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新車値引き情報 [2021.05.26 UP]

【新車購入】X氏の値引きにチャレンジ大作戦

ジムニーから21.6万円引き!

仏の顔は……二度でお終い!? 三度目の挑戦に超難関の壁!! 退路を断って怒涛の攻撃!!!

【プロローグ】 我が山口県ではクルマが生活必需品。一家に1台どころか、1人に1台が当たり前となっています。もちろん我が家でも、私がアルファード、嫁さんがN-BOXを使ってきました。
 ところが最近、私は社用車を“通勤の足”として使用することになったため、アルファードの利用率が急激に低下。いまではすっかり無用の長物となってしまっています。そこで、一大決心。泣く泣くアルファードを手放すことにしました。ちなみに、家族で出かけるときもN-BOXが活躍しています。
 でも、やっぱり寂しい……。
 アルファードのような贅沢なクルマでなくてもいいから個性的で楽しいマイカーを持ちたい! そこで家族会議を招集。思いの丈(たけ)を語ると、
「気持ちはよくわかったけど、家計を預かる者としては簡単には了承できません。アルファードの売却値段と購入するクルマの値引き条件しだいということにしましょう」
 よっしゃ! 月刊自家用車を長年、愛読してきた成果をフルに発揮して頑張ればいいわけです。しかし、大本命と考えているジムニーは「発売以来、納車1年待ち」という人気車で、値引きのガードはめちゃ堅そう。この超難関に挑むには「X氏に名乗りを上げて退路を断つ!」しかないでしょ(笑)。
 早速、熱意をしたためてX氏に応募したところ、見事に3度目の採用が決定。松本さんから「アルファードを高く売る方法」と「ジムニーの攻略法」をしっかり教えてもらったところで、スイッチオン!

【売却】 松本さんによれば「アルファードはかなりの高値が期待できます。とくにXさんのクルマは売れ筋のパールホワイトで、人気の高いサンルーフ付きです。走行距離も5万kmと8年落ちにしては少なく、状態がいい。どこの買い取り専門店も欲しがること間違いなしで、上手に競わせれば大幅なアップが望めます。簡単に決めないほうがいいでしょう」とのこと。
 そこで売却方法ですが、買い取り専門店を一堂に集めて競りを行うオークション方式も考えましたが、コロナ禍ということで断念。各店をじっくりまわって値を釣り上げるというやり方を採ることにしました。
 まずは買い取り専門店A社へ。買い取り額は90万円。8年落ちとしては妥当な額だと思うけれど、この程度では嫁さんからOKが出ません。
 別の日、同様に他の買い取り専門店にも査定してもらったところ、88万円と90万4000円との結果を知らせてきました。
 大手買い取り専門店のB社に出向くと、アルファードを見るなり、買う気満々の対応です。
担当「キレイに乗られていますね。他社をまわられましたか?」
X「A社は90万円でしたが、まだいけるみたいです」
担当「サンルーフと後席モニター付きですね。正直、今すぐにでも店頭に並べたいクルマです。負けてられないので、それ以上は出しますよ。ご希望の価格はいくらですか?」
X「高ければ高いほどうれしいですね」(新車の値引き交渉の決め台詞“安ければ安いほど”をアレンジしました)
担当「データを調べたところ、中古車オークションにかけると110万円くらいになる可能性があります。120万円なら、売っていただけますか?」
X「検討させてください」
 3日後、以前売却したことのある地元の買い取り専門店C社へ。大手ではないので期待はしていなかったのですが、B社の120万円を伝えると、
担当「Xさん、125万円で、いかがでしょうか?」
 よし、決定かな……と思ったけれど、松本さんの「簡単に決めないほうがいい」との言葉を思い出して「来週まで考えさせてください」と態度を保留しました(後で考えると、これが大正解でした)。

【交渉1日目】 スズキA店にてジムニーに試乗。とてもいい感じです。しかし、提示してきた値引き条件は8万円で、支払い総額は約195万円。シエラも値引きは同じで、支払い総額は約223万円。
「ジムニーシリーズは生産が追いつかないくらいの人気車なので値引きはあまりできません。Xさんの場合、付属品をまったく付けていないので、頑張ったとしてあと1万円くらいの上乗せしかできません」
 思ったより厳しい。
 続いて付き合いのあるホンダへ。
「あれ? Xさん、N-BOXの買い替えですか?」
X「いや、アルファードを手放すんです。家族にわがまま言って、私が趣味で乗るクルマを買わせていただこうかと……(笑)。ホンダではS660とN-ONEが候補にあがっています」
「わかりました。こういうご時世なんで密になる商談はなるべく控えましょう。LINEで見積もりを送っておきます」
 さすがベテラン、話が早い。
 数時間後、見積もりが送られてきた。S660は値引き9万1260円、支払い総額237万円。N-ONEは値引き8万6700円、支払い総額187万円。どちらも付属品なしのスッピン状態です。
 しっかり攻めれば、両方ともまだ上乗せが取れそうですが、エスロクはやはり“2シーター”がネック。趣味のクルマといっても、家族が同乗することもあると思うと踏み切れません。N-ONEは試乗した結果、シートが小さく、窮屈なところに抵抗を感じました。


