車とお金
更新日:2019.06.22 / 掲載日:2016.10.26

車の追突事故で警察を呼ばないとどうなるのか

事故を起こした時に警察を呼ばないとどうなるのか

goo-net編集チーム

自動車事故ゼロを目指して、自動車そのものの追突回避などの制御技術の進歩や、
安全性の向上には目を見張るものがありますが、
交通事故のリスクがなくなったわけではありません。

万が一、自動車を運転していて事故を起こしてしまった時や、
事故に巻き込まれてしまった時には、どうすればよいのでしょうか。
また、このような時に、警察を呼ばないとどうなってしまうのでしょうか。

事故が発生してしまった場合の対処法と併せて見ていきましょう。

事故を起こした時に警察を呼ばないといけない理由とは?

道路交通法では、以下のように義務づけられています。
交通事故があった時は負傷者を救護し、道路上の危険を防止する措置を講じるとともに、
警察に事故発生の日時、場所、怪我や破損の状況などの事故内容を報告すること。
事故を起こした時に警察を呼ぶことはドライバーの義務なのです。

交通事故による負傷者がいるにも関わらず、
交通事故を起こした者が警察への通報を怠ることは法律違反であり、
罰則の対象となります。

警察を呼ばないで示談で済ませてしまうと、後々トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
また、警察に届けなければ、交通事故証明書が発行されることもありません。
交通事故証明書がないと損害賠償や保険金などの受取ができません。

負傷者のいない軽い事故だったとしても、必ず警察を呼びましょう。

事故発生時に警察を呼ばないと、どのようなリスクがあるのか

まず、交通事故を起こして負傷者がいるのに警察に通報しなければ違法です。
では、車を軽く追突され、負傷者もいないという場合、
警察を呼ばなければどのような問題が出てくるのでしょうか。

警察に届け出ないと交通事故証明書が発行されません。
交通事故証明書とは、事故があったことを警察が証明する書類です。
つまりこの書類がないと事故を証明する公的な証拠が得られないということです。

早急に示談して、後になって事故の相手に事故はなかったと言われても、
事故があったことを証明する手段がありません。

どんな場合でも、警察を呼んで交通事故証明書を発行してもらうことが重要です。

また、追突事故などでは、事故から数日経ってむち打ちなどの症状が出ることがあります。
後から相手に治療費や慰謝料を請求したくても、交通事故証明書がなければ難しくなります。

警察にきちんと届け出ることで、事故後のトラブルを回避することができます。

事故を起こした時の正しい対処法

事故直後は冷静に対処することが大切です
もし事故を起こしてしまったら、速やかに車を止め、
負傷者がいれば、まず119番通報し、救急車を呼びましょう。

その後、警察に通報します。必要に応じて道路に三角表示板を置き発煙筒を使うなど、
2重の事故を防ぐためにも危険防止の措置を講じます。

保険内容によっては事故対応サービスもあるので、保険会社にも連絡しましょう。
警察が来るまでの間、相手の身元や連絡先を必ず確認してください。

交通事故ではどのようにして事故が起こったのかを記録として残すことも大切です。
警察にすべてを任せずに、自分でも事故時の状況をメモしておきましょう。

警察が来たら警察の指示に従い、周囲に目撃者がいる場合は協力を仰ぎます。
救急車を呼ばなかった場合でも、自分で判断せず、医師の診察を受けましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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