました。
7代目(2012年~2020年)
次世代モジュールプラットフォーム「MQB」を初めて導入。車全体で100kg軽量化し、よりスポーティな外観を実現しました。 また、気筒休止システムにより、燃費が格段に向上しました。
8代目(2019年~)
マイルドハイブリッドシステム「eTSI」を採用。スムーズな発進加速を実現させるなど高い走行性能が認められます。また、最新のデジタルディスプレイや装備が装着され、同一車線内全車速運転支援システムでは、前車との一定距離を保つなど安全先進機能が著しく進歩しています。
BMW 1シリーズ

BMW 1シリーズの特長
BMW 1シリーズは、ドイツの自動車メーカー・BMWが製造・販売するコンパクトモデルで、スポーティかつ洗練されたエクステリアデザインが特徴です。初代と2代目モデルではFR(フロントエンジン・リアドライブ)を採用していましたが、3代目からはFF(フロントエンジン・フロントドライブ)に変更され、室内空間や後部座席の広さが向上しました。
現行の4代目1シリーズでは、車体サイズに大きな変更はないものの、BMWらしい軽快な走行性能に加え、上質なインテリアや進化したインフォテインメントシステムを装備。さらに、ドライビングアシストやリバース・アシストなどの安全運転支援機能も引き続き搭載されました。
BMW 1シリーズの中古車相場
BMW 1シリーズを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:60万円~350万円
2019年式:140万円~403万円
2020年式:159万円~414万円
2021年式:179万円~398万円
2022年式:200万円~466万円
2023年式:231万円~467万円
2024年式:243万円~722万円
2025年式:455万円~487万円
BMW 1シリーズの中古車は、現在1040台以上が流通していました。現行モデルは2024年11月に発売されたばかりで、中古車市場での流通はまだ少なく、価格も高めの水準となっています。自分に合った1シリーズを探したい場合は、3代目以前のモデルも含めて検討してみるのも手です。
人気のボディカラー
BMW 1シリーズのボディカラーは、次の13色が設定されています。・アルピン・ホワイト
・ブラック・サファイア(メタリック)
・サンダーナイト(メタリック)
・スカイスクレイパー・グレー(メタリック)
・ファイヤー・レッド(メタリック)
・ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック)
・M ポルティマオ・ブルー(メタリック)
・M ブルックリン・グレー(メタリック)
・M ブルックリン・グレー(メタリック)
・BMW Individual ストーム・ベイ(メタリック)
・BMW Individual タンザナイト・ブルー(メタリック)
・BMW Individual フローズン・ピュア・グレー(メタリック)
・BMW Individual フローズン・ポルティマオ・ブルー(メタリック)
この中では、ソリッドな白色の「アルピン・ホワイト」と、深い黒に見える青色の「ブラック・サファイア」、そして明るいグレー色の「スカイスクレイパー・グレー」が人気です。
スペック
・エンジン(120、120Mスポーツ):1.5L直列3気筒DOHCターボ+モーター、最高出力156㎰・エンジン(120d、120dMスポーツ):2.0L直列4気筒DOHCターボ+モーター(ディーゼル)、最高出力149㎰
・エンジン(M135 xDrive):2.0L直列4気筒DOHCターボ、最高出力300㎰
・ボディサイズ:全長4370mm×全幅1800mm×全高1450mm~1465mm
歴代のBMW 1シリーズ
BMW 1シリーズは、Cセグメントに属するコンパクトカーとして登場し、BMWのエントリーモデルとして位置づけられました。初代・2代目モデルは、走行性能を重視して前後重量配分を50:50にするためFR(フロントエンジン・リアドライブ)を採用。ライバル車の多くがFF(フロントエンジン・フロントドライブ)を採用する中で、FRを貫いた1シリーズはハンドリング性能に優れた、同クラスでは希少な存在として評価されました。
デビュー時には、5ドアハッチバックのE87型が登場。「118i」「116i」「120i」などのグレードがラインナップされ、2005年にはハイパフォーマンスモデルの「130i Mスポーツ」も追加されます。
2007年には、「120i」「118i」に新開発の直列4気筒エンジンを搭載。また、クーペやカブリオレのボディタイプも追加されましたが、これらは後にBMW 2シリーズとして独立したモデルラインへ移行しています。
3代目では、駆動方式をFRからFFに変更。これにより、居住性と走行性能のバランスが向上し、さらに運転支援システムも導入されるなど、安全性能も強化されました。
