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更新日:2020.12.03 / 掲載日:2020.12.02

【ミツオカ バディ】話題のSUVを実車でチェック! ベースモデルとの違いや仕様を紹介する

ミツオカ バディ

ミツオカ バディ

文と写真●大音安弘

 ティザーサイトでの公開がWEB中心に話題となっていたミツオカ(光岡自動車)の新型「Buddy(バディ)」が、2020年11月26日に正式に発表。同日より先行予約が開始された。

 新型車の価格は、2Lガソリン車が469万7000円~549万4500円。2.5Lハイブリッド車が、525万300円~589万9300円となる。

バディのベースモデルはRAV4。オリジナルのフロントマスクにLEDライトを採用

LEDを採用したヘッドライトは、上段がロービームで下段がハイビーム

LEDを採用したヘッドライトは、上段がロービームで下段がハイビーム

 ミツオカは、市販車をベースに独自のデザインを与えたオリジナルカーを販売しているが、SUVの投入は今回が初。「自然体でさらりと乗りこなせる相棒」をコンセプトに、70年~80年代のアメリカンSUVを彷彿させるスタイルに仕立てられている。

 ベース車となるのは、人気の高いSUVの一台である「トヨタ RAV4」で、前後マスクを完全にオリジナル仕様に変更。上下2段式ヘッドライトと格子状のメッキグリルを備えるフロントマスクは、まさにアメリカンだ。ヘッドライトは、LED式となり、上段がロービーム。下段がハイビームとなる。グリルに備わるランプはデイライトで、オーバーライト付きの樹脂製メッキバンパーの下がポジションランプとウィンカーとなる。いずれもLED式を採用している。

リヤデザインは、テールゲートを上下開閉式風に仕上げた

クラシカルなアメリカンSUV的雰囲気をねらったリヤスタイル

クラシカルなアメリカンSUV的雰囲気をねらったリヤスタイル

 リヤゲートは、RAV4同様に跳ね上げ式だが、専用のプレートを装着することで、懐かしのアメリカンSUVに備わる上下分割開閉式風のデザインに仕立てている。またバンパーもフロント同様に樹脂メッキパーツを追加することで、クラシカルさと堅牢さを演出している。

全18パターンが用意されたボディカラー

ノースカロライナブルー/ホワイト(ツートーン、オプションカラー)

ノースカロライナブルー/ホワイト(ツートーン、オプションカラー)

 ボディカラーは、標準色となるモノトーン6色に加え、オプションのモノトーンが6色。さらにホワイトルーフと組み合わされる2トーン6色を用意。ボディカラー名にも、「スリラーレッド」や「ディープパープルメタリック」、「トップガングレー」などの70年~80年テイストが取り入れられているのも面白い。ちなみに、足元を彩るクラシックホイールとオールテレインタイヤの組み合わせは、オプションとなる。

インテリアはオプションで専用レザーシートに変更可能

ボディカラーを反映させた専用レザーシートとドアトリム(オプション)

ボディカラーを反映させた専用レザーシートとドアトリム(オプション)

 インテリアは基本的にはRAV4に準ずるが、オプションでボディカラーと同系色をアクセントに取り入れた専用レザーシートとドアトリムを組み合わせることが出来るのもポイントだ。

2種類のパワートレインそれぞれにFFと4WDを設定

ガソリン、ハイブリッドに加えてFFか4WDかも選択可能

ガソリン、ハイブリッドに加えてFFか4WDかも選択可能

 メカニズムもRAV4同様だが、2Lのガソリン車と2.5Lのハイブリッド車それぞれにFF車と4WD車を設定。ベース車の魅力である4WDシステムは、ハイブリッド車専用の「E-four」、ガソリン車の「ダイナミック トルクベクタリング AWD」と「ダイナミック トルクコントロール AWD」のすべてが選べるようにグレード設定されており、SUV本来の魅力である走破性もしっかりと押さえられている。

ミツオカ バディの年間生産台数は? 量産効果を高める工夫も

金型を使った外板パネルの採用で量産性を高めた

金型を使った外板パネルの採用で量産性を高めた

 カタログモデルとなるBuddyは、昨今のSUVの高いニーズを踏まえて、生産効率の向上と力強い直線的なデザインの表現のために、ボディパネルをFRPによるハンドメイドではなく、ABSやPPの金型成型へと変更するなど新たな取り組みを行っている。それでも、初年度となる2021年の生産台数は50台に留まる見込み。2022年以降は、年間150台の生産を計画している。

SUVの流行とアメリカンライフスタイルの人気がバディ誕生を後押しした

 コンパクトカー「ビュート」に代表されるように、これまで欧州クラシックカーをモチーフとしたモデルを中心に展開してきたミツオカだが、2018年11月に発表した創業50周年記念限定車「ロックスター」で挑んだアメリカンスタイルが大きな反響を呼んだ。その成功がミツオカのチャレンジ魂に火をつけ、拡大するSUV市場の動向とマッチングされ、Buddyが誕生することになった。

 カジュアルに楽しめるSUVというキャラクターも、アメリカンライフスタイルを好む人やアクティブな人の心を掴んでいるのだろう。上記にも示したが、Buddyの生産台数のキャパは小さい。来年の台数がより限られるのは、2021年が最終生産となるロックスターの影響もあると見られる。光岡自動車によれば、ユーザーの購入の検討スピードは、これまでの欧州クラシックタイプのデザイン車よりも、アメリカンスタイル車を選ぶ人の方が速い傾向があるという。これは同ブランドが新たな顧客の獲得に成功しているといえそうだ。

ミツオカ バディ 20LX

■全長×全幅×全高:4730×1865×1690mm
■ホイールベース:2690mm
■車両重量:1680kg
■エンジン:直4DOHC
■総排気量:1986cc
■最高出力:171ps/6600rpm
■最大トルク:21.1kgm/4800rpm
■サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
■ブレーキ前後:Vディスク/ディスク
■タイヤ前・後:235/55R19

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グーネットマガジン編集部

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