新車試乗レポート
更新日:2018.11.05 / 掲載日:2016.07.15
アウディ Q7 試乗レポート
アウディ Q7 試乗レポート
試乗
【フルモデルチェンジ】
発表/2016年1月14日
アウディコミュニケーションセンター
0120-598-106
文●九島辰也 写真●編集部
■先進の技術を満載したアウディSUVの旗艦モデル
アウディのプレミアムSUV群の頂点に立つのがQ7。およそ10年振りのフルモデルチェンジで、最新のテクノロジーが満載される。サイズは立派ながら、グレードにも異なるが先代より300kgダイエットしているのが特徴。グレードは2種類で、2L直4ターボと3L V6スーパーチャージャーを積む。どちらもクワトロのみとなる。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島辰也
全長が5mを超え、全幅は2mに迫ろうとしている堂々としたサイズ。全高も1705mmと存在感を強く押し出しているのがQ7だ。オプションで3列目には電動式の分割可倒できる2座が用意されているのもこのクルマの特徴だろう。 今回試乗したのは252馬力を発揮する2.0TFSIで、走り出すと2Lとは思えぬ力強さを見せてくれる。発進時でも、まったくもっさりとしたところはなく、スーッと出て行くところはさすがだ。その後も追い越し加速などを試したが、もたついたりするところはなかった。 とはいえ、思い返せばそれはひとり試乗だったので、複数乗車だとまた変わるかもしれない。なんたって7シーターをフル乗車すれば車両総重量は相当になる。もし、そこまで鑑みるのであれば3L V6の3.0TFSIのほうが安心できる。333馬力という数値に間違いはないはずだ。 おもしろかったのはアダプティブサスペンションパッケージにセットされるリヤタイヤの操舵機能だ。これはUターンや細い道に入っていくときに大いに効果を発揮してくれる。このサイズでは嬉しい装備だ。乗るひとのことを考えたアウディらしい心遣いが各部に見える。ガレージに余裕があればこのクラスのSUVを保有するのは、なかなか楽しいかもしれない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
サイズに余裕のあるゆったり乗れる室内。センターコンソールの太さがその象徴だ。日本仕様はすべて右ハンドルのみという設定で、試乗車にバーチャルコクピットはなかった。
5名乗車を標準とし、3列シートの7名定員をオプションとする。3列目が電動式というのがうれしい配慮だ。パノラマサンルーフを付ければ室内は相当明るい。
■インテリア/エクステリア写真[2]
2列目以降のシートはフルフラットに畳むことができる。なので、すべて倒すとこれだけの広さが確保されるのだから使い勝手はいい。
試乗したのは2L直4ターボ。1600回転でピークトルクの37.7 kg m を発揮させるので乗りやすい。
フロントマスクは大きなシングルフレームグリルで力強さを発揮するが、リヤはコンサバ風。この辺の控えめ感もアウディらしさだろう。エンジンは2種類でエアサスと機械式サスを選べる。
アウディ Q7 2.0TFSIクワトロ エアサスペンション装着車(8速AT)
全長×全幅×全高 | 5070×1970×1705mm |
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ホイールベース | 2995mm |
トレッド前/後 | 1685/1690mm |
車両重量 | 2020kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1984cc |
最高出力 | 252ps/5000-6000rpm |
最大トルク | 37.7kg m/1600-4500rpm |
JC08モード燃費 | 12.6km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 235/65R18 |
価格
Q7 | 804万円~929万円(全グレード) |
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