現行の4代目ではデザインを一新し、エクステリア・インテリアともにスポーティに仕上げています。インテリアには、未来的な印象を与えるBMWカーブドディスプレイを採用。シフトレバーを廃したことで、シンプルで機能的なコックピットを実現しました。加えて、運転支援機能もさらに進化し、より高い次元の快適性と安全性が備わったモデルとなりました。
先代モデルとの比較
初代(2004年~2011年)ライバル車の多くがFF(前輪駆動)を採用する中、初代1シリーズはFR(後輪駆動)を採用しており、優れた走行性能とスポーティな走りが大きな特徴です。ただしその反面、後部座席のスペースはやや狭く、実用性の面ではやや劣る部分もありました。現在では年式の古さもあり、中古車市場での流通台数は限られています。
2代目(2011年~2019年)
2015年のモデル中期には、「118i」のエンジンが新開発の3気筒ターボエンジンへと変更されました。翌2016年には、ディーゼルエンジン搭載モデルもラインナップに追加。2017年には、日本仕様がマイナーチェンジを受け、内装の質感が向上したほか、フロントライトを中心としたエクステリアデザインにも大きな変更が加えられました。
3代目(2019年~2024年)
シリーズ初のFF(前輪駆動)を採用し、高い走行性能を維持するためにタイヤスリップ・コントロール・システム(ARB)を導入。同時に、室内空間の拡大も実現しています。さらに、ドライビングアシストやパーキングアシストといった先進装備が標準化され、より機能的なモデルへと進化しました。
4代目(2024年~)
BMW 1シリーズの「120」および「120 M Sport」には、シリーズ初となるマイルドハイブリッドシステムを採用。1.5L直列3気筒BMWツインパワー・ターボエンジンと組み合わせることで、システム全体の最高出力は170馬力にも達します。エクステリアとインテリアはより洗練され、走行性能の向上とともに質感も大きく向上。さらに、最新の運転支援機能やコネクテッド技術の充実により、日常使いにおける快適性と利便性も一段と進化しています。
トヨタ ヤリス

トヨタ ヤリスの特長
トヨタ ヤリスは低燃費低価格でありながら高い実用性を持つ、Bセグメントのコンパクトカーです。日本国内で販売されてきた「ヴィッツ」の海外での車名が「ヤリス」でしたが、新型の発売から名称が世界的に統一されています。
新プラットフォーム「TNGA」を採用し、優れた操縦性を持っています。また、直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジンの採用により重心が15mm下げられ、コーナーでの安定した走行や扱いやすさを実現しました。
トヨタ ヤリスの中古車相場
トヨタ ヤリスを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2020年式:81万円~260万円
2021年式:86万円~283万円
2022年式:100万円~278万円
2023年式:139万円~259万円
2024年式:164万円~296万円
2025年式:160万円~280万円
トヨタ ヤリスは中古車市場に約2390台が流通しています。定番のコンパクトカーであることから、中古車市場での流通量は非常に豊富です。登場からそれほど時間が経っていないこともあり、状態の良い車両が多く、価格もこなれている傾向にあります。
装備
「Z」グレードはLEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)やアクティブコーナリングランプ、LEDリアコンビネーションランプなどを標準装備し、視認性とデザイン性を両立。一方で、全車に電動格納ミラーやUVカットガラスが標準装備されています。ホイールサイズや装備はグレードごとに異なり、「X」には14インチのスチールホイール、「G」には15インチ、「Z」には16インチのアルミホイールを装着。
インテリアでは、8インチディスプレイオーディオを全グレードに標準装備し、「Z」グレードには本革巻きステアリングやオートエアコンなどの上級装備も用意されています。
スペック
・エンジン(X、G):1.0L直列3気筒DOHC、69ps・エンジン(X、G、Z):1.5L直列3気筒DOHC、120ps
・エンジン(ハイブリッドU、X、G、Z):1.5L直列3気筒DOHC+モーター、91ps
・ボディサイズ:全長3950mm×全幅1695mm×全高1495〜1510mm
車検費用
トヨタのディーラーで車検を受ける場合、法定費用と車検基本費用が加算されます。車検基本費用に含まれる項目は店舗によって異なるため、事前に確認しておきましょう。トヨタ ヤリスの車検に必要な法定費用はおおよそ以下の通りです。
【法定費用】
自動車重量税:24,600円
自賠責保険料:17,650円
印紙代:1,800円
合計:44,050円
【主な基本料金】
完成検査料:8,800円~
