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こんにちは！
今回はジープラングラーの故障修理の様子をご案内します
なにやらヘッドライトが片方しかついていませんね

しかもヘッドライトはスイッチがオフの状態です
このままではバッテリーが上がってしまいます
また、エンジンチェックランプが点灯しており、走行もパワーが全然出ません
4WDにも切り替わりません
シフトロックも解除しないので、手動でシフトロックを解除します
ワイパーも変な位置で止まったまま

こうなる前はこれらの症状は全くなく正常だったということで、個別の故障ではなく一か所おかしいところがあるためだと推測できます

さっそくAUTELでフォルトコードを確認します
すると、いっぱい故障コードが・・・
どうやら変速を司るコンピュータが作動しておらず、そのためにパワーが出なかったり4WDに切り替わらないようです
また、ヘッドライトもハイビームが点灯したままなのでフォルトコードが入力されています
いずれもACTIVEの現在故障ですね

いきなりですが犯人です（笑）
エンジンルーム左側にいるTIPM
つまりはリレーブロックなんですが・・・
JEEPの車はこのリレーブロックに問題がある事例が散見されています
今回は、寒い早朝にエンジンをかけワイパーを作動させたところ、ワイパーが凍っておりワイパーモーターに過電流が発生
通常の車であればサーマルプロテクタという保護装置が働き、ただワイパーの動きを止めるだけなのですが、そこはアメ車
過電流を保護しきれず、リレーブロックの中でショートを起こしてしまいます
すると通常の回路と異なる回路が形成されてしまいヘッドライトが点灯しっぱなしに・・・
ミッションコンピュータの電源もシャットダウンされてしまうのです

なのでリレーブロックの交換の必要があるのですが、ディーラーで新品へと交換した場合、なんと20万円もかかります！！
なんとかならないかと中古部品を探したところ、ハイパーラッキーなことに一つだけ見つけることができました
ただ、中古品を使用して修理した前例を調べきることができず、使えるかどうかは運次第でした

というのも、年式やグレードによってヒューズの配列が微妙に異なったりするだけでなく、新品交換時には車両情報の登録も必要になるからです
よって交換しただけで正常になる保証もできかねました
今回入手したリレーブロックも、一個だけ余計なヒューズがありました

交換後です
なんと・・・中古部品でも全ての症状が直りました！ウルトラスーパーラッキーです（笑）
新品交換後はイグニッションONで12秒待つとリレーブロックに情報が書き込まれるのですが、どうやら中古品でも問題はないようです
フォルトコードも入力されていないのですべての項目がグリーンです
試運転だけでなく、すべての電装部品の作動を点検して修理完了です！
中古部品を使ったので、なんと修理費用は新品交換時の約１/5で済みました～
本当、直ってよかったです！
修理のご利用ありがとうございました
JEEPにお乗りの方は、寒い冬場はワイパーを立てておいて、ワイパーの凍結を予防しましょう！