中古車購入
更新日:2021.08.17 / 掲載日:2021.08.17
メルセデス・ベンツ Eクラスオールテレインの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介
2017年に発売を開始したクロスオーバーモデルのメルセデス・ベンツ Eクラスオールテレインに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
メルセデス・ベンツ Eクラスオールテレインの歴史
2017年9月、メルセデス・ベンツからEクラスオールテレインの初代が登場します。EクラスシリーズのSUVとステーションワゴンのクロスオーバーモデルとして誕生し、Eクラス唯一の四輪駆動となりました。
誕生した当初、この車種には「Eクラスオールテレイン E220d 4マチック」というグレードのみ設定されています。エクステリアはスポーティーかつ洗練されたデザインとなっており、インテリアに関しても質感の高い素材なのでラグジュアリーな存在感を放つ仕上がりです。
2018年8月、一部改良が行われ、ステアリング上に上品でありながらスポーティーなデザインを採用します。さらに、ステアリングから手を放さずともナビの操作や車両の設定などを行える「タッチコントロールボタン」、カメラとセンサーで走行時に先行車を認識し、速度に応じて車間距離を調節してくれる「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)」などの操作ができるスイッチを搭載しています。
2020年3月、Eクラスオールテレイン E220d 4マチックをベースにした特別仕様車の「Eクラスオールテレイン E220d 4マチック ローレウスエディション」が登場します。
このグレードは、ベースのEクラスオールテレイン E220d 4マチックよりも大幅に機能が増えており、Qi規格対応機種の電話を無線充電可能なワイヤレスチャージング機能、開放感のある大きな面積のガラスルーフであるパノラミックスライディングルーフ(挟み込み防止機能付)を標準装備しています。
その他にも、ブルメスター社と共同開発を行った高純度な音質が楽しめるBurmesterサラウンドサウンドシステムなども装備しました。
2020年9月、マイナーチェンジが行われます。フロントエンドのヘッドライト部分には、上下方向に薄くなり、わずかに切れ上がるようなデザインを採用しました。さらに、バンパー下部左右には2本のフィンが配置されるなど、シャープでダイナミックな印象に変わっています。
このとき、装備にも少し変更を加えており運転手の声に反応して、車内の温度設定の変更や音楽を再生してくれる機能の対話型インフォテインメントシステム「MBUX」にAR機能を導入。これにより、ナビを使用した場合、以前よりも直感的な道路選びが可能となりました。
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Eクラスオールテレイン E220d 4マチック
Eクラス唯一の四輪駆動モデル「Eクラスオールテレイン E220d 4マチック」
Eクラスオールテレイン E220d 4マチックは、Eクラスオールテレインが誕生した当初から設定されているグレードです。このモデルは、Eクラスステーションワゴンをベースにして開発され、走破性を高めたグレードとして誕生しました。
エンジンには、2.0Lの直列4気筒BlueTECエンジンを搭載しています。そこに9速オートマティックトランスミッションの「9G‐TRONIC」を組み合わせ、高出力でありながら高効率を実現しました。
中古で購入する際の目安となる予算
Eクラスオールテレイン E220d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2017年式:448万円
2018年式:438万~638万円
2019年式:579万円~598万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:908万円~948万円
このグレードは登場から5年ほど経過しているので、現在の中古車市場には20数台が流通していました。初期年式では400万円台で購入できるものもあるなど、価格も落ち着いてきています。
先代モデルとの比較
初代(現行モデル):2017年~
Eクラスオールテレイン E220d 4マチックは、Eクラスオールテレインの誕生と同時に設定されました。
安全装備も充実しており、インテリジェントドライブを標準装備しています。これは、車に搭載されているセンサーやカメラが周囲を監視してくれるもので、周囲で他の車や歩行者などとの危険を検知した場合は、アクセルやブレーキでアシストしてくれる機能です。
その他にも、運転席や助手席、サイドにはエアバッグや盗難防止システムなどを標準装備しています。
Eクラスオールテレイン E220d 4マチックの中古車は、20数台が流通している状況です。決して台数が多いというわけではありませんが、比較的新しいモデルでこの台数が流通しているので少しは選択肢も多いでしょう。
2017年の誕生時は新車価格が800万円台だったものが、400万円台に下がるなど、ある程度価格も落ち着きつつあります。しかし、2020年以降のモデルは中古車でも900万円以上と、新車価格とほとんど変わらない状況です。どちらにしても高額なため、予算を考慮して購入を決める必要があります。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力194ps。ボディサイズは全長4947mm×全幅1861mm×全高1497mmです。
人気のあるカラー
Eクラスオールテレイン E220d 4マチックのボディカラーは、下記の10色が設定されています。
・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)
この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。
※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味し、(マット)はマットペイントを意味します。
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※本記事は、2021年8月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。