完成検査料:11,000円~
代行手数料:11,000円
合計:30,800円~
上記を合算したヤリスの車検費用は、74,850円~となります。場合によっては、エンジンオイル交換2,000~4,000円、バッテリー交換10,000~30,000円がかかります。
検査前の点検にて不具合箇所が見つかった場合や、安心して車に乗るための整備を行う場合は、追加整備料金として費用が必要になります。トヨタディーラーにおけるヤリスの整備料金も店舗によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
エンジンオイル交換:5,000円~
バッテリー交換:30,000円~
エンジンオイルと合わせてエレメント交換を行う場合は、8,000円~が目安となります。事前に追加費用を確認しておきましょう。
なお、ハイブリッドエンジンのヤリスは、継続車検(購入後の初回車検)時に、重量税が約22,500円減税されます。
トランク・ラゲッジルームの広さ
奥行き630mm×幅1,153mm×高さ831mm(4WDは692mm)×容量270L(4WDは209L)ヤリスの「Z」グレードに標準装備されているアジャスタブルデッキボードを使用すると、荷物を2段にして収納することが可能です。また、ボードは自立式のため下段への荷物の収納も容易です。
普段の買物の積み込みはもちろん、レジャー時の荷物の積み込みも十分対応できるでしょう。
また、後部座席を倒すとスペースが広がり、ゴルフバッグなどの大きな荷物の積み込みも可能となります。家族のお出かけはもちろん、アウトドア用品の積み込みも対応可能です。
日産 ノート

日産 ノートの特長
日産ノートは、2005年に登場した5ナンバーサイズのコンパクトカーです。登場から7年後の2012年には2代目モデルへと進化し、モデル途中にはe-POWER搭載グレードも追加されました。2020年に登場した現行モデル(3代目)は、e-POWER専用車として全面刷新され、電気の力による力強く滑らかな走行性能を実現します。
さらに2023年にはフロントデザインが一新され、従来のVモーショングリルに代わって新デザイン「デジタルVモーション」を採用。日産の電動化戦略を象徴するモデルとして、より洗練された存在感を放つようになりました。
日産 ノートの中古車相場
日産ノートを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:45万円~190万円
2019年式:65万円~206万円
2020年式:52万円~243万円
2021年式:82万円~268万円
2022年式:118万円~278万円
2023年式:130万円~288万円
2024年式:169万円~344万円
2025年式:212万円~319万円
日産ノートの中古車市場での販売数は7570台です。販売期間が長く流通量も多いため、さまざまな条件に合った中古車を見つけやすいのが特徴です。また、よりEVに近い存在であるe-POWERモデルも中古車価格がこなれてきており、こちらも幅広い選択肢から選べます。
装備
現行の「X」は、もともと上位モデルのため電制シフト、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドは標準装備されています。また、「X」の4WD車である「XFOUR」は、寒冷地仕様が標準装備されており、必要とする地域では欠かせないでしょう。
現行のノートでは、「360°セーフティサポート」を採用。全方向への安全性能を高めました。また、前席のエアバッグだけでなく運転席のニーエアバッグ、前席のサイドエアバッグとカーテンエアバッグを全車に標準装備。衝突安全性も確保しています。
スペック
・エンジン:1.2L直列3気筒DOHC・ボディサイズ:全長4,045mm×全幅1,695mm×全高1505~1,520mm
車検費用
日産のディーラーで車検を受ける場合、法定費用と車検基本費用が加算されます。車検基本費用に含まれる項目は店舗によって異なるため、事前に確認しておきましょう。日産 ノートの車検に必要な法定費用はおおよそ以下の通りです。
【法定費用】
自動車重量税:24,600円
自賠責保険料:17,650円
印紙代:1,600円
検査代行手数料:9,900円
合計:53,750円
【主な基本料金】
24ヶ月点検料金:28,050円
保安確認検査料:8,800円
合計:36,850円
上記を合算したノートの車検費用は、90,600円となります。
検査前の点検にて不具合箇所が見つかった場合や、安心して車に乗るための整備を行う場合は、追加整備料金として費用が必要になります。日産ディーラーにおけるノートの整備料金も店舗によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
エンジンオイル交換:5,700円~
バッテリー交換:公式サイトに記載なし
