中古車購入チェックポイント
更新日:2019.03.08 / 掲載日:2019.03.08

トヨタプレミオの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

トヨタプレミオの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

プレミオは、1957年の誕生以来、約44年の長きにわたりトヨタの基幹中型セダンとして、安定的なセールスを誇った「コロナ」の流れをくみます。ミドルクラス4ドアセダンとして、2001年12月にリリースされました。

1996年1月にリリースされた「コロナ」の最終型である11代目モデルは、サブネームの付いた「コロナ プレミオ」と名乗り、2001年のフルモデルチェンジを機に、伝統を引き継ぐ新世代モデルとして「プレミオ」へ車名を変更しました。

日産の「ブルーバード」とは「コロナ」であった時代から「BC戦争」と言われるほど、長年にわたり良きライバル車として進化を続けています。早くから海外市場にも投入された人気車であり、グローバルスタンダードモデル「カローラ」の上級モデルに位置づけられます。

歴代コロナのこだわりでもある5ナンバーボディを採用し、クラス最長となる2700mmのホイールベースや全高を60mm高めることで、大人4人が目的地までリラックスして快適に過ごすことのできる優れた居住性となっています。加えて、多彩なシートアレンジが可能なシートバックとクッションが分割する6:4可倒式リヤシートによりステーションワゴン並みの実用性の高いフラットで使い勝手の良いカーゴスペースを実現しています。

また、質感の高い華やかな木目パネルや視認性の高いオプティトロンメーター、身体をしっかり支える厚みのある掛け心地の良いシートの採用をはじめ、静粛性の高い室内空間やしなやかな足回りなど、ラグジュアリーで快適な室内空間が拡がります。

2007年6月誕生の2代目モデルでは、初代モデルからのキープコンセプトモデルながら、バルブマチック機構付エンジンの搭載により動力性能や先進の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」の標準装備など安全性能の向上が図られています。

発売から約11年が経過する長寿モデルながら、伝統を受け継ぐ上質なミドルクラスセダンとして安定した支持を集める人気車種です。

ここではプレミオの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

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トヨタ、新型ミディアムセダン「プレミオ」ならびに「アリオン」を発売 | トヨタグローバルニュースルーム

BC戦争――マーケティングの時代(1964年) | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO

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TOYOTA、プレミオならびにアリオンをマイナーチェンジ | トヨタグローバルニュースルーム

プレミオの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

プレミオの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは2007年6月発売の2代目モデルを取り上げます。

TOYOTA、プレミオならびにアリオンをフルモデルチェンジ | トヨタグローバルニュースルーム

2代目 トヨタ プレミオ 260系(2007年~)の主なグレードの特徴

・1.5F
アイドリングストップ機能を備える1.5L 直列4気筒エンジンを搭載するベーシックグレードです。
駆動方式は2WD/FFモデルのみの設定となります。

ベーシックグレードながら、UVカットフロントドアガラス(撥水機能付)+リヤドア/バックドアやUVカット機能付ウインドシールドグリーンガラス、リバース連動機能付オート電動格納式リモコンカラードドアミラーをはじめ、チルト&テレスコピックステアリングや運転席シート上下アジャスターなどの快適装備が施されています。

また、ヒルスタートアシストコントロールやS-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)などの安全装備が搭載されます。

ハロゲンヘッドランプ、ワイヤレスドアロックリモートコントロール、ファブリックシート、マニュアルエアコン、4スピーカー仕様となり、足回りは15インチタイヤ&スチールホイール+樹脂フルキャップ付が装着されます。

・1.5F Lパッケージ
「1.5F」グレードに対して、Toyota Safety Senseや先行車発進告知機能、インテリジェントクリアランスソナー、コンライト(ライト自動点灯&消灯システム)、スマートエントリー&スタートシステムに加え、シートバックポケットやリヤ読書灯、盗難防止システムが追加装備される中間グレードです。

ラグジュアリーファブリックシート表皮&ドアトリムオーナメント、ファブリックセンターピラー&ルーフサイドインナーガーニッシュ、ブラック塗装ドアサッシへと内外装の質感の向上が図られます。
また、エアコンが花粉除去モード付オートエアコンへ変更されます。

