軽自動車の高速料金は安い？更にお得な料金にする方法とは？

NEXCO3社（NEXCO東日本・中日本・西日本）では、高速料金は車両によって1kmあたりの料金が変わり、軽自動車は、普通自動車の1kmあたりの料金×0.8に設定されています。
そこに長距離割引や固定額などが加算され高速料金は算出されます。

例えば、普通車で「三郷（常磐道）～谷田部」を走った場合、高速料金は1,130円かかりますが、軽自動車の場合は、930円となっており、200円も安くなっています。
このように軽自動車の高速料金は、普通車などに比べてお得な料金で高速道路を利用することができます。

高速料金はクルマの車種によって料金が異なり、軽自動車が一番安く設定されています。

その理由はNEXCO東日本によると、「軽自動車が道路に与える負荷が他の車種より低い」、「車両が高速道路を空間的・時間的に占有する度合いが少ない」「高速道路を走行することで得られる便益が少ない」などの理由を挙げています。

軽自動車は、普通自動車に比べて道路環境に与える影響が少ないことから、高速料金が安く設定されていると言えるでしょう。

軽自動車で高速道路を利用する際に、通常よりもお得な料金で高速道路を利用する方法として、ETCの利用によって受けられる「ETC割引」があります。

ETC割引とは、ETCで高速料金を支払うことで受けられる割引サービスのことを言います。
ETC割引が適用される高速道路は、NEXCO東日本・中日本・西日本の管理する高速道路です。
ただし、いずれのETC割引も、東京郊外と大阪郊外は割引の対象外になっているので注意してください。

ETC割引を受けるために必要なものは、ETC車載器とETCカードだけです。「平日朝夕割引」のみETCマイレージサービスに登録する必要があります。それぞれ割引条件を満たした状態でETC無線通行をすれば、自動的に割引が適用されます。

ETCマイレージサービスは、ETC割引とは別にポイントが貯まり、溜まったポイントで高速料金の支払いができるので登録しておくとよいでしょう。

また、現金払いでの割引については、「障害者割引」のみとなっているようです。

それでは、「ETC割引」とはどんなものがあるのか見ていきましょう。

平日の6時～9時、17時～20時にNEXCO3社が管理する高速道路および宮城県道路公社の仙台松島道路を走行すると、ETCマイレージサービスが高速道路の利用回数と通行料金に応じて、翌月にマイレージポイントに還元されます。

なお、平日朝夕割引だけETCマイレージサービスに登録が必要です。
注意する点は、「入口料金所または出口料金所」を6時～9時または17時～20時の間に「通過」する必要があり、適用されるのは「朝夕1回限り」ということです。

休日割引は、土曜・日曜・祝日と1月2日、3日が対象となり、高速料金が30%割引されます。

深夜割引は、毎日0時～4時の間に割引対象の高速道路および一部の有料道路を走行すれば割引されます。割引率は休日割引と同様に30％割引です。

外環道迂回割引は、首都高速道路の都心環状線内の出入り口を利用し、東京外環道を1JCT間のみを迂回利用して、「放射高速道路」を利用した場合に適用されます。

対象の出入り口は、首都高速と東京高速です。
割引対象の道路は、東北道、関越道、常磐道、東関東道、京葉道路、首都高速埼玉大宮線となっています。

このほかにも、アクアライン割引や、関越特別区間（水上～湯沢間）が割引になるサービスもあります。


軽自動車は普通自動車よりも安い料金で高速道路をすることができます。また、ETC割引を利用すれば、更にお得に高速を利用することができます。

楽しい休日のドライブや仕事での移動の際などには、軽自動車に乗ってお得に高速道路を使ってみてはいかがでしょうか。