エンジンオイルと合わせてエレメント交換を行う場合は、12,500円~が目安となります。事前に追加費用を確認しておきましょう。
トランク・ラゲッジルームの広さ
日産ノートのトランク・ラゲッジルームの広さは、約330Lの容量です。奥行620mm×幅950mm×高さ820mm
お買物はもちろん、ベビーカーもOKです。レジャーの時も不便さは感じないでしょう。
ホンダ フィット

ホンダ フィットの特長
ホンダ フィットはコンパクトながら、広い室内や操作性の良さがおすすめのポイントです。4代目は、ガソリンエンジンだけでなくハイブリットの「e:HEV」の選択も可能。基本的にモーターで走りますが、走行用モーターに電力を供給し、EVカーと同様に走行可能な点も特長のひとつです。
ホンダ フィットの中古車相場
ホンダ フィットを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:76万円~212万円
2019年式:91万円~284万円
2020年式:84万円~228万円
2021年式:99万円~239万円
2022年式:110万円~249万円
2023年式:140万円~266万円
2024年式:154万円~300万円
2025年式:186万円~261万円
ホンダ フィットは現在の中古車市場では約4780台流通しています。ホンダの売れ筋コンパクトカーとして、流通量が多く販売期間も長いため、中古車市場では幅広い選択肢がそろっているのが特徴です。ただし、日常使いに適した実用性の高いモデルであるがゆえに、ハードに使用された中古車も少なくありません。特に低価格帯の車両を検討する場合は、車両の状態をしっかり確認することが重要です。
人気のボディカラー
ホンダ フィットは、ツートンカラーも入れて12色が用意されています。・プラチナホワイト・パール
・クリスタルブラック・パール
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
・メテオロイドグレー・メタリック
・フィヨルドミスト・パール
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
・プレミアムサンライトホワイト・パール
・ルナシルバー・メタリック
・スレートグレー・パール
・スレートグレー・パール&ブラック
・プラチナホワイト・パール&ブラック
・フィヨルドミスト・パール&ブラック
この中では、純白の「プラチナホワイト・パール」と、漆黒の「クリスタルブラック・パール」、そして明るいグレー色の「ルナシルバー・メタリック」が人気です。
スペック
・エンジン:1.5L直列4気筒DOHC・ボディサイズ:全長3,995~4,095mm×全幅1,695~1,725mm×全高1,515~1,570mm
歴代のホンダ フィット
初代フィットは、2001年にホンダの5ナンバー5ドアコンパクトカーとして登場し、1.3Lと1.5Lの2種類のエンジン、FFと4WDが用意されました。低燃費でコストパフォーマンスが良いことが高評価を受け、当時人気があった「カローラ」を上回る売り上げとなりました。
2007年には2代目が発売されます。2代目は新開発の「i-VTEC」を採用し、走行出力を大幅に上げることに成功しています。
2013年には3代目が発売されます。デザインコンセプトを「EXCITING H DESIGN!!」として、ホンダ最量販車を目標として掲げ開発されたのです。なお、3代目ではエンジンをDHOCに切り替え、走行性能が格段に向上しました。
2018年のマイナーチェンジでは、「スマートアシストIII」に変更するとともに、排出ガス基準50%低減レベル認定も取得し、安全や環境に配慮する姿勢を強化します。
2020年には4代目が登場。グレートは中心グレードの「HOME」など5種類に置き換えられました。
先代モデルとの比較
2代目(2007年~2013年)2007年にフルモデルチェンジされた2代目では、「センタータンクレイアウト」の採用により後席や荷室の広さがさらに進化。使い勝手の良さを維持しながら、デザイン性や安全性も向上し、ファミリーユーザーを中心に幅広い支持を集めました。
3代目(2013年~2020年)
3代目では、パワートレインと車体を全面的に刷新し、ボディサイズも拡大。これにより、室内の快適性が高まったほか、先進安全装備の充実や、ドライバー視点を意識したコックピットスタイルの採用により、よりスポーティな印象が強まっています。
4代目(2020年~)
4代目では、「心地よさ」を重視したシンプルで洗練されたデザインへと回帰。パワートレインは1.3Lガソリンエンジンと、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」の2種類に整理され、ハイブリッドモデルは「フィット e:HEV」として展開されました。
