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更新日:2019.08.22 / 掲載日:2019.06.06

メルセデス・ベンツ Bクラスがフルモデルチェンジ。MBUX搭載やSクラス級の安全装備を搭載

文と写真●ユニット・コンパス

 キャッチコピーは「B Happy!」。メルセデス・ベンツ日本はフルモデルチェンジした新型Bクラスを発表、予約注文の受付を開始した。3代目となる新型Bクラスは、歴代の特徴である高いユーティリティ性能に加えて、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」やSクラスと同等レベルという安全運転支援システムを搭載する。ラインアップは1.4L直4ターボを搭載する「B 180」(384万円)と2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載する「B 200 d」の2モデル。

新型発売を記念したBEAMSとのコラボレーションも

 発表会が行われたのは東京青山の「SHARE GREEN MINAMI AOYAMA」。ここは、美しい芝生広場を中心として周囲にカフェやショップ、オフィスが集まるという新スポット。会場を訪れると、まるでフェス会場のような賑やかさ。これは、BEAMSとのコラボレーション活動の一環で、スポーツやキャンプなど、いろいろな活用シーンをイメージさせるBクラスが展示されていた。

メルセデス・ベンツ日本株式会社 上野金太郎代表取締役社長と新型Bクラスのアンベールを行った子供達

 発表会ではメルセデス・ベンツ日本株式会社 上野金太郎代表取締役社長が登壇。「新型Bクラスはコンパクトなボディにたくさんの魅力が詰まったクルマです。キャッチコピーは『B Happy!』、『ハイ、メルセデス』から始まる室内に飛び交う会話が、家族や友人とのドライブを喜び溢れるものに変えてくれればと思います」と挨拶を行なった。

使いやすさはそのままに、よりスポーティでラグジュアリーに進化

 7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた新型Bクラス。大人4人が快適に過ごせる広い室内空間と使いやすいラゲッジルームを備え、日常から休日のレジャーまで幅広く使える多用途向けコンパクトカーという個性はそのままに、最新のデザイン哲学「Sensual Purity(官能的純粋)」によるスポーティで上質感のあるデザインを採用。ワイド&ローを強調したプロポーションによりCd値は0.24、前面投影面積も縮小されたこととあわせて、クラストップレベルの空力性能を実現した。

 エクステリアをスポーティに仕上げつつも、広々としたインテリア空間は堅持。フロントのヘッドルームが5mm、室内幅が33mm拡大していることに加え、後席は4対2対4の分割可倒式とすることでさまざまなシーンに対応する。

自然な対話で操作が可能なMBUXを採用

 新型Bクラスのハイライトと言えるのが充実した装備類。Aクラスから採用された対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載。「ハイ、メルセデス!」をキーワードに起動するボイスコントロール式で、クルマと会話をするようにして操作可能。さらに人工知能による学習機能を備えることで、ユーザーが頻繁に行う操作などを学習して「おすすめ」提案することも行う。
 さらにオプション装備としてSクラスと同等の運転支援機能を用意。前方だけでなく周囲の交通状況(車両、車線、ガードレールなど)を監視し、事故リスクを低減する。また、高速道路上で同一車線を維持しながら先行車両との車間距離を自動調整する「ディスタンスアシスト・ディストロニック」は、今回新たに停止から30秒以内での再発進に対応している。走行中にドライバーが意識を失うなどして操縦が困難になった場合、車線を維持しながら停止する「アクティブエマージェンシーストップアシスト」の搭載もニュースだ。さらに、テレマティクスサービスである「Mercedes me connect」については、故障や事故といった緊急時にコールセンターに通報できる「24時間緊急通報サービス」などが最長10年間無償で利用できる。

歴代で初めてディーゼルエンジンを導入

 パワートレインは2種類。1.4L直4ターボ(136馬力、20.4kgm)に7G-DCTを組み合わせる「B 180」と2L直4ディーゼルターボ(150馬力、32.6kgm)に新開発の8G-DCTを組み合わせる「B 200 d」。Bクラスとしては初の導入となるディーゼルエンジンには最先端の浄化システムを採用。これは、酸化触媒、粒子状物質除去フィルター、二重のSCR触媒、そしてアンモニアスリップ触媒を備えるもの。「十分な量のAdBlueを噴霧することにより日本市場で販売されている乗用車では他に類を見ない排出ガス処理システム」だとメルセデスは説明している。

安全運転支援システムの充実で魅力アップ

 なお、BEAMSとのコラボレーション活動として限定アパレルも限定販売。新型Bクラスをイメージしたブルーをはじめとした4色展開で、「メルセデス ミー 東京」、「メルセデス ミー 大阪」、「メルセデス ミー 東京羽田」、「メルセデス ミー 銀座 ザ リミテッドストア」のほか、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店および「ビームス 六本木ヒルズ」にて販売される。


メルセデス・ベンツ B180(7速AT・7G-DCT)※データは欧州参考値

全長×全幅×全高 4419×1796×1562mm
ホイールベース 2729mm
エンジン 直4DOHCターボ
総排気量 1332cc
最高出力 136ps/1460-4000rpm
最大トルク 20.4kgm/1460-4000rpm
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 205/55R17



 

Bクラスの発売を記念して登場したBEAMS監修のLINEスタンプ

人気イラストレーターの長場雄さんデザインによるLINEスタンプ。入手方法は、メルセデス・ベンツ日本公式LINEアカウントをQRコードから「友達」に追加し、さらにLINEから「Mercedes me」に会員登録。配信期間は2019年8月28日まで。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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