過失割合ってなんだ? |
交通事故では多くの場合、当事者双方に過失があることが多いものです。とくにクルマ同士の事故の場合、一見、片方は被害者にしか見えないようなケースでも、道交法による各種の優先関係、遵守事項などを考慮すると双方に「非がある」ことが多いのです。完全に道交法を守ろうと意識してみると、制限速度はもちろん、車間距離や注意義務など、普段忘れがちなチェックポイントがあることがわかります。道交法にのっとって事故状況を判断すると、事故当事者の双方に責任があり、よって「過失」の分担がされるのです。 |
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ケース1 双方に過失がある場合 同一道路を走行中で双方とも信号が「青」、右折車の進路が同幅員のケース。右折車の前方不注意に対して、直進車にも前方不注意、ブレーキ操作の安全運転義務違反があるとみなされる。直進車の進路が幹線道路だったり、右折車が路地などの狭い道に進入するような場合、直進車の優先性が高くなる。 |
ケース2 一方にすべて責任がある場合 信号待ちのクルマが完全に停止してほかに道交法に触れることをしていなければ、過失割合はナシとみなされる。 |
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