車のエンタメ[2017.08.10 UP]

60年前にEVってあったの!? 最初のEV「たま電気自動車」がよみがえる

 突然でございますが、国産の電気自動車(EV)が登場したのはいつ頃だと思いますか? ヒント……平成ではございません!

 じつは、日本で最初に電気自動車の波が来たのは終戦直後。その代表的なクルマが「たま電気自動車」でした。どうして、そんなに早い時期にEVが? と思いますが、終戦直後の混乱期はまだガソリン事情が安定していませんでした。だから電気だったのですね。 そんな、たま電気自動車を日産がレストア。そのお披露目の様子を収めた動画を紹介しましょう。レストア担当者が説明してくれ、まるでその場にいるかのような気分を味わえます。

 では、どうして日産なのか? 鋭い質問です。じつはこの「たま電気自動車」を作ったのは、立川飛行機という会社でした。以前は社名のとおり、飛行機製造をおこなっていたのですが、終戦後は自動車メーカーへの転身を図りました。そして、その会社がのちの「プリンス自動車」。つまり日産の前身である会社のひとつというわけなのです。

 当時の技術者たちは、そんな混乱期でも「日本の物流を変えないと」という思いで必死に作り上げたのだそうです。

 飛行機のエンジニアが設計したので、飛行機らしい部分もあります。たとえばボンネット。いまではごくふつうの前開きですが、当時は横開きが当たり前。とっても斬新だったといいます。

 ウインカー(のかわり)もおもしろいですね。こちら「アポロ」と呼ぶらしいです。

 ヘッドライトがある場所のデザインは、飛行機の翼をイメージしているのだとか。それにしても、温かみのあるデザインですね。

 今日の日産 リーフとの最大の違いは何でしょう?  日産レストアチームによりますと、「余った電気を回収することなく、熱として捨ててしまっていたこと」だとか。
 とはいえ、のちに改良されたモデルの航続距離は200km。そして3年間で1000台以上が販売されたというのですから凄いです!

「たま電気自動車」、日本にEV史に燦然と輝く存在です。

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