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更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.08.30

メルセデス・ベンツの中核を担うCクラスがマイナーチェンジ!

新型Cクラス・フロントスタイルの画像

Cクラス・セダン(画像は欧州仕様)

7月25日、メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は、マイナーチェンジした新型Cクラスを発表しました。C180セダンの449万円からAMG C63Sカブリオレの1483万円まで、4シリーズ23モデルという幅広いラインアップで、デリバリーは9月を予定しています。
2014年に登場した現行型Cクラスは、マイナーチェンジは今回が初めて。セダンとワゴンは、3月初旬のジュネーブショーでお披露目されていましたが、日本では未発表となっていました。そこでMBJでは今回のタイミングで、クーペとカブリオレも含むシリーズ全体のリニューアル発表する運びとなりました。

新型Cクラス主な変更点、マイナーチェンジのポイントは?

Cクラス・ステーションワゴンの画像

Cクラス・ステーションワゴン(画像は欧州仕様)

今回の新型Cクラスで最大のトピックは、セダンとステーションワゴン(のC200アバンギャルドに搭載されたパワートレイン。1.5Lの直列4気筒ターボエンジンには、スターターとジェネレーターを兼ねるBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)と48V電気システム、リチウムイオンバッテリーで構成されるマイルドハイブリッドシステムが搭載されています。
また運転支援システムのインテリジェントドライブも、フラッグシップモデルのSクラスと同レベルに進化。内外装を含むデザインも大きくアップデートされています。

新型Cクラスの外装(エクステリア)は?

Cクラス・クーペの画像

Cクラス・クーペ(画像は欧州仕様)

Cクラス・カブリオレの画像

Cクラス・カブリオレ(画像は欧州仕様)

エクステリアは前後ともバンパーの意匠を刷新。加えて1番目立つ変更点がLEDパフォーマンスヘッドライトの採用でしょう。ヘッドライト内部にマルチチャンバーリフレクターが上下4列ずつ立体的に配置され、近未来的な印象を演出します。上位グレードに採用されるマルチビームLEDヘッドライトはEクラスやSクラスと同様に、片側84個のLED光源を個別に瞬時に制御可能。周囲の他のドライバーを幻惑することなく、広い範囲を明るく照射してくれる優れモノで、最長650m先まで照射可能なウルトラハイビームも新たに搭載されています。
さらにセダンのリアコンビランプのユニットは、“C”の文字がモチーフされたデザインに変更されています。

新型Cクラスの内装(インテリア)は?

Cクラス・運転席まわりの画像

画像は欧州仕様

Cクラス・フロントシートの画像

新型CクラスのステアリングはSクラスと同じデザインが採用されており、フラッグシップモデルに準じる質感や機能を追求していることがうかがえます。ダッシュボード中央には高精細10.25インチのワイドディスプレイを装備。Cクラス専用デザインのコクピットディスプレイ(12.3インチ)を備えるグレードでは、速度計と回転計の大径2連メーターをまず液晶表示。

Cクラス・ステアリングとメーターの画像

その間に安全運転支援システムの情報を表示するほか、クラシック/スポーツ/プログレッシブという3種類のデザインから好みで設定が可能です。
また、手を離さずにナビゲーション操作や車両の設定が行えるタッチコントロールボタンなど、操作性の向上についても配慮が見られます。

新型Cクラスのパワートレインは?

1.5L直列4気筒ターボエンジン(M264型)の画像

1.5L直列4気筒ターボエンジン(M264型)

今回、セダンとワゴンのC200アバンギャルドに搭載されたパワートレインは要注目です。これは新開発された1.5L直列4気筒ターボエンジン(M264型)に、BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)と48V電気システムを組み合わせたもので、パワートレインの性能を大幅に向上させています。
アクセルを踏んだ瞬間から滑らかにパワーが立ち上がり、またBSGはシフト時の回転合わせもアシストするため、スムーズな加速やシフトチェンジを実現します。