・1.5F EXパッケージ
「1.5F Lパッケージ」グレードに対して、運転席ランバーサポート付8ウェイパワーシート、助手席フルフラット機構が追加される上位グレードです。

フロントドアガラスがスーパーUVカットやUVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア/バックウインドウ)、本革巻&木目調3本ステアリングホイール+シフトノブ、Bi-Beam LEDヘッドランプへとグレードアップされます。

シート表皮はハイラグジュアリーファブリック&合成皮革、ドアトリムなども合成皮革となるなど、豪華なインテリアが施され、オートエアコンにナノイーが搭載されます。
また、スピーカーは6個となります。

・1.8X
1.8L 直列4気筒エンジンを搭載するベーシックグレードです。
1.8Lモデルのみフルタイム4WDモデルが設定されています。
「1.5F」グレードに対して、ほぼ同じ仕様が施されますが、4WDモデルのみ1サイズ幅のある15インチタイヤが装備されます。

・2.0G EXパッケージ
2.0L 直列4気筒エンジンを搭載する上位グレードです。
「1.5F EXパッケージ」グレードに対して、ウインドシールド&リヤウインドウモールディングがメッキタイプとなり、クルーズコントロールが追加されます。

本グレードのみ、ラグジュアリーなパーフォレーション&ギャザー仕様の本革シートがオプションで設定されています。
足回りは16インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。

プレミオ_スペック_premio_spec_201706.pdf

プレミオ_主要装備一覧表_premio_equipment_list_201702.pdf

トヨタ プレミオ 260系の中古車一覧

プレミオの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

プレミオの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、プレミオの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。

2代目 トヨタ プレミオ 260系(2007年~)の燃費・維持費

・NZT260:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.2km/L
年間ガソリン代:約70,312円(520.8L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約104,812円 ※3

1.5F(2016年6月モデル)

・ZRT260:1.8L/CVT /FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.4km/L
年間ガソリン代:約82,317円(609.7L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約121,817円 ※3

1.8X(2016年6月モデル)

・ZRT265:1.8L/CVT /フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:14.8km/L
年間ガソリン代:約91,216円(675.7L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約130,716円 ※3

1.8X Lパッケージ(2016年6月モデル)

・ZRT261:2.0L/CVT /FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.6km/L
年間ガソリン代:約86,538円(641.0L××135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約126,038円 ※3

2.0G(2016年6月モデル)

国土交通省ホームページ|(自動車税及び特例措置)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

プレミオの中古車価格相場から選ぶ

プレミオの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

プレミオは日常の取りまわしに優れる5ナンバーボディを採用しながら、大人が後席に腰掛け、足が組めるほどのゆとりの居住性を実現した、上質なミドルクラスセダンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

プレミオの主なグレード・型式の中古車価格帯

2代目 トヨタ プレミオ 260系:38.5~265万円
NZT260:8.8~265万円
ZRT260:38.5~188万円
ZRT265:49.8~248.4万円
ZRT261:37.8~208万円

1.5F:8.8~239.9万円
1.5F Lパッケージ:43.9~237.8万円
1.5F EXパッケージ:158~265万円
1.8X:38.5~138.8万円
1.8X EXパッケージ:39~248.4万円
2.0G:37.8~145.8万円
2.0G EXパッケージ:48~208万円

2代目モデルは、2007年6月にリリースされて以降、マイナーチェンジや仕様変更を受けながら、現在も販売される長寿モデルです。
発売から約11年を経過しているため、年式によってはだいぶ値ごろ感の出ている車両も多く見られます。

2007年から2010年のマイナーチェンジ期までモデルでは40万円台から70万円台までの価格帯が中心となり、しっかりした中古車価格相場が形成されていることがわかります。

以降の年式に関しても、ほぼリニアな傾きの分布が見られ安定したプライシングが特徴です。
走行距離に関しては、1000km未満の登録のみの未使用車が多く見られますが、どの年式もほぼ偏りのない年式相応のマイレージと言えるでしょう(上記中古価格帯については、2018年12月17日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

TOYOTA、プレミオならびにアリオンをフルモデルチェンジ | トヨタグローバルニュースルーム

トヨタ プレミオの価格相場

トヨタ プレミオの中古車一覧

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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