中古車購入[2018.06.04 UP]

【トヨタ】乗り心地を向上させるKDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)

【トヨタ】乗り心地を向上させるKDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム) グーネット編集チーム

トヨタが開発した「KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)」は舗装道路のカーブでは車両の傾きを抑制し走りを快適にし、悪路など凸凹した路面ではタイヤのグリップを高め優れた悪路走破性が得られるシステムです。
このシステムはサスペンションの動きに追従する油圧システムにより、自動的に作動します。

関連情報

ブランド特徴

KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)とは

スタビライザーは道路のカーブで車両の傾きを抑え、走行を安定させるサスペンションのパーツの一つです。

スタビライザーは左右のサスペンションが個々に作動することを抑えることで機能しますので、悪路などで遅い速度で走行する時には、サスペンションの伸縮が思うようにできず、凸凹した路面にタイヤが上手く追従しなくなります。

KDSSは、平坦な道路のカーブではスタビライザーの機能を有効にして車両の傾きを抑え、凸凹した路面ではスタビライザーの働きを無力化するシステムです。

KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)の仕組み

KDSSは油圧シリンダー(スタビライザーの取り付け部の片側に設置)によって、スタビライザーを上下に作動させることによりスタビライザーの効力を無力化します。

具体的な仕組みはスタビライザーに連結したピストン(油圧シリンダー内)を境に上下2つの部屋に分割します。

フロント側とリヤ側の油圧シリンダーの上下の部屋同士をそれぞれ配管で結び、オイルで満たします。
これにより、フロント側のピストンが降下すれば、リヤ側のピストンが上昇します。

例えばカーブで車両がロールし、フロント側とリヤ側のサスペンションが同時に同じ方向に動く場合は、フロント側とリヤ側のピストン(油圧シリンダー)に同じ向きの油圧が加わるので、ピストンは動きませんので、通常のスタビライザーとして作動します。

一方、悪路の凸凹によってフロントかリヤどちらか一つのタイヤが持ち上げられた場合は、フロント側の油圧シリンダーとリヤ側のシリンダーに逆方向の力がかかります。
この際にフロント側とリヤ側が結合されている配管を通じシリンダー内にあるオイルが移動します。

このことにより、フロント側とリヤ側のピストンが作動して、結合してあるスタビライザーも上下方向に動きだし、スタビライザーの効力は打ち消され、サスペンションも自由に作動するようになります。
このことで凸凹した路面でもタイヤのグリップが高められ、優れた悪路走破性が得られます。

一方、配管の途中には油圧を制御するアキュムレータが配置されています。
このアキュムレータによって細かい振動を吸収することで、優れた乗り心地を発揮します。

KDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)を装着する車種

KDSSを採用したトヨタの車種を紹介いたします(2017年12月現在)。

ランドクルーザー
ランドクルーザープラド


KDSSは、通常のスタビライザーの動きを油圧シリンダーによって、無力化するシステムです。
油圧シリンダーが動くのは凸凹した悪路のみで、通常の舗装路のコーナーなどではスタビライザーの動きを妨げないのが素晴らしいです。

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