驚愕! 買取り値は53万円もUP。絶望! ジムニーは値引きません

【交渉2日目】 買い取り専門店のB社から電話がかかってきたので「C社にほとんど決まりです」と伝えました。すると、
担当「C社とはまだ契約していないんですよね。ご相談なのですが、140万円でうちに譲っていただけませんか?」
 びっくりです。最初の90万円から50万円もUP! 思わず「はい!」と即答しそうになる。しか~し、X氏を2回も経験させていただいている身、ここで踏ん張ります(笑)。
X「C社さんとは以前から付き合いがあるので黙ってほかに売ることはできません。一応、あちらに140万円の値が付いたと知らせないと……」
担当「それではうちの最終値は143万円とします。あちらがそれ以上の買い取り値を出してきたらあきらめます」
 すぐさまC社に電話を入れました。結果は「えっ、143ですか……うちはとてもそこまで出せません」と白旗でした。
 B社に決定。それにしても8年落ちが143万円とは……。
 アルファード恐るべし!

【交渉3日目】 仕事帰りにダイハツへ。狙いはタフト。
 カタログを見ると、ジムニーより安くて燃費もいい。さらにドアは4枚。オマケに天井もガラスで、開放感は満点です。
 ところが、なぜかセールスさんはテンション低め。値引きに話をもっていくと「キャンペーン中なので残価設定型クレジットを利用していただくととてもお得になります」などとはぐらかしてくる。我が家はローン厳禁だと言っているのに……最後になってようやく5万5000円引きを提示してきましたが、その頃にはすっかり買う気がなくなっていました。

【交渉4日目】 買い取り専門店B社にてアルファードの売買契約(143万円)を完了。
X「ところで、こちらではサブディーラーとして、スズキの新車も販売しているんですよね。ちょっとジムニーの見積もりを出していただけますか?」
担当「ジムニー、すごい人気ですよね。新車は納車1年待ちとかなので、うちでは“即納”ってことで新古車をプレミア付きで売ってますよ」(笑)
 提示してきたジムニーの条件は値引き約9万円で、支払い総額は194万円。
 一方、シエラは「お安くできます」と言って16万7000円引きを提示してくれました(支払い総額は215万円)。
 その日の夜、家族会議。
「頑張ってアルファードを高値で売ってきたので、あなたの好きなクルマを買っていいわ」
 結局、支払い総額が高くなるシエラはあきらめて狙いをジムニーに絞ることにしました。

【交渉5日目】 買い物途中でみつけたスズキB店へ。相手は店長さん。こちらが「サブディーラーで値引き9万円が出ている」と言うと「では、うちも合わせます」とのこと。ただし、上乗せは厳しそうです。
 電話でアポをとってからスズキC店に乗り込みました。この店では嫁さんが独身時代にMRワゴンを購入したことがあります。当時、担当だったセールスレディさんはすでにいなくなっていましたが、代わりに応対してくれたセールスレディさんもとても感じがいい人でした。
 これまでの経過を伝えて、
X「近いうちに決めようと思っています。以前、嫁さんがお世話になったこともあるので、条件しだいではこちらで決めちゃう可能性もありですよ」
 しかし、値引きは他社に合わせて9万円。そこで「ほかで買っちゃうかもよー」って感じで、早々に店を出ました。
 数時間後、C店のセールスレディさんから電話が入る。
「Xさんにはぜひ購入していただきたいと思っています。他店に負けないように本部と掛け合って頑張らせていただきますので、よろしくお願いします」
 よし! 本気モードになってくれました。「近いうちに決める。ほかで買っちゃうかも?」作戦が成功したようです。


リモートで風穴を開けろ! 同士討ち戦法で21万円超!

