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更新日:2022.09.30 / 掲載日:2022.09.30

WRX S4の魅力とは?スバル伝統のスポーツ4WDに迫る!

多ジャンルの人気車をセレクトし、決め手のポイントをズバリ解説!
その車がもたらす価値に要注目だ。

●文:川島茂夫

SUBARU WRX S4

セダン 2.4ℓターボ・4WD

市街地からサーキットまで

●価格:400万4000〜477万4000円
●発表年月(最新改良):’21年11月(未実施)

■主要諸元(STIスポーツR) ●全長×全幅×全高(㎜):4670×1825×1465 ●ホイールベース(㎜):2675 ●最低地上高(㎜):135 ●車両重量(㎏):1600 ●パワーユニット:2387㏄水平対向4気筒DOHCターボ(275PS/38.2㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:10.8㎞/ℓ ●タイヤ:245/40R18

伝統のスポーツ4WDに
電子制御で新たな魅力を
 SUVが主力になりつつあるが、スバル4WDの勇名を築いてきたのが高性能オンロード4WDスポーツ。そして現在その頂点モデルとなるのが、このWRX S4である。ハードウェア構成ではレヴォーグのセダン仕様と考えてもいいのだが、スポーツ濃度はレヴォーグよりも高い。
 パワートレーンはレヴォーグでは上級設定になる2.4ℓターボのみ。サスチューニングも多少ながら硬めになる。ミッションはCVTのみの設定となるが、各段固定ギヤ比の8段変速モードが用意され、現代的な2ペダルのスポーツドライビングが可能だ。
 スペックを追えばスポーツ趣味のマニア限定モデルのように思える。筋肉派を予感させる外観も同様。そこで実力を発揮してこその本格スポーツだが、それがすべてではないのが同車の特徴だ。
 280PS級のエンジンだが、低負荷域での力強さや運転感覚にも優れ、市街地走行も楽に運転できる。全開性能だけが取り柄ではなく実用エンジンとしても高性能なのだ。さらにSTIスポーツR系には電子制御サスを採用し、ハードなスポーツドライビングから快適ツーリングまでこなせるフットワークを示す。

スポーツモデルらしく引き締まったシャープなフォルム。SUVのようなクラッディングは空力効果を狙ったもので、ハニカム形状の微細な表面処理が施されている。
遠目にはスバル車共通のデザインだが、2眼メーターや直線的な造形のインテリア、ホールド性の高いシートがスポーツ心を刺激する。

【ココが決め手】スポーツとツーリングをバランス良く融合

 趣味に走ったスポーツ性ならクセを抑え込むドライビングも楽しみだが、本格スポーツならドライバーの負担軽減も性能のひとつ。ドライバーに掛かるストレスが大きければ「人×クルマ」のポテンシャルが低下するのは当たり前。その按配が巧みなのがWRX S4であり、とくにSTIスポーツR系が優れる。
 クラッディングを施したフェンダーなど見た目にはマニア臭たっぷりだが、意外なほど汎用性にも優れる。家族と一緒にツーリング、ついでにサーキットに寄ってスポーツ走行というのも大いにアリ。

電子制御サスを搭載するSTI系は、ドライバーの好みや走行状況の違いに的確に応えてくれる。
≪オススメグレード≫ STIスポーツR EX
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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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