愛犬とのドライブが楽しくなる1台

　5ナンバーサイズのミニバン、ヴォクシーの現行モデルがベストチョイス。2014年にでデビューした現行型は質感も大きくアップして、「フルサイズは気がひける」というユーザーから絶大な支持を得ている。サイドステップの地上高は360mmと超低床で、フロアとの段差もほとんどない。老犬にも、高齢者にも、小さなお子さんにもやさしい設計になっている。しかも室内高は1400mmと広々とした居住空間を持っている。できれば、リアオートエアコンを装備した個体を選んでほしい。

　中古相場は、発売から1年ほどしか経過していないため若干高め。240万円～280万円がボリュームゾーンとなっているが、供給量が増えてくれば価格も落ち着いてくる。なお、押し出し感の強さでヴォクシーをセレクトしているが、兄弟車の「ノア」を選ぶと若干相場が低くなるのも考慮に入れよう。

　コンパクトなボディに、3列シートを備えたゆとりの居住空間を持つコンパクトミニバン。人間と比べてはるかに音に敏感な犬が快適に過ごすことができるよう、静粛性の高いハイブリッドモデルをおすすめしたい。カーゴルームには8か所にフックがあってケージの固定がしやすいのもポイント。また、抜け毛のつきにくいシート表皮、汚れにくいラゲッジ床となっていて掃除がラクなのは嬉しい。

　人気モデルだけに台数も豊富で探しやすい。価格的には、150万円前後がボリュームゾーンとなっている。乗り心地を考え、高年式、低走行の車両を中心に探していきたい。

　コンパクトカーながら、助手席側がBピラーレスで大開口の電動スライドドアを装備。小回りも利くし、3人家族＋小型犬という構成なら使い勝手がいいだろう。中古市場には150万円以下の個体が多く、お手頃感も強い。

　カーゴルームのアレンジが多彩な軽ワンボックス。バモスをベースに、遊びや趣味での活用を視野に入れて開発しており、撥水加工のシート、荷室のフックなどは愛犬と出かけるときにもメリットが大きい。年式や走行距離にこだわらなければ、30万円ぐらいから入手可能。