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更新日:2021.01.10 / 掲載日:2021.01.10

2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー決定!【ニュースキャッチアップ】

文●ユニット・コンパス 写真●日本カー・オブ・ザ・イヤー
(掲載されている内容はグー本誌 2021年1月発売号掲載の内容です)


自動車業界における年末の風物詩と言えば、日本カー・オブ・ザ・イヤー。今年も魅力的なクルマがノミネートされた。EV化が進むなか、本賞を受賞したのはスバル レヴォーグだった。

新世代シャシーを採用し、走りを磨いたレヴォーグ

 2019年11月1日から2020年10月31日までに日本国内で発表または発売されたクルマを対象に、選考委員がその年を代表するクルマを選ぶ 『日本カー・オブ・ザ・イヤー』(以下COTY)。第41回を記念する今回は、強力なライバルがいるなか「スバル レヴォーグ」が受賞した。
 新型レヴォーグは、日本の交通事情でも適度なサイズのステーションワゴンで、かつてのレガシィが持っていたスポーティなルックスと走りが魅力のモデル。先代レヴォーグは人気の高いモデルだったこともあり、今回もCOTY受賞の有力候補の1台だった。新型は「スバルグローバルプラットフォーム」を採用し、走りと快適性をアップ。また、GPSや準天頂衛星「みちびき」などの情報を活用した高度運転支援システム「アイサイトX」を設定しながら、価格を抑えているのも評価された。
 また、デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーとして「マツダ MX-30」、K CARオブ・ザ・イヤーとして「日産 ルークス、三菱 eKクロス スペース/eKスペース」が受賞。MX-30は、SUVながらもスタイリッシュなデザインが高評価。特にフリースタイルドアは、かつてのRX-8を思わせるもの。日産 ルークスと三菱 eKクロス スペース/eKスペースは、高い走行安定性で、軽という枠を超えた完成度が評価された。

日本カー・オブ・ザ・イヤー「スバル レヴォーグ」

[CLOSE UP]ほかにも個性豊かなクルマたちが受賞

インポート・カー・オブ・ザ・イヤー「プジョー 208/e-208」

電気自動車も設定し新しい価値を提供
 2代目プジョー208がインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。スポーティなデザインと、クラスを超えた質感が特徴。ドライバーが意のままに操れるハンドリングも高く評価され、今回の受賞に至った。そして極め付けはEV仕様の同時設定。400万円を切る価格から購入でき、ピュアEVに新しい選択肢が加わっている。

デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー「マツダ MX-30」

RX-8の再来!? フリースタイルドアを採用
 マツダMX-30の最大の特徴は、観音開き式となるフリースタイルドアの採用。これはかつてRX-8が採用していたもの。SUVのスペシャルティカーに新しい価値をもたらしたことが受賞につながった。

テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー「アウディ e-tron Sportback」

電動化時代への意気込みを感じさせるピュアEV
 最近のアウディは、EV開発に積極的。その最新世代のモデルが「e-tron スポーツバック」。大型スクリーンを採用したインテリア、バーチャルエクステリアミラーも新時代を感じさせるポイントである。

パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー 「BMW ALPINA B3」

日常でも扱いやすいアルピナ版3シリーズ
 BMWをベースに、高性能かつ豪華に仕立てるメーカーがアルピナ。3シリーズをベースとする新型B3は、ハイスピード領域でのパフォーマンスと、日常での速度域での快適性を両立している。

K CAR オブ・ザ・イヤー 「日産 ルークス 三菱 eKクロス スペース/eKスペース」

日産と三菱で共同開発された新型スーパーハイトワゴン
 この両モデルは、日産と三菱が生み出した流行りのスーパーハイトワゴン。先代よりも質感を一段と高め、安定性の高い走行性能も実現している。「プロパイロット/マイパイロット」も高い評価を得た。

10ベストカー

全35台のなかから、選考委員によって選出された上位10台が「10ベストカー」。ここではその5台をご紹介。

トヨタ ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス

ヤリスシリーズから3モデルが同時にノミネート。ヤリスクロスは高品質な小型SUVとして注目。GRヤリスの走りも驚くに値する。

日産 キックス

e-POWERを採用した新型電気自動車がキックス。電動化+SUVは、自動車のトレンドになるもので、今回10ベストに選ばれた。

ホンダ フィット

親しみやすいデザインになったフィット。高いスペース効率と安定感のある走りは、新型でさらに進化。ハイブリッドも引き続き設定。

BMW 2シリーズ グラン クーペ

新世代2シリーズの先陣を切ったのが4ドアのグランクーペ。BMWらしい機敏なハンドリングと4ドアゆえの実用性が両立した1台だ。

ランドローバー ディフェンダー

ランドローバーの歴史的名車であるディフェンダーが一新された。堅牢なデザインと走りは、新しい世代のファンにも注目されている。

キーワードは電動化 一方、内燃機関車も健闘

 ここ数年、各自動車メーカーの電動化シフトは目を見張るものがある。今後のトレンドは確実にEVやPHEVだ。一方、内燃機関車も終わりではなく、まだまだ魅力的なモデルが存在している。

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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