カーライフ
更新日:2019.08.20 / 掲載日:2019.08.20

車内に虫が入ってきた場合の正しい対処法を解説|目に見えないダニやノミの対策も伝授!

車内に虫が入ってきた場合の正しい対処法を解説|目に見えないダニやノミの対策も伝授!

グーネット編集チーム

夏場の気温が少し下がる夕方に、窓を開けて潮風を感じながら海辺などをドライブするのは、大変気持ちの良いものです。

しかしながら、せっかくのドライブ中に窓から侵入してくる蚊やハエなどの虫を好む人は少ないのではないでしょうか。

また、ドライブ中だけではなく、虫の多いオートキャンプ場などで、クルマを駐車している際に侵入してくる虫も、苦手な方は多いのではないでしょうか。

ここでは車内に蚊やハエなどの虫が入ってきた場合の対処方法や、目に見えない小さなダニやノミなどの虫への対策について解説します。梅雨から夏にかけては、特に虫が活発に活動する季節ですので是非参考にしてください。

車内に虫が侵入してきても潰さない

車内に虫が侵入して来た際は、みなさんはどう対処していますか。

よくある対処法としては、問答無用に虫を潰してしまったり、車外に虫を追い出そうとしたりすることでしょうか。

気をつけたいのは問答無用に虫を潰してしまう場合、その虫の体液やりん粉がシートについてしまうことがあります。

これらが染み込まない材質でできているダッシュボードや窓ガラス等であれば、その痕を拭き取れば良いのですが、一般的なシートの場合、シミが残る可能性もあり、潰すのはおすすめしません。

もしシミが残りそうな場所で虫を潰してしまった場合、ウェットティッシュなどでそっと拭き取ってみてください。ウェットティッシュで拭き取って、シミが落ちないようであれば、シートクリーナーなどを使ってみることもおすすめします。

おすすめは冷却剤での駆除

手や内装を汚すことなく虫を駆除する方法の一つに、冷却剤を使った方法があります。

冷却剤は虫を凍らせて駆除するタイプのスプレーなので、殺虫成分を使っていないものがほとんどのため、安心して使用できる点が大きな特徴です。また、殺虫剤特有のニオイもありません。

ただし、高温になる夏場に車内で使う場合は、保管や取扱いに十分注意してください。
冷却剤を高温の車内に置いたままにすると、破裂する可能性がありますので、必ず涼しい場所に保管するようにしましょう。

危険な虫は勝手にでていくまで待った方が良い

危険な虫は勝手にでていくまで待った方が良い

グーネット編集チーム

ハチやアブなど危険な虫の場合は、刺されないように窓を開けて出ていくのを待った方が良いでしょう。

危険な虫を捕獲しようとしたり、無理に追い出そうと本や手で扇いだりすると、刺される心配があります。この時、走行中だと風圧でなかなか外には出ていかないので、クルマを安全な場所に停めて、窓やドアを全開にして危険な虫が出ていくのを待つのがポイントです。

くれぐれも、虫が出ていくまではじっと待っていましょう。

見えない虫はたちが悪い!ダニやノミの対処法

目に見える虫とは違い、ダニやノミなどのとても小さくて目にすることも難しい虫は、その見えづらさからたちの悪い害虫と言えるでしょう。いったい、これらの見えない虫であるダニやノミはどこからやってきて、どのようにクルマの中で繁殖するのでしょうか。

ダニやノミはどこからやってくるのか

ダニは家などのホコリの中に、ノミはペットや公園の草などにも潜んでいます。そのため日常的に身体に付着することも多く、クルマに乗る際にダニやノミが付着した状態であれば、それによって車内に持ち込まれてしまいます。

ペットを飼っている家庭では、人ではなくペットによってダニやノミが車内に入り込むこともあります。

ダニやノミが繁殖する主な理由

ダニは人のフケや垢、汗、食べこぼしのカス、カビ菌などを食べて繁殖します。対してノミは、人やペットの血を吸います。またダニは温度20~30℃・湿度60%、ノミは温度18~27℃・湿度75~85%、を好み繁殖します。つまりエアコンを使用している車内は、繁殖するのに適した環境なのです。
ダニにとってはエサも豊富であり、絶好の棲みかとなります。

ダニの駆除方法

ダニの死骸はアレルギーや喘息の原因となります。徹底的に掃除機で吸い取ることが基本ですが、専用の粘着シートなどを併用すると効果的に駆除が可能です。

ノミの駆除方法

無香料の殺虫スプレーをカーペットやカーペットを外した内張に噴霧して、死骸を掃除機で吸い取ります。その際に塩を振るとノミの卵の水分を吸うため効果的です。
普段からまめにシート、カーペットの上、内張を、粘着テープ等を使って掃除することをおすすめします。


夏場等は窓を閉め切って野外に駐車しておくと、車内はすぐ50℃を超えます。

50℃を超えると死滅するので、その後は掃除機で叩くようにして除去するのがコツです。

また、ダニは食べこぼしを好むので、車内でスナック菓子を食べたり、食事をした後は、同じように掃除機を掛けましょう。


もし、車内に虫が入ってきた場合は、できれば自然に外へでるのを待つのが良いかも知れません。虫を潰してシート等に痕が残っても厄介ですし、ハチやアブに刺されても大変です。

また、車内には目に見えないダニや小さなノミは繁殖している可能性があります。

特に車内で飲食をする人やペットを飼っている家庭では、定期的に掃除機を使った清掃を心がけましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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