1.6L直列4気筒ターボエンジンの画像

1.6L直列4気筒ターボエンジン

新型CクラスのC180系の各グレードには1.6L直列4気筒ターボエンジンのM274型が搭載されています。スペックは従来同様で最高出力が156ps(115kW)、最大トルクが250Nm。9速オートマチックの9G TRONICとの組み合わせです。
また、セダンとワゴンのC220dアバンギャルドにはメルセデスの最新2.0L直列4気筒BlueTECディーゼルターボエンジン(OM654型)がEクラスに続いて搭載されました。最高出力は194ps(143kW)、最大トルクが400Nmで先代よりも高出力化されただけでなく、振動・騒音も低減。さらに約35kgの軽量化を果たしたことも美点のひとつです

【トピックス.1】インテリジェントドライブ

インテリジェントドライブのイメージ画像

自動運転に向けたメルセデスの次のステップとなる技術は、とくに高速道路での渋滞時にドライバーの負担を大きく軽減させるものと言えるでしょう。
今回の新型Cクラスでは、昨年Sクラスで導入されたものと同等の運転支援機能「インテリジェントドライブ」がすべてのモデルで選択可能です。先行車との車間距離はもちろん、周囲の交通状況を常に監視することで従来よりもステアリングアシストが作動する状況を拡大。先行車の自動追従や、自動停止後の再発進などの能力も向上させています。

アクティブレーンチェンジングアシストのイメージ画像

アクティブレーンチェンジングアシスト

さらに自動で車線を変更してくれる「アクティブレーンチェンジングアシスト」、万が一の際に緩やかに減速&停止してくれる「アクティブエマージェンシーストップアシスト」も搭載されました。
また、ドライバーや乗員の利便性を画期的に向上するテレマティクスサービス「Mercedes me connect(メルセデス・ミー・コネクト)も新型Cクラスの全モデルに標準装備されています。

【トピックス.2】メルセデスAMG 43/63シリーズ

AMG C63クーペの画像

メルセデスAMGが専用開発した3.0LのV6ツインターボエンジンと4輪駆動システムAMG 4MATICを組み合わせたメルセデスAMG 43シリーズと、4.0LのV8ツインターボエンジンを搭載するトップパフォーマンスモデルのメルセデスAMG 63シリーズが従来同様、セダン/ワゴン/クーペ/カブリオレの全シリーズにラインアップされています。
AMG 43シリーズはターボの大型化と制御の改良により、従来モデルより23ps(17kW)プラスの最高出力390 ps(287kW)を発揮。従来63シリーズに採用されていたツインルーバーのAMGラジエターグリルに換装、リアには新たに左右それぞれにツインラウンドテールパイプを装備してスポーティさを強調しています。
シリーズ最強のAMG 63シリーズには、12本の垂直なフィンが特徴のパナメリカーナグリルを採用。さらに“S”モデルには手を離さずに走行モードが変更できるAMGドライブコントロールスイッチや、ほかにもAMGカーボンセラミックブレーキ(フロント)やAMGパフォーマンスシート、AMGスピードシフトMCTなど、ハード面での進化が顕著に見られています。

新型Cクラスの燃費は?

新型Cクラスの日本国内仕様の燃費データは、まだカタログにも掲載されていませんが、欧州での数値は、
1.5Lガソリンターボ+マイルドハイブリッド搭載車
16.4km/L
1.6Lガソリンターボ
16.1km/L
2.0Lディーゼルターボ
20.3km/L
3.0Lガソリンツインターボ
11.8km/L
4.0Lガソリンツインターボ
9.7km/L
となっています。

新型Cクラスのラインナップと価格は?

新型Cクラスの価格表

冒頭で紹介したように、新型Cクラスはセダン/ステーションワゴンに加えて、クーペ/カブリオレまで一気にマイナーチェンジでリニューアルされたため、4シリーズ23モデルという品揃えを誇っています。なかでも中心となるのはセダンとワゴンで、ともに8モデルずつをラインナップ。ハンドル位置はAMG系の一部で左が選べる以外は、基本的に右のみです。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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