カーライフ[2019.05.15 UP]

サンダルで運転すると交通違反になるのか

サンダルで運転すると交通違反になるのか グーネット編集チーム

高さのあるブーツを履いての運転は何となく足元が落ち着かず、運転がしづらいと感じたことはありませんか。靴ひとつとっても、操作感は大きく異なり、履き物は快適な運転を左右する重要な要素です。

では運転に適した靴とはどのようなタイプを指すのでしょうか?
ここでは、サンダルで運転することが交通違反の対象になるのかを説明します。

なお、今回サンダルとして想定しているものは、ビーチサンダルやミュールタイプの、つま先の部分に足を引っかけるだけのタイプのもの(踵を覆うもの、または、踵部分に踵を固定するベルト等がないもの)になります。

この記事の目次

サンダルで運転すると交通違反になるのか?罰金や違反点数とは?
サンダルでクルマを運転することの危険性
サンダル以外で運転に適さない靴にはどんなものがある?
運転に適した靴にはどんなものがある?
各都道府県によって運転NGな靴の解釈が違うため注意・確認が必要
まとめ

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サンダルで運転すると交通違反になるのか?罰金や違反点数とは?

風通しもよく、すぐ履け、すぐ脱げるからという理由で、サンダルを履いてクルマの運転をすることはありませんか。特に暑い夏や海や川、レジャーのシーンでは、よく目にする光景かも知れません。

しかし、運転に支障がないからと、普段から気にすることなくサンダルを履いて運転している人がいたら、ちょっと立ち止まって考えなおす必要があります。

道路交通法 第4章の第70条「安全運転の義務」
第70条:
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキ他の装置を確実に操作し、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼすことのないような速度と方法で運転しなければならない。

道路交通法では明確にサンダル着用が違反とは書かれていないものの、踵が安定しないために運転に不適格と見なされれば、「安全運転義務違反」として検挙されるということになります。
取り締まる警察官が、サンダルを履いていることでブレーキ操作に支障があると判断した場合は、検挙の対象となる可能性があります。

なお安全運転義務違反で検挙された場合には、反則金9,000円(普通車)、違反点数2点が科されます。
反則金も違反点数もありますので、安易に履きやすいからとサンダルで運転することは控えたほうがよいでしょう。

サンダルでクルマを運転することの危険性

サンダルでクルマを運転することの危険性 グーネット編集チーム

ではサンダルでクルマを運転することの危険性について考えてみましょう。
大きく以下の2点がポイントになりますが、どちらも「定着性を有しているかどうか」がカギとなります。

滑りやすい

ソール部分のグリップ力が弱いものは、ペダル操作で滑る可能性があります。

操作性が劣る

踵の部分が固定されていないサンダルでは、とっさの時にペダルの踏み換えに支障をきたすおそれがあります。また、ペダルやフロアマットとサンダルの踵が干渉して引っかかると、最悪動きが取れず大変危険です。

構造上、指で支えるタイプのサンダルでは、踏力がうまくペダルに伝わらずに、万一の急ブレーキの動作が適切に行えないケースも考えられます。

サンダル以外で運転に適さない靴にはどんなものがある?

踵の安定しないサンダルの危険性や違反に問われるケースは説明しましたが、他にも運転に適さない靴がありますのでそちらをご紹介します。

草履、木製サンダル

鼻緒の部分で固定する草履や木製サンダルは、踵が安定しないという観点で言えば問題があります。同様に、安定してペダル操作ができないことから、底面に大きな段差のあるげたも同様です。

革底の靴、底面が硬い長靴など

靴と言ってもソールがすり減りグリップ力の弱くなった靴や革底の靴、底面が硬い長靴などは濡れるとさらに滑りやすく避けるべきでしょう。

踵の高いヒール

他にも踵の高いヒールやつま先部分が幅の広い靴は、ペダル操作がしづらいため、できれば運転中はスニーカー等に履き替えるなどの工夫をおすすめします。

運転に適した靴にはどんなものがある?

均一に力(踏力)がペダルに伝わり、ペダルとの間で力や衝撃が吸収できる素材の靴が好ましいでしょう。
足のサイズにマッチして脱げにくく、踵をしっかり固定できる、底が滑りにくいタイプであれば、ペダル操作に支障をきたすこともなく、とても安心です。

さらに足をしっかり覆うようなデザインであれば、不測の事故でも足をケガから守ってくれるためおすすめです。

運転に適した靴となると以下のタイプが考えられます。

つま先の細い、ソールに衝撃を吸収するラバーを使用したスニーカー

普通に市販されているスニーカーで構いません。ただし、ヒモの付いているタイプはしっかりヒモで固定してください。柔軟性のあるタイプを選びましょう。

マジックテープやヒモで踵をしっかり固定できるサンダル

前項と矛盾しているように見えますが、踵のしっかり固定できる運転用サンダル(ドライビングサンダル、ドライバーズサンダル)は、足の蒸れを防ぎおすすめです。

ドライビングシューズ

運転用に特化して機能性を持たせたタイプです。
履きやすくペダル操作に優れる専用シューズです。踵までソールが繋がっているのが特徴で、踵を視点にペダルを踏み換える際に、足を動かしやすく、耐久性を持たせたデザインです。ファッション性を高め、クルマを離れてからも履き替えることなく、そのままで差し支えないタイプが増えています。

各都道府県によって運転NGな靴の解釈が違うため注意・確認が必要

運転に適さない履き物としての定義や解釈は、各都道府県によって異なっています。
居住する自治体はもちろんのこと、旅行先や仕事先で他の都道府県へ行く際は、問題になる可能性もあります。
ここでは例として、東京都と神奈川県の道路交通法施行細則について紹介します。

東京都の場合:道路交通規則の第8

「木製サンダル、げた等運転操作に支障を及ぼすおそれのある履き物を履いて車両等(軽車両を除く。)を運転しないこと。」

神奈川県の場合:神奈川県道路交通法施行細則第11条(4)

げた、スリッパその他運転を誤るおそれのある履き物を履いて車両(軽車両を除く。)を運転しないこと。

げたや木製サンダル、スリッパが明記されていますが、あくまでも「運転に支障をきたすもの」「操作の妨げになるもの」としての解釈のようです。

まとめ

サンダル着用は各都道府県でも判断がわかれるところですが、安全運転を阻害する形状や構造のものは安全運転義務違反として、違反と判断される可能性が高いと言えるでしょう。

また、サンダルを着用している際に事故を起こしてしまった場合は、着用そのものが事故を誘発したと判断される可能性もあり、責任が加重されることもあり得るので注意が必要です。

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