カー用品・パーツ
更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.04.19
【グーパーツ】最新カスタムカーをまるごと紹介! ALPHARD
ドレスアップのベース車両として人気があるアルファード。その存在感のあるスタイルをより高めるために、エアロパーツの装着は必須であるといっても過言ではないだろう。今回は、アルファードカスタムのスペシャリスト「アドミレイション」のデモカーである30系後期型を紹介する。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年6月号の内容です)
今回のターゲットはTOYOTA ALPHARD
The Roots of ALPHARD
ファミリーカーとしてだけではなくドレスアップ目的としても幅広い年齢層から人気を集めているトヨタの最上級ミニバン。2015年に現行モデルとなる3代目(30系)が登場。昨年姉妹車のヴェルファイアと共にマイナーチェンジを果たし後期型となる。
存在感あるスタイルを活かしたハーフエアロで差をつける
国産ミニバンの最上級モデルとなるアルファード。Lクラスミニバンならではのボリュームのある存在感は格別で、そのためドレスアップのベース車としても人気が高い。
そのアルファードが昨年にマイナーチェンジされ、内外装に仕様変更を受けた。とくに大きく変わったのが、アルファードのアイコン的な特徴といえる「フロントグリル」のデザインだ。従来モデルでも十分に迫力のあるフロントマスクだったが、新型ではこれにプレミアム感が加わり、さらに存在感を高めている。
アルファードのドレスアップでは、エアロパーツの装着とローダウンが定番となっているが、ノーマルのエクステリアが変更になったことにより、アフターパーツのエアロパーツのデザインも新型用が続々と登場している。
エアロパーツメーカーとして名高い「アドミレイション」は、アルファード用として「ベルタ」「リチェルカート」「デポルテ」という3つのブランドを展開している。ベルタは現在開発中とのことなので、リチェルカート、デポルテについて見てみよう。
リチェルカートはプレミアムセダンなどもシリーズとして展開するハイグレードタイプのエアロブランド。アルファード用にもそうしたVIPクラスに匹敵する「エレガンス」が与えられている。フロントとリヤはハーフタイプとなるが、フロントはセンターロア部をフラップタイプとしてスポーティ感を高めつつ、純正バンパーのプレスラインをうまく利用して、立体感を強調。サイズとしては小ぶりだが、それでいて十分な存在感を表現している。
対するデポルテは、各部にエッジを効かせたアグレッシブなデザインが特徴。「より長く、低く」をコンセプトに、フロントハーフのコーナーに翼端板形状のカナードを設けるなど、レーシーなスポーティさが自慢のモデルだ。
どちらもアルファードならではの存在感をさらに高め、アルファードらしさを強調することができるデザインのエアロパーツと言えるだろう。
シンプルなデザインながら
個性を引き立てる
ホワイトのアルファードに装着されているのが「リチェルカート」シリーズのエアロパーツだ。フロントハーフスポイラー、サイドステップ、リヤハーフスポイラー、ローマウントLEDランプ、フードスポイラー、リヤゲートウイング、リヤルーフウイングがラインアップする。専用デザインである左右4本出しマフラーもオプションとして用意されている。シンプルなデザインだが、エレガントな印象を与えるエアロパーツシリーズといえる。
スポーティさが特徴的な“デポルテ”シリーズ
ブラックのアルファードに装着されているのが「デポルテ」シリーズのエアロパーツだ。エッジの効いたボリューム感あるスポーティでアグレッシブなデザインが特徴的。フロントハーフスポイラー、リヤハーフスポイラー、ローマウントLEDランプが専用デザインで、マフラーがリヤハーフスポイラー専用となる。サイドステップ、リヤゲートウイング、フードスポイラー、リヤルーフウイングはリチェルカートと共通のデザインだ。
[SPECIFICATIONS]
EXTERIOR
フロントハーフスポイラー/フードスポイラー/サイドステップ/リヤハーフスポイラー/リヤゲートウイング/リヤルーフウイング/ダンロップLU2(255/35R21)/アミスタット・ライエンC010(9.5J×21)/アドミレイション・エグゼクティブマフラー チタンテール/TANABE車高調KIT
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admiration・EXECUTIVE MUFFLER 12万8000円から
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見た目、性能、サウンドを
向上させるマフラーがおすすめ
アルファードのリヤビューはシンプルそのもの。そのため、マフラーを装着するだけで違うクルマに見えるほどだ。アフターパーツのマフラーでは、オススメは左右4本出し。リヤピースのみの交換という手軽さも魅力だ。
上質な室内空間を活かす
ドレスアップはもちろん利便性を高めるアイテムも
アルファードはLクラスのミニバンということで、インテリアはノーマルの時点ですでにゴージャス。本革仕様の電動シートが標準装備となるグレードが多く、デコレーションパネルにもウッド調、メタル調など、いずれも高級素材が使われている。
そんなアルファードのインテリアをドレスアップする場合は、やはり純正のインテリアの特徴をうまく活かすことがポイント。純正ではグレードにより、ブラック×ブラック、ブラック×ベージュ、ブラック×グレーの基本内装色に、ブラック、ベージュ、ホワイトのシート(本革のみ)が組み合わされている。そのため、クルマごとにベストなカラーコーディネイトのパターンは異なるだろう。
インテリアを飾るドレスアップアイテムとしては、ダッシュマット、フロアマット、ドアトリムやコンソールトリムといったデコレーションパネルなどが用意されているが、これらをどう組み合わせるかが重要だ。
あえて純正のインテリアカラーに合わせることなく、オリジナルのカラーコーディネイトで揃えるという手法もある。アフターパーツのシートカバーやフロアマットなどはカラーバリエーションが豊富で、セミオーダーでオリジナルカラーの製作が可能なものが多い。純正のインテリアには使われていない色をアクセントカラーとしてインテリア各部に使うというのも、ドレスアップとしては効果的だ。
そして、これはドレスアップというよりもミニバンとしての快適性を向上させるものだが、各座席にそれぞれ、ネックパッド、ウエストパッド、クッションなどを置いておくと便利。シートをフルフラットにしたときに空きスペースを埋める機能のあるクッションもあるので、ファミリーユースでの利便性が高まる。
そのほか、ルームランプやカーテシランプをLEDに変更するなど、イルミネーションパーツのドレスアップもオススメだ。こうした「ヒカリモノ」も含めて、トータルでコーディネイトしたいところだ。
快適性を高める便利グッズ
カラーコーディネイトとともにインテリアで「遊べる」アイテムとして、ネックパッドなどのクッション系グッズがある。多くはカラーや生地素材をオーダーできるので、愛車のインテリアに合わせて選びたい。車中泊仕様などでも役立つグッズだ。
エアサスゲージも
オシャレに配置
ステアリングやシフトノブなど、操作系のパーツでも革巻きの張り替えなどコーディネイトは可能。エアサスであれば、インテリアにゲージを組み込むことで実用的かつオシャレに演出できる。
[SPECIFICATIONS]
INTERIOR
アルタモーダ・ネックパッド:1万円から/ウエストパッド:8000円から/シートパッド:8000円から/クッション:6500円から
アドミレイション
東京都大田区久が原5-28-5 アドミラリティービルTEL.03-5700-7665http://www.admiration.ne.jp
国産車を中心にドレスアップアイテムを多くラインアップする。アドミレイション事業部では主にエアロパーツ、アミスタット事業部では主にホイールを取り扱っている。今回取材したデモカーは大手カー用品店などで展示されることもあるので要チェック。
文/松本尊重 写真/木村博道