車種別・最新情報
更新日:2020.04.08 / 掲載日:2015.07.03
スズキ アルト ラパン 新車紹介
スズキ アルト ラパン 新車紹介
紹介
【フルモデルチェンジ】
発表/2015年6月3日
スズキお客様相談室
0120-402-253
文●森野恭行 写真●編集部
■新世代プラットフォームの採用で内容のレベルは大幅にアップ
驚きの燃費と低価格を実現して、軽の世界にまたも衝撃をもたらした新型アルト。その余波が消えぬうちに、スズキは若い女性にターゲットを絞った新型アルト ラパンを投入してきた。レトロ・モダンなスタイルと、おしゃれさと使いやすさを融合させたインテリアは、いかにも女性に好まれそうな仕上がりだ。税制の変更で販売が伸び悩む軽市場だが、果たしてラパンは起爆剤となるか?
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
技術的なポイントは、新型アルトで高い実力を証明した新世代プラットフォームの採用。まずパッケージから見ると、ホイールベースを60mm延長し、エンジンルームを短縮することで、キャビンスペースを大きく拡大している。さらにおしゃれに、より上質になったインテリアも新型ラパンの自慢で、居心地のよさが高まっている。
そして、新世代プラットフォームのもうひとつの大きな効果は軽量化。2WD・CVT車で120kgものダイエットを成功させ、エンジンやCVTの効率改善との相乗効果で35.6km/Lという低燃費を達成した。ラパンはやや旧式な車台やパワートレーンを使っていただけに、改善幅は飛躍的なものだ。また、メカの面では、シングルクラッチ式オートメーテッドMTの5AGSの設定も見逃せないところ。優れた実用燃費とリーズナブルな価格は、女性ユーザーにも支持される可能性がある。この手のメカとしては変速のギクシャク感は小さいから、選択面でのネガな要素は少ない。
そして装備の面では、全車にレーダーブレーキサポートを標準化したのが大きなセールスポイント。プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)やナノイーエアコンなどの快適装備も、女性ユーザーの購買意欲をくすぐることだろう。
■インテリア/エクステリア写真[1]
いかにもラパンらしい、おしゃれなデザインとカラーコーディネートが見どころ。開発者は「自分の部屋のようにくつろげる空間」を演出したという。見晴らしのよさも自慢だ。
ホイールベースの60mm延長が、広く、快適なキャビンを実現した要点。立体式駐車場対応のセダン系モデルだが、後席足元も広々としている。内装は天井の素材にもこだわる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ターボの設定はなく、心臓は自然吸気のR06A型のみ。ミッションはCVTのほか5AGSも設定。
4人乗車時でも日常のショッピングで不満のない荷室空間を確保する。後席シートバックを倒せば、大きな荷物も余裕で積み込める。
歴代ラパンもキュートな容姿をウリとしてきたが、3代目は「まる しかくい」がテーマの新造形を採用し、より個性を際立たせた。ホワイトルーフの3トーンコーディネートも新しい試みだ。
スズキ アルト ラパン X(CVT)
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1525mm |
---|---|
ホイールベース | 2460mm |
トレッド前/後 | 1295/1300mm |
車両重量 | 680kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 658cc |
最高出力 | 52ps/6500rpm |
最大トルク | 6.4kg m/4000rpm |
JC08モード燃費 | 35.6km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | ディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 155/65R14 |
価格
スズキ アルト ラパン | 107万7840円~149万2560円(全グレード) |
---|