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更新日:2022.06.10 / 掲載日:2022.06.10
ドラレコ利用者の約5割「録り逃しに不安」 パイオニア調査
パイオニアは6月10日、20代~60代の車を保有している男女1,000名を対象に実施した、ドライブレコーダーの利用状況に関する調査の結果を公表した。
今回の調査では、ドライブレコーダー普及率は車保有者の54.5%で、2人に1人が自車にドライブレコーダーを設置していることが明らかに。その一方で、録り逃しに対して何らかの不安を抱えているユーザーが56.5%に上った。
車保有者に一定の普及広がるドラレコ


20代~60代の車を保有している男女1,000名を対象に、「現在、設置している車載機器」について聞いたところ、「カーナビ」と回答した割合が78.5%と最も多く、次いで「ドライブレコーダー」が54.5%、「カーセキュリティ用車載デバイス」が18.8%という結果に。また、「今後、新規購入、買い替え、買い増ししたい車載機器」に関する質問については、「ドライブレコーダー」と回答した方は29.1%と最も多く、次いで「カーナビ」が10%という結果になった。
所有者はカメラの死角や操作方法に不安


ドライブレコーダー利用者に対して、「ドライブレコーダーについて、不安に思ったことはありますか」という質問をしたところ、「死角があって映っていない」が21.6%、「いつ・どのように録画されているのかが確認できないこと」が21.0%、「データの再生方法」が18.4%、「SDカードの挿入漏れやエラーなどで、録画されないこと」が16.0%という結果に。「あてはまるものはない」と回答した43.5%以外の、56.5%のユーザーが「録画した映像を確実に利用できるか」に不安を抱えていることが分かった。
さらに、ドライブレコーダー保有者へ「ドライブレコーダーの記録を確認したことがありますか」と質問した際に、「ない」と回答した方のうち、「録画映像の確認方法を知らない」という回答者は53.2%。録画映像の確認方法を正しく認識できていないユーザーが一定数いることも見受けられた。

また、車保有者に対して「ドライブレコーダーの機能として、欲しいものはありますか」と聞いたところ、「録画映像をクラウドに保存しスマートフォンで確認」と回答した人が38.4%と最も多く、次いで「ドライブレコーダー付属のモニターで確認」が30.4%、「SDカードで確認」が25.2%という結果に。パイオニアではこの結果を受け、スマートフォンなどで簡単に録画映像を確認でき、いざという時に録り逃しの心配がないドライブレコーダーの需要を見出している。
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