カーライフ
更新日:2019.12.23 / 掲載日:2019.12.23

暖房をつける冬にアイドリングストップを切った方が良い理由を解説!

暖房をつける冬にアイドリングストップを切った方が良い理由を解説!

グーネット編集チーム

燃費向上やエコなど、様々なメリットがあるアイドリングストップですが、暖房を使用する冬場にはアイドリングストップが作動しないように切った方が良いということをご存知でしょうか?
その理由としては、暖房とアイドリングストップを同時に使用するとバッテリーが上がってしまったり、負荷がかかりすぎる可能性があることなどが挙げられます。

本記事では、それらのなぜ冬にアイドリングストップを使用しない方が良いのかの理由を詳しく解説します。
また、冬場にアイドリングストップが効きにくい理由も併せてご紹介しますので、冬場もアイドリングストップ機能を使用していた方は、是非チェックしてみてください。

寒い時期にアイドリングストップするとバッテリーに負荷がかかる

そもそもアイドリングストップとは、赤信号や渋滞などで車が停止している際、自動的にエンジンが切れる機能のことをいいます。停止中にエンジンをかけ続ける無駄をなくすことで燃費の向上や環境面への配慮ができるとあって、多くの車に導入されています。

そのアイドリングストップ機能ですが、仕組みとしては車が停止する度にエンジンの停止と再始動を繰り返しているのと同じことになります。エンジンは始動時に最も多くの負荷がバッテリーにかかるので、アイドリングストップはバッテリーに負荷がかかる機能ともいえるのです。

夏場であればそこまで問題になりませんが、冬場はバッテリー容量が20%ほど減少します。つまり、そもそもバッテリーに負荷がかかっているうえに、アイドリングストップでのバッテリー消費がプラスされて、より高い負荷がかかっていることになります。
高い負荷がかかるとバッテリーが上がってしまいますし、バッテリーの寿命を縮めてしまう可能性もあります。

さらに、冬場はエンジンオイルが冷えてエンジンが温まりにくいため、バッテリーに高い負荷がかかると故障してしまうことも考えられます。バッテリーへのダメージを考えると、冬場の寒い時期にはアイドリングストップをしない方が良いでしょう。

暖房とアイドリングストップは同時に使用しない!

暖房とアイドリングストップは同時に使用しない!

グーネット編集チーム

冬場にアイドリングストップをしない方が良いといいましたが、さらにおすすめしないのが、暖房とアイドリングストップを同時に使用することです。こちらも同じくバッテリーへの負荷が原因になります。

車の暖房やシートヒーターは多くの電力を消費するため、バッテリーへ負荷がかかります。そのため、同時にアイドリングストップ機能を使用すると、バッテリーが傷んで寿命が縮んでしまう要因にも繋がる可能性があります。

どうしても暖房を使用したい場合には、出発前にエンジンをかけておき、バッテリーをしっかり充電しておくと良いでしょう。それが難しい場合は、エンジンが温まるまで暖房とアイドリングストップ機能を同時に使わないようにするのがおすすめです。

冬場はアイドリングストップが効きにくい理由

これまで冬場でもアイドリングストップを使用していた方の中には、アイドリングストップの効きが悪いな……と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
実はアイドリングストップの作動条件には様々な条件があるのですが、代表的なものに「外気温とエンジンの冷却水の温度が低くなっていること」があります。

車によっても異なりますが、外気温が4度以下、エンジン冷却水温が50度以下だとアイドリングストップは作動しません。これは、エンジンが冷えている状態で高い負荷をバッテリーに与えるのを防ぐためです。
さらに、乗客の快適性を優先してエンジン冷却水温が上がっても、暖房への熱源にして効率良く室温を上げようとするシステムもあります。

そのため近場までの運転では、エンジン冷却水温が上がりきる前に到着してしまうため「アイドリングストップの効きが悪い」と感じてしまうのです。アイドリングストップ機能を使用したいのであれば、出発前にエンジンをかけて温度を上げておくと良いでしょう。

まとめ

普段何気なく使用していたアイドリングストップですが、実はバッテリーへの負荷が大きくかかる機能ともいえます。寒さで負荷がかかりやすい冬場に使用すると、バッテリー上がりやバッテリー寿命を縮める原因となってしまうので、使用しないのがおすすめです。
また、暖房と併用するとさらにバッテリーへの負荷は大きくなるので、使用時には注意が必要です。

車によってエンジンが温まるまでは、アイドリングストップ機能が使用できない仕様になっている車もありますが、そうでない場合もあるので手動で切っておくのがおすすめです。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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