カーライフ
更新日:2019.08.17 / 掲載日:2019.08.17
【グーパーツ】DIYにチャレンジしよう!
車の収納スペースに困ったときに役に立つルーフラック。これからのアウトドアシーズンで活躍すること間違いナシなので、今回はその取付け方法についてレクチャーしていこう。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年10月号の内容です)
屋根のデッドスペースを有効活用して積載量アップ!
現在、世間がアウトドアブームということでオートキャンプなどを楽しんでいるドライバーも多くいるかと思う。筆者もキャンプをはじめとした様々なアウトドアを嗜んでいるが、毎回困ってしまうのが荷物の積載問題である。
荷物が多く詰めるミニバンなどであればあまり気にはならないが、軽自動車やコンパクトカーのオーナーにとっては死活問題だ。かといって車を買い換えることは簡単にできることではないし、なにより自分の好きな車でアウトドアを楽しむことこそが最も重要なことだと思う。
ロングボディ化といった車の構造を変えて収納スペースを増やすなんてことは現実的ではないが、スペースを増設することは可能。それがルーフラックである。
まず前提条件として、土台となる“ベースキャリア”の装着が必須なのであしからず。また、ベースキャリアとルーフラックがメーカー違いだと装着ができないこともあるので、各メーカーのホームページなどでしっかりと確認をしよう。
今回取付けたのは、大手キャリアブランドinnoの「IN556 アルミラック80」。innoのラインナップの中では比較的安価に購入することができるアイテムで、取付けも容易なことから人気も高い。ルーフ収納といえばルーフボックスが主流ではあるが、高価であることや燃費性能の低下、さらに取外した際の保管場所の問題から手が出しにくいという意見もある。またルーフボックスが20kgほどあるのに対して、アルミラックは4.5kgと軽量なので取り外しも一人で行えることから、初心者にもオススメできる。
荷物が屋根に積載できるようになるので乗車人数も増えて良いことずくめだが、キャリア分の車高も高くなるので注意が必要だ。
今回のDIY
inno IN556 アルミラック80 :オープン価格
inno IN556 アルミラック80 :オープン価格
荷物を載せるという目的をシンプルに追求したスタンダードなルーフラック。前後に施されたサポートパイプが上下に可動するので、長尺物も積載可能。
CAR MATE
TEL.03-5926-1212 http://www.carmate.co.jp/
今回紹介したカーラックといった自動車用キャリアはもちろん、芳香剤やドライブレコーダーなどの車関連アイテムを豊富に取り扱う。大手カー用品店やイベントなどにデモカーを展示しているので、気になった方は足を運んでみよう。
OTHER TYPE
THULE Canyon XT:7万3440円
THULE Canyon XT:7万3440円
あらゆる形やサイズの荷物を収納できる、堅牢さとスタイリッシュさを兼ね備えたルーフバスケット。ドレスアップ効果も◎
[DO IT YOURSELF]アルミラック
難易度 ★★☆☆☆
1.サポートパイプの取付け
付属のサポートパネル2個にサポートパイプを取付ける。取付けの際は上下に気をつけて取付けよう。また、コインスクリューは文字通り硬貨などで回すことができる。
2.フロアパイプの仮止め
前後にサポートパイプが取付けられたら、フロアパイプを取付ける。フロアパイプは一度、斜めにしてサイドパネルの間から入れて回転させつつ穴位置を合わせよう。
3.フロアパイプの取付け
位置の確認ができたらフロアパイプを全てフロアパイプネジで取付けていく。走行中の振動で外れたりしないようにしっかりと確実に締めて固定しよう。
Check point
サイドパネル内にある取付け金具固定用の板は動かすことが可能。取付け車両のバーに合わせて大体の位置に移動させよう。
4.ステーの仮止め
付属の取付け金具(ステー)の向きに気をつけつつ、六角ボルトを使って取付ける。ステーの位置はバーに合わせたときに前後するので、ステーが動く程度に緩く仮止めする。
5.ステー位置の確定
仮止めが終わったら、ステーをスライドさせつつラックを実際にバーに合わせる。位置が決定したらベーシックキャリアのバーに挟み込むようにして差し込む。
6.ステーの取付け
ラックの位置が決定したらステーをしっかりと固定する。走行中に外れたりした場合、大事故につながる恐れがあるのでしっかりと確認しよう。
7.ベースキャリアに取付ける
ステーの穴に角根ボルトを差し込み、上に持ち上げながら付属のノブを取付け確実に締め込んでいく。走行前に必ずラックを前後左右にゆすり、ガタツキがないか確認を忘れずに。
完成
固定方法はさまざま!
アルミラック単体では走行時に落下するので、innoから発売されているカーゴネットを使用したり、ロープで固定するなどしよう。また荷物の分だけ車高が高くなるので、高さ制限には十分に注意しよう。
合わせて購入したい
inno カーゴネット M:オープン価格
inno カーゴネット M:オープン価格
直径8mmの極太ゴムで重量物もガッチリ固定することができる。伸縮性150%の適度な伸びで使いやすさと固定力を両立。
写真/木村博道