中古車購入チェックポイント
更新日:2019.06.27 / 掲載日:2019.02.04
トヨタポルテの中古車購入の際の選び方の参考ポイント
グーネット編集チーム
ポルテは2004年7月の発売以来、全長が4mに満たない5ナンバーサイズのボディながら、助手席側にワイヤレスで開閉する大開口パワースライドを備えています。そして、ステップの段差をなくした低フラットフロアや余裕のある室内高とともに、格段の優れた乗降性を実現したトールワゴンモデルです。
「スマート・モダン」をデザインテーマとして掲げ、シンプルながら愛着のわく洗練されたスタイリングを採用しています。大きなガラスエリアとともに、清潔感あふれるモダンなインテリアが特徴のモデルです。
大開口スライドドアをはじめ、750mmのロングスライドを可能にする助手席シートやシートバックテーブル、6:4分割可倒式リヤシートを備え、「トライアングルモード」などの用途や乗員数に応じて多彩なシートアレンジバリエーションとなっています。加えて、豊富な収納スペースがファミリーユースや3世代家族にとって大きな魅力といえるでしょう。
また、スムーズで軽快な走行性能や剛性感のあるしっかりした乗り心地、視界の良い取り回し性能の良さから、行動範囲を拡げる、身近なパーソナルモビリティとしての資質を備えています。
2012年7月にリリースされた2代目モデルでは、ボディフォルムは初代モデルから引き継ぎながら、より丸みを帯びた上品で軽快なスタイリングを採用しています。
初代モデルからの特徴である機能性の高い大開口ワイヤレス電動スライドドアはそのままに、運転席側にリヤドアを追加するなど、使い勝手を大きく向上させました。
その後、アイドリングストップ機構(Stop & Start System)の採用とともに、優れた省燃費性能がコンパクトカーに求められる基本性能をアップデイトしています。
ここではポルテ中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ポルテの主なグレードの特徴と比較から選ぶ
グーネット編集チーム
2代目 トヨタ ポルテ 140系(2012年~)の主なグレードの特徴
・X
2015年6月の仕様変更で搭載されたエンジンは1.5Lのみとなります。
ただし、2WD/FFとフルタイム4WDでは型式が異なり、2WDモデルのみアイドリングストップ機構を備えています。
ベーシックグレードながら、電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドターンランプ付)やToyota Safety Sense C、大開口助手席側ワイヤレス電動スライドドア&イージークローザー(挟み込み防止機能付)、ワイヤレスドアロックリモートコントロールが装備され、スピーカー数は4個となります。
マニュアルエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル、ステアリングホイールとシフトレバーノブはウレタン巻、シート地はジャージとなります。
また、2WDモデルのみヘッドレストが一体となった一体可倒式リヤシートがあり、4WDモデルは上下調整式ヘッドレスト付6:4分割可倒式リヤシート仕様となります。
足回りは15インチタイヤ&フルキャップ付仕様となります。
・Y
「X」グレードに対して、2WDモデルはクッションチップアップ機構付6:4分割可倒式リヤシートとなり、フロントシートは左右の移動がしやすいベンチシートタイプとなります。
エアコンのコントロールパネルにメッキリングが施され、運転席シートバックティッシュポケット&買い物フック、ベンチシートクッショントレイ(カップホルダー付)や後席左右と運転席&助手席に回転式アシストグリップが追加装備されます。
シート地はトリコットとなり、天井スピーカーが装備されます。
・F
「Y」グレードに対して、フロントシートは運転席にアームレストが備わるセパレートタイプとなります。
シート地はトリコットながら撥水タイプとなり、運転席クッションサイドポケットやセンターマルチボックスが備わる上級グレードです。
・G
「F」グレードに対して、スーパーUVカットパッケージやナノイーパッケージ、運転席快適温熱シートが追加装備され、エアコンがオートタイプ、リヤウインドウデフォッガーがタイマー付になるなど、充実した快適装備が施された最上位グレードです。
また、ステアリングホイール&シフトレバーノブが本革巻になり、フードサイレンサー&ダッシュアウターサイレンサーの装着とともに、室内の質感・静粛性の向上が図られています。
ポルテの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ
グーネット編集チーム
ここでは、ポルテの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
2代目 トヨタ ポルテ 140系(2012年~)の燃費・維持費
・NSP140:1.3L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.6km/L
年間ガソリン代:約68,877円(510.2L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約103,377円 ※3
・NCP141:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.0km/L
年間ガソリン代:約71,052円(526.3L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約105,552円 ※3
・NCP145:1.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.0km/L
年間ガソリン代:約84,375円(625.0L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約118,875円 ※3
・NSP141:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.2km/L
年間ガソリン代:約60,810円(450.5L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約95,310円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ポルテの中古車価格相場から選ぶ
グーネット編集チーム
ポルテは、全長4mほどのコンパクトな5ナンバーサイズのボディながら、約1.7mの余裕のある全高や低フラットフロアを採用し、イージークローザー機構付大開口助手席側ワイヤレス電動スライドドアの装備とともに、乗降性・利便性の高いトールワゴンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ポルテの主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目 トヨタ ポルテ 140系:39~195万円
NSP140:36.9~126万円
NSP141:75.6~188万円
NCP141:34.8~158万円
NCP145:66~195万円
V:61.8~125.3万円
X:36.9~183.2万円
Y:39.8~168万円
F アラモード ドゥ:98~149.8万円
F アラモード:49.9~145万円
F:34.8~195万円
G:48.8~194.4万円
2012年7月にフルモデルチェンジした2代目モデルでは、特別偏りもなく安定した中古車相場が形成されています。
2012年式から2015年式の60万円台から110万円台の車両を中心に数多くの登録車が見受けられます。
1万km未満の低走行車から7万km未満の年式相応と言える車両まで、年式や走行距離、装備や程度などから予算に応じた1台が見つかることでしょう。
また、2015年7月以降の2WDモデルはアイドリングストップ機構(Stop & Start System)を備えた高効率エンジンが搭載され、燃費性能が大きく向上しているので参考にしてください。
また、2016年6月には先進の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が全車標準装備となるので、非装備車と価格差をチェックすることをおすすめします(上記中古価格帯については、2018年8月30日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。