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更新日:2021.03.22 / 掲載日:2021.03.22
ボルボ、2025年にEV販売比率35%へ 新型「C40」を今秋導入

2025年にEV販売比率35%を目指す
ボルボ・カー・ジャパン株式会社は、2025年の段階で販売するモデルの約35%をEVとすることを目指し、2030年には国内で販売するすべてのモデルをEVのみとすることを発表した。
2030年には完全な電気自動車メーカーに
2日、ボルボ・カーズは、2030年までに完全な電気自動車メーカーになることを発表した。それは、2030年に向けて電気自動車(EV)のみを製造し、ハイブリッド車を含む内燃機関を搭載した車を全世界で段階的に廃止することを意味している。
この発表に伴い、国内においても段階的にハイブリッド車を含む内燃機関を搭載した車に代えEV の販売比率を高め、2025年には35%、2030年には100%を目指すという。
クロスオーバーEV新モデル「C40」を今秋国内導入

クロスオーバーEV新モデル「C40」
2030年にすべてのモデルをEV化する第一歩として、昨夜発表されたクロスオーバーEVモデル「C40」を今秋国内導入する。新しい「C40」はEV専用モデルとして設計された最初の車両で、ゼロエミッションの未来へ向けたコミットメントの現れでもある。
「C40」は、既存の「S」「V」「XC」からなるボディタイプとは異なる、クロスオーバータイプのSUVで、緩やかな傾斜を伴うルーフラインと印象的なリアエンドデザインが特徴。フロントデザインはEVボルボの新しい顔を表し、ヘッドライトは最先端のピクセルテクノロジーを備える。
その他、Googleと共同開発されたAndroidオペレーティングシステムを採用した新しいインフォテインメントシステムや、ソフトウェアのアップデートをオンラインにて実施するなど、既存モデルにはない新しい取り組みがなされている。
EVモデルはオンライン販売のみ

クロスオーバーEV新モデル「C40」
今後導入するすべてのEVモデルはオンライン販売のみとなる。併せて、当初導入する100台の「C40」は新しいサブスクリプションのプランを用意。これはボルボ・カーズが掲げる「Freedom to Move(モビリティの自由)」を実現するため、顧客のライフスタイルの変化に合わせ、短期での契約終了であっても追加負担なくクルマを手放すことができるもの。詳細については今秋「C40」販売開始時に案内されるという。
ボルボ・カーズにとって「サスティナブル」は、単に電動車のラインナップを拡充するだけではない。開発、製造、使用、リサイクル、リユース、すべての領域において、包括的な視点から取り組み、2040年のクライメートニュートラルの実現を目指している。日本国内でも、秋の「C40」導入に合わせ販売店での再生可能エネルギー活用から具体的な展開を図っていく考えだ。