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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2015.02.18
スバル、水平対向エンジンの累計生産台数が1500万台を突破
水平対向エンジンFB25型
スバルは2月17日、水平対向エンジンの累計生産台数が1500万台を突破したと発表した。小型乗用車「スバル1000」の初搭載から49年目での達成となった。
「スバル1000」に搭載された水平対向エンジンEA52型
また同時に、4WDシステムである「シンメトリカルAWD」の生産累計台数は、1972年9月に発売した「スバル レオーネ4WDエステートバン」への初搭載から、2015年1月で1400万台を突破したことも発表した。
スバルが採用する水平対向エンジンは、ピストンが左右に向き合う形で配置されたシステム。近年は「ボクサーエンジン」というネーミングで、多くのファンを獲得してきた。水平対向エンジンのメリットとしては、エンジン全高が低く、車体の低重心化につながることが挙げられる。これにより、高い走行安定性やハンドリング性能に寄与する。
シンメトリカルAWDの生産累計台数は1400万台を突破
また、水平対向エンジンと組み合わされるシンメトリカルAWDは、左右対称のパワートレーンによる重量バランスのよさから、安定した高速走行を実現するという。
新型レガシィのAWDシステム
スバルは、長年に渡って水平対向エンジンにこだわり続けているが、同じく水平対向エンジンにこだわったメーカーとしては、ポルシェしか見当たらない。スバルでは、水平対向エンジンはシンメトリカルAWDとともに、安全思想と走る愉しさを支える中核の技術と位置づけており、今後も「確かなクルマづくり」と「安心と愉しさ」を提供していくとコメントしている。