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更新日:2019.11.05 / 掲載日:2019.10.25
メルセデス・ベンツ、燃料電池プラグインハイブリッドモデル「GLC F-CELL」を発表

メルセデス・ベンツ日本は10月23日、SUV「GLC」をベースにした燃料電池プラグインハイブリッドモデル「GLC F-CELL」を発表した。納車時期は2020年中頃を予定している。このモデルは、水素を燃料にして発電し、その電気を動力とする燃料電池システムと、外部電源からの充電や回生ブレーキにより発電した電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電して、その電気を動力とするプラグインハイブリッドシステムの両方のシステムを搭載した世界初となるモデルで、ヨーロッパと日本でのみ販売される予定となっている。
エクステリアデザインは、クリーンなイメージの専用デザインのフロントバンパー、フロントグリル、サイドスカート、リヤバンパーにEQブランドを象徴するブルーのアクセント、ブルーのF-CELLロゴ入りデカール、SUVの電気自動車「EQC」と同様にブルーのアクセントを施した、空気抵抗の低減にも寄与する20インチ10スポークアルミホイールを採用している。
パワートレーンは、リヤシート下部&センタートンネル部に合計約4.4kg(欧州仕様車)の水素タンク、車体後部に13.5kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、モーターは最高出力200PS、最大トルク35.7kg・mを発生する。水素タンクは、世界標準の700気圧タンクを採用し、水素補給時間は3分で、水素のみでの一充填航続距離は336km(欧州仕様車でのWLTCモード燃費)を実現している。
ドライブモードは、デフォルトの「コンフォート」、効率重視で電力消費率を抑える「エコ」、スポーティな走行性能を実現する「スポーツ」の3つのモード、システムモードは、燃料電池とリチウムイオンバッテリーの両方を電源として使用する「ハイブリッド」、燃料電池のみを電源として使用する「F-CELL」、リチウムイオンバッテリーのみを電源として使用する「バッテリー」、リチウムイオンバッテリーへの充電を優先する「チャージ」の4つのモードを備えている。
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