さらに、2022年のマイナーチェンジでは排気量が1.5Lに拡大され、フロントデザインや内装の質感も向上。スポーティな「RS」グレードも復活し、使いやすさに加えて、個性やスタイルでも選べるモデルへと進化を続けています。
トヨタ パッソ

トヨタ パッソの特長
トヨタ パッソは、軽自動車とコンパクトカーの中間層をターゲットとしたコンパクトカーです。最小回転半径4.6mという優れた取り回しの良さと、手頃な価格帯が魅力で人気を集めました。また、ダイハツとの共同開発によって、高い燃費性能と5人乗りの実用性を実現。狭い街中でも扱いやすく、運転初心者や初めてのマイカーとしても高い支持を獲得し、長年にわたって根強い人気を誇るモデルとなりました。
しかし、2023年9月にパッソは販売終了となり、兄弟車のダイハツ ブーンも同年12月で生産を終了。現時点ではパッソの後継モデルは発表されておらず、同クラスの新たなエントリーモデルの登場が待たれている状況です。
トヨタ パッソの中古車相場
トヨタ パッソを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:55万円~150万円
2019年式:54万円~159万円
2020年式:75万円~183万円
2021年式:82万円~180万円
2022年式:82万円~195万円
2023年式:108万円~174万円
トヨタ パッソは、中古市場に約2520台が出回っています。比較的流通量が多く、新車価格も手頃だったことから、中古車市場でも購入しやすい価格帯の車両が多く見られます。
グレード別の分布としては、「X」と「モーダ」が市場を二分している状況です。
人気のボディカラー
トヨタ パッソのボディカラーは、ツートンカラーを含めて15色あります。・ホワイト
・ターコイズブルーマイカメタリック
・ダークエメラルドマイカ
・ファイアークォーツレッドメタリック
・ブライトシルバーメタリック
・パウダリーベージュメタリック
・ブラックマイカメタリック
・プラムブラウンクリスタルマイカ
・パールホワイトIII
・ジューシーピンクメタリック
・ブラックマイカメタリック×ダークエメラルドマイカ
・ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック
・ブラックマイカメタリック×パウダリーベージュメタリック
・ブラックマイカメタリック×パールホワイトIII
・ホワイト×ジューシーピンクメタリック
この中で人気なのは、深みのあるシルバー色の「ブライトシルバーメタリック」です。シルバー系が選ばれやすいのは、リセールバリューが高いことも理由のひとつです。
スペック
・エンジン:1.0L直列3気筒DOHC、69ps・ボディサイズ:全長3,650~3,680mm×全幅1,665mm×全高1,525mm
歴代のトヨタ パッソ
トヨタ パッソは、トヨタの発売する5ドアハッチバックコンパクトカーです。トヨタとダイハツの共同開発で誕生しています。2004年に初代が発売されて以来、モデルチェンジを行いユーザーのニーズを満たし続けています。なお、初代から車内を広めにとり、収納場所も考えられているなど初めから女性ユーザーを意識した作りです。
2010年に初めてのフルモデルチェンジを行いました。女性スタッフが中心となって開発にあたり、視野を広くして収納もより使い勝手がよくなっています。
グレードは上位の「G」と、スタンダードの「X」の2種類になりました。また、トヨタの中でも特に安全性能が高く、低燃費を実現させています。
2016年に2回目のフルモデルチェンジ。前回までとは異なり、ダイハツの単独での開発によるOEM供給モデルです。駆動方式は前回同様FFと4WDが設定され、1.0L車のみに1本化されました。
グレード体系はノーマルモデルの「X」に集約し、新グレードの「MODA」を発売。運転性能、安全性能もより配慮されました。
先代モデルとの比較
初代(2004年~2010年)エンジンは、1,000ccで直列3気筒、1,300ccで直列4気筒が使用され、フルタイム4WD車もあるのが特徴です。トヨタ パッソのスマートエントリーにはダイハツが開発した「キーフリーシステム」が搭載されました。
2代目(2010年~2016年)
プラットフォームが一新され、より軽量化、安定した走行性を実現しています。 全車に横滑りを防ぐVSC&TRCや、緊急ブレーキシグナルを標準装備。より女性目線の車内の改良が加えられ、居住性が良好になっています。
3代目(2016年~)
フルモデルチェンジにより、1L直列3気筒に1本化され、2WDと4WDのどちらも低燃費を実現させています。また、衝突回避支援システム「スマートアシストII」も搭載され、より安全性を高めています。
※本記事は、2025年5月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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