車のエンタメ
更新日:2018.11.11 / 掲載日:2018.03.09

すべてが規格外! 世界一の超巨大ダンプはこうして作られている

 ダンプトラックといえば、多くの人はまず日本の公道を走っている大型ダンプを思い浮かべることでしょう。最大積載量は約10トンで、車体サイズはおおむね全長7.7m×全幅2.5mといったところでしょうか。

 ですが、世界にはケタ外れに大きなダンプトラックが存在します。今回お届けするのは、そんな巨大なダンプトラック「T 282 C Haul Trucks」を組み立てる様子を収めた映像です。 どのくらいの大きさかと申しますと、なんと全長約15.7m×全幅約9.7m(!)という信じられないほどのビッグサイズ。果たして、どうやって作られているのでしょうか!?

 何をしているのでしょうか。鉄板を切っているようです。大きなダンプの製造、その第一歩は、かなり厚めの鉄板を切ることからスタートするようです。

 荷台の形になってきましたね。実はこれだけでも相当に大きいのですが、サイズ感はまだまだよくわかりません。

 台車になっているトレーラーと比べてみると、その巨大さが想像できます!

 驚くことに、主要ユニットは世界各地で作られています。ドライブシステムはドイツ、ホイールはカナダ、シャシーはアメリカ、そして荷台はオーストラリアで製造され、それが使用場所である採掘場などに運ばれて組み立てられるというわけです。

 そしてドイツやアメリカで作られていた車体のユニットがはるばる船でオーストラリアへ送られてきました。ここからは陸路の長旅がはじまります。その距離なんと985km。

 荷台を道路で運ぶときはこの通り! 反対車線にはみ出している、などというレベルではありません。対向車はいったいどうすればいいのでしょう!?

 こうして路肩に停めて退避します。オーストラリアの郊外路なので制限速度は100km/h以上だと思いますが、しっかり避けないと大変なことになりますね。

 長旅を終えて最初の現場に到着したら、さっそく試しの組み立てに移ります。クレーンを使うとはさすがです。

 それらしいカタチになってきました。キャビンを見ると、車体がとてつもないサイズだというのが改めて分かりますね。そして移動のために、いちど組付けたものをまた分解します。ここからまた314kmを移動して、実際に使う採掘場で最終組み立てを行います。

 到着です。荷台をドッキングするときも、もちろんクレーンを使います。

 というわけで完成です! タイヤが大きくて、なんだからチョロQみたいに見えますが実際は巨大なダンプトラックなのでした。ちなみに最大積載量はなんと400トン! 日本の道を走っている大型ダンプの20倍もあるのです。エンジン出力はなんと3750馬力! 鉱物を採掘する過酷な現場で活躍します。

 というわけで、現実離れしたスケール感が脅威なマンモスダンプの組み立てでした。 運転席からの眺めはよさそうですし、一度でいいから広大な土地で運転してみたいものですね。

参照元:Liebherr(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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