カーライフ[2019.04.08 UP]

車の免許取得や運転で必要な視力の条件・基準と検査のコツ

車の免許取得や運転で必要な視力の条件・基準と検査のコツ グーネット編集チーム

既に運転免許証を取得している方はお分かりだと思いますが、車を運転する際には一定の視力が必要となります。これは道路交通法第23条で規定されており、免許取得時はもちろん、運転免許証の更新時にも必ず義務付けられている適性検査です。

視力は年々変化するのが普通であり、免許更新の都度基準を満たしている必要があります。もちろん、眼鏡やコンタクトレンズで矯正して見えれば問題ありません。ここでは車の運転免許証で求められる視力の基準や条件、また確実に検査を合格するコツを解説いたします。

この記事の目次

車の免許取得や運転で必要な視力の条件・合格基準とは
視力検査の内容と方法
コンタクトレンズの使用やレーシックを受けた場合の視力検査時の注意点
視力検査が不合格になったらどうなるのか?再検査できるのか?
視力検査のコツとその場で出来る視力回復の方法とは?

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車の免許取得や運転で必要な視力の条件・合格基準とは

運転免許証の種別によって必要とされる視力の条件や合格する基準が異なります。以下のように基準や条件が定められています。ここでは仮免許は省略します。

普通第一種免許、準中型第一種免許(5トン限定準中型)、中型第一種免許(8トン限定中型)の場合

両目で0.7以上であり、片目でそれぞれ0.3以上。または一方の視力が0.3に満たない方、もしくは片目が見えない方は、もう一方の目の視野が左右150度以上で視力が0.7以上必要です。

準中型第一種免許(限定なし)、中型第一種免許(限定なし)、 大型第一種免許、けん引免許、第二種免許の場合

両目で0.8以上であり、片目でそれぞれ0.5以上必要です。さらに、遠近感を捉える能力である深視力として、三桿法(さんかんほう)と呼ばれる方法により3回検査した平均誤差が2センチ以内であることが求められます。

また、眼鏡やコンタクトレンズで矯正している場合は、免許証の表面の「免許の条件等」欄に「眼鏡等」と記入されます。この場合、通常の運転時には必ず眼鏡やコンタクトレンズの着用が必要であり、万一、装着していないと「運転条件違反」として、違反点数2点と反則金7,000円が科されます。

運転免許の種類によって必要な視力の条件や合格基準が違うのは、車体の大きさ・重量によって制動距離が異なるために、より遠くまで見通しが出来る、距離感が正確に掴めることが必要とされるからです。

視力検査の内容と方法

免許を更新もしくは新たに所得する際に必ず受ける視力検査の内容と方法は次の通りです。

視力検査方法および内容

昭和35年に規定された道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号)第23条によると、測定そのものは万国式試視力表により行う、もしくは性能が万国式試視力表と同等のものを使用することとされています。

また、視力表を用いる場合は、被験者(検査を受ける人)との距離を5mとし、視標上の照度を300ルクスから500ルクス、室内の照度はそれ以下にするように定められています。しかしながら、現在は万国式試視力表に代わる、両目で覗き込む視力測定器の使用が一般的です。

測定方法は、両目で丸い穴から中を覗き込み、係員から指示されたランドルト環のアルファベットの「C」のようなマークで、丸が開いている方向を、係員の指示に従い片目ごとに何度か順番に答えます。この機械を使用することで天候や時間帯に左右されずに、スムーズに手軽に測定できるようになりました。

視力検査は裸眼もしくは矯正後の状態で行います。矯正している場合は、必ず事前に眼鏡やコンタクトを装着してください。なお、視力検査前に係員から眼鏡等の使用を必ず聞かれますので、使用している場合はその旨を答えてください。

コンタクトレンズの使用やレーシックを受けた場合の視力検査時の注意点

コンタクトレンズの使用やレーシックを受けた場合の視力検査時の注意点 グーネット編集チーム

前述の通り、眼鏡等を装着し矯正しても視力検査時に免許の種類ごとに設けられている視力の基準を満たしていれば何ら問題ありません。レーシック手術にて視力を矯正している場合も同様の扱いとなります。

コンタクトレンズを使用している場合やレーシック手術を受けている場合は、検査前に眼鏡等の使用を聞かれた際に申し出てください。それぞれのケースで視力検査に合格した場合、交付を受ける運転免許証の「免許の条件等」欄は以下の通りとなります。

コンタクトレンズを使用して合格した場合

運転免許証の「免許の条件等」欄は眼鏡等と明記されます。

レーシック手術を受けて合格した場合

運転免許証の「免許の条件等」には何も入りません。以降、裸眼で運転しても問題ありません。

免許証の有効期限内にレーシック手術を受けて視力が回復した場合、「免許の条件等」の限定解除の手続きを行う必要があります。いくら視力が良くなっても、道路交通法上、そのままでは免許条件違反と見なされ、違反点数および反則金が科されます。

視力検査が不合格になったらどうなるのか?再検査できるのか?

万一、視力検査で不合格になった場合は、時間をおいて再度受け直す、もしくは日を改めて再検査を受ける必要があります。

視力検査(適性検査)が不合格の場合は、それ以上は進めませんので注意してください。せっかく、会社の有休を取得してはるばる運転免許センターに来たのに、更新が出来なかったということにならないよう注意してください。

視力検査のコツとその場で出来る視力回復の方法とは?

以下の点に該当する方は視力検査を合格するコツとして、あらかじめ眼鏡店や眼科で視力検査を受け、必要によっては現在の視力に応じた矯正を行うことをおすすめします。

・裸眼の視力が低下してきた
・普段眼鏡やコンタクトを装着しているが度が進んできて見えにくく感じる

また、仕事で目が疲れていて目が霞む、ドライアイや花粉症などにより見にくい場合は、目薬の点眼や遠方など一点を見つめる、目の周囲にあるツボを押す、眼球を動かすなどして目の緊張をほぐすことで、本来の見え方が回復する場合があります。また、直前までスマホ等の画面を見ていると目が緊張したままの状態ですので、極力画面を見ないように使用を控えましょう。


安全に運転を慣行する場合において、道路交通法で規定された視力が確保できているかは、ドライバーに課せられた最低条件と言えるでしょう。

もちろん、視力が低下してきた場合は眼鏡やコンタクトレンズ、あるいはレーシック手術によって視力を矯正、回復できていれば、安心して視力検査を受けることが出来ます。万一、運転免許の更新を前に視力に不安がある方は、免許更新日の当日になって視力検査に不合格となり再試験にならないよう、事前に視力を確認し対策を講じることをおすすめします。

視力は常に一定ではなく、目の疲れや年齢などで低下するのは避けられません。是非、普段から自分の視力に関心を持ち、定期的な視力検査を実施することで、安心して日ごろのドライブを楽しんでください。

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