デミオはフェラーリよりスバラシイ!!100kgもの軽量化に成功したデミオ その技術力をもっと評価すべシ!

デミオはウルトラすばらしいクルマだ。デザインもすばらしいし、走りはまるでロータスの軽量スポーツカーのようだ。燃費も非常にいい。デミオにはクルマの楽しみの原点が濃縮されている。私は某高級誌の『MY HOT20』(私の推薦する20台)という企画で、いつもデミオをナンバー1に選んでいる。フェラーリよりデミオを上にしている。それくらいスバラシイのである。言っておくがデミオは、フィットやヴィッツとは別次元の、超絶クラスのクルマなのである。
1年ほど前、知人にクルマ選びの相談を受けたので、ゴルフEとポロ、デミオを推薦した。彼は奥さんと娘さんたちと3台すべてに試乗した結果、ゴルフに決めた。本人は「デミオもビックリするほど良かったんですけど」と言っていたが、家族が反対したのだという。その理由は、「なんだかドアとかの感じが軽すぎて、ぶつかったら死ぬのじゃないかと思った」とか。私はそれを聞いて激しい衝撃を受けた。
マツダは今のデミオを開発するにあたり、血の滲むような努力の結果、100キロもの軽量化に成功した。それによってデミオはすばらしいハンドリングや低燃費を手に入れた。軽量化はクルマにとって最高の性能アップの手段なのだ。
ところが彼の奥さんや娘さんたちは、それを「軽すぎて死ぬのじゃないか」
と感じたという! ガーン! である。衝突安全テストの結果なんぞ知ったこっちゃない、女性はそう感じちゃったらそれまでなのだ。私は、マツダの技術者たちのことを思って、涙が出そうになった。