【リモート交渉】 コロナ禍とあって、やはり対面商談は極力避けたいと思います。そこで、これまで商談したスズキ3店とLINEやメールを活用して交渉することにしました。どこの店もタフトとの競合を伝えても反応なしでしたが、スズキ同士の争いを明らかにすると食いついてきました。
 各店と2~3回のやりとりしたあと、最終的にフロアマットやリヤスピーカーなどを追加して、目標を支払い総額185万円に定めました。

【交渉6日目】 いよいよ今日で決めます。一番ノリのいいスズキC店に勝負をかけることにしました。嫁さんも私も担当となったセールスレディさんの人柄を気に入っています。
 まずは持参したノートパソコンを開いて、
X「これで確認しながら、お話ししてもいいですか?」
「もちろん大丈夫ですよ」
 セールスレディさんは見積書を、私はPCを見ながら商談を進める。どっちがお客さんかわからない光景です(笑)。
X「追加の付属品を付けて、190万円になりませんか?」
「厳しい数字ですけれど、決めていただけるなら、ご希望に近づけるように頑張ります」
X「購入するのは私専用の趣味のクルマなので、走行距離はあまり伸びないんですよね。だから、見積もりに計上されている延長保証とメンテナンスパックは必要性を感じないので、外してください」
「わかりました」
X「となると、支払い総額は4万円ほどダウンしますね」
(電卓をたたいて)「……では、メンテナンスパックと延長保証を省いて支払い総額189万円でどうでしょうか? ご希望の190万円を1万円ほど切っていますよ」
X「189ですか……実は185を狙っていたんですが……」
「すみません。ほんと、もう限界なんです」
X「ところで、社外品のナビを持ち込むので取り付けをサービスでお願いできますか?」
「持ち込みだと工賃が2万5000円ほどかかるんですが……お待ちください……(戻ってきて)……純正品ではないので動作の保証ができないことを了解していただければ、なんとか値引きを増やしてサービスというかたちにできると思います」
 ここで付属品の追加作戦を開始。オプションカタログを開いて夫婦であれこれ物色を始めました。実際、家で飽きるほど見ているのですが……(笑)。
X「みなさんが付けている人気の付属品ってなんですか?」
「泥除け(1万1000円)は人気ありますね」
X「じゃあ、それをサービスでお願いします」
「えっ? しばらくお待ちください……(戻ってきて)……OKになりました」
X「それからあとUSBソケット(2090円)もお願いします」(居酒屋さんでおつまみを注文するように言わせていただきました=笑)
「……わかりました……」
X(嫁さんに向かって)「そうそう、何か、欲しいものがあるって言ってたよね」
「スペアタイヤ、むき出しで走るのってかっこわるいよね。カバー、あるといいね」
X「ハーフカバーデカール(2750円)、やったね」
 夫婦のわざとらしい会話のあと、セールスレディさんに向かってにっこり笑いながら、
X「いいですか?」
「ほんともうかんべんしてくださいよ」(笑)
 と言いつつも、奥に引っ込んで店長さんの了解を取り付けてくれました。
「じゃ、新たな見積書を作りますね」
X「え~と、ちょっと待ってください」(と言いながらオプションカタログを開く)
「え~、まだ何かあるんですか?」(困り顔)
X「わがままをたくさん聞いていただいたのでほかのスズキに行くのはやめようと思います……なのでナンバープレートリム(3740円)の追加をお願いしちゃったりして」(笑)
「も~、わかりました。しばらくお待ちください」
 再び奥に引っ込み、またもOKになりました。
「じゃ、新たな見積書を作りますね」
X「いいですよ」
 と言いつつも、オプションカタログを見る(笑)。セールスレディさんは呆れたのか、小出し戦術に嫌気が差したのか、向こうから言い出しました
「Xさん、ドライブレコーダーはどうなさいますか?」
X「社外品を探そうかと思っていますが、メーカーとかにはこだわりませんよ」
「今ならキャンペーンでお安く提供できますよ」
X「ナビはパナソニックに決めていてリヤカメラも互換性があると便利なのでこの2つはセットで購入して持ち込みますが、ETCとドラレコはこちらで買うことにします。だから、割引、よろしくお願いしますね」
「了解いたしました。お得になるように計算して最終的な見積書を出してきますね」
 奥から戻ってきて、
「追加の付属品とドラレコ、ETC、取り付け工賃をすべて込みで、最初のご希望額190万円にさせていただきます。これで決めてください!」
 セールスレディさん、かなり疲れてきたようなので、ここらで終了としました。
 最終的な条件は車両本体から12万4621円引き、付属品&取り付け工賃(14万1790円)から9万929円引きで、値引きの合計は21万5550円となっていました。
 納期については「はっきりした時期はお約束できませんが、1年待ちなんてことはなさそうです」とのこと。
 気長に待ちましょう♪



購入データ
From山口県
SUZUKI ジムニー
  XC(4WD)
トータル値引き 21.6万円

値引き採点 5
スズキ同士の競合に持ち込んで車両本体から12万4621円、付属品(9万9000円)から6万8049円引き、取り付け工賃(2万5025円)から2万2880円引きの合計21万5550円に成功。


提供元:月刊自家用車

グーネット編集部

ライタープロフィール

グーネット編集部

クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えるため、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど 様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。 みなさんの中古車・新車購入の手助けになれればと考えています。

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