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更新日:2018.11.24 / 掲載日:2009.10.10
日産 エルグランド 新車紹介(2009年10月)
日産 エルグランド 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表・発売/2010年8月4日・8月18日
日産自動車 TEL:0120-315-232
文:諸星陽一 写真:齋藤正
■FF化とロー&ワイドフォルムでよりスポーティ路線に転身
■ドライビング/ユーティリティ
FF化の最大の恩恵はパッケージングに現れており、車高を先代より95mmもダウンしつつ、室内高は20mmアップ、フロア高は130mmダウンを実現。つまり、低重心化しつつ居住性も乗降性も向上することに成功している。実際、見た目はグッとローフォルムになった。
一方、背が低くなったことで懸念される室内空間は、ガラスエリアがルーフに向かって絞られていることもあり、先代モデルのような圧倒的な開放感は薄い。しかし、前後左右のゆとりは十分だし、上下方向やヘッドクリアランスも不満はなし。むしろ、適度な包まれ感があり、落ち着ける空間を演出している。
搭載されるエンジンは、3.5Lと2.5Lの2種類。3.5Lは従来同様、V型6気筒のVQ35DEだが、2.5Lは直列4気筒のQR25DEが採用された。これはエルグランド史上初となるガソリン4気筒エンジンとなる。ミッションは搭載エンジンに関係なく、6分割のマニュアルモードを備えるCVTが組み合わされる。
シート配列は前から2-3-3名の8名定員と、セカンドシートが2名となる7名定員の2タイプ。セカンドベンチタイプは6対4分割のロングスライド式で、大型センターアームレストを装備する。また、セカンドセンター、サードセンターを含めてすべての席に3点式シートベルトを装備したのも、特筆に値する。
■インテリア/エクステリア写真[1]
複雑な曲面や高級感のある木目調パネルにより、ゴージャスな印象。デザインやレイアウトは、より乗用車ライクになった。インテリジェントエアコンは全車標準、ナビは全車オプションとなる。
最上級のプレミアム以外はシートアジャストはマニュアルとなる。全グレードの助手席にオットマンが装備される。
7名定員の2列目キャプテンシートは、背もたれの角度を変えられる中折れ機能やオットマンを装備。快適な座り心地を提供。
■インテリア/エクステリア写真[2]
3.5Lは最高出力280馬力/最大トルク35.1kg m、燃費は最高9.8km/Lを記録する。一方の2.5Lは170馬力/25.0kg m、燃費11.6km/L。
サードシートの収納は6対4分割の前倒しに変更された。プレミアムの場合は電動収納&復帰機構も装備される。
オーテックジャパンの手によりカスタムが施されたライダーももちろん設定。迫力あるメッキグリルや専用アルミホイールなど、そのスタイルは存在感抜群。
エルグランド 350 ハイウェイスター(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4915×1850×1815mm |
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ホイールベース | 3000mm |
トレッド前後 | 1600mm |
車両重量 | 2000kg |
エンジン | V6DOHC |
総排気量 | 3498cc |
最高出力 | 280ps/6400rpm |
最大トルク | 35.1kg m/4400rpm |
10・15モード燃費 | 9.8km/L |
サスペンション前/後 | ストラット/マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 225/55R18 |
バリエーション&価格
250XG | 307万6500円(336万円) |
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250ハイウェイスター | 338万1000円(366万4500円) |
350ハイウェイスター | 385万3500円(413万7000円) |
350ハイウェイスター プレミアム | 435万7500円(464万1000円) |
ハイウェイスターには、同価格で7人乗り仕様の設定あり。