新車試乗レポート
                    
          更新日:2018.10.15  /  掲載日:2015.06.19      
トヨタ オーリス 試乗レポート
- トヨタ オーリス 試乗レポート   - 試乗 
 【マイナーチェンジ】
 発売/2015年4月6日
 トヨタ自動車・お客様相談センター
 0800-700-7700
 文●森野恭行 写真●澤田和久
  
■低燃費グレードの新投入と安全性のアップで魅力を増した
スポーティな内外装が好評のオーリス。マイチェンを機に、自動ブレーキを核とする「トヨタセーフティセンスC」を新設定したが、もうひとつの目玉はダウンサイジングターボの技術を導入した「120T」の投入。1.8Lを積む「RS」を含めて、新型オーリスの走りの実力を試してみた。
■ドライビング/ユーティリティ
  - Report 森野 恭行 
- 「120T」が積む新開発の1.2L直噴ターボ、8NR-FTS型の性能は116馬力/18.9kg m。パワーは大きくないが、トルクは「RS」用1.8Lを凌ぐもので、しかも1500~4000回転という広いトルクバンドを持つ。走りの全般に余裕が感じられるのはそのおかげだ。トルクフルな心臓とCVTの好マッチングにより、エンジン回転が低く抑えられるため静粛性も優秀で、JC08モード19.4km/Lの好燃費を誇る点も見逃せない。VWの1.2L TSIを標的に、トヨタが気合いを込めて開発した新世代ユニットの出来は上々と言える。 
 だが、当初は「RS」よりも高い価格に疑問を持ったのも事実。ところが・・・乗ってみれば「120T」の走り味は上質かつ快適なもの。プレミアムグレードとしての設定にも合点がいった。1.5L車のリヤサスはトーションビーム式だが、「120T」はダブルウイッシュボーン式で、操縦安定性と乗り心地のバランス点も高いところにある。
 スポーティな走りにこだわる人にお薦めなのは相変わらず「RS」だが、Cセグメントのハッチバックにゆとりや快適性を望む人にとっては、「120T」はいいチョイスとなるはず。十八番のハイブリッドだけでなく、ダウンサイジングターボも投入することで、トヨタのエコ戦略の幅も広がることだろう。レクサスNXで投入した8AR-FTSとともに、今後の動向に注目したい。
■インテリア/エクステリア写真[1]
  - メッキリング加飾を立体化した2眼メーターや液晶カラーディスプレイ、ピアノブラック&メッキ加飾を施したセンターパネルなどを採用し、スポーティさと上質感を演出する。 
  - 居住空間の広さはCセグメントのほぼ水準値。後席空間は、頭上高の余裕は少ないが、足元空間は十分に広い。「RS」と「120T」はフロントスポーツシートを標準で装備する。 
■インテリア/エクステリア写真[2]
  - RSは144馬力/18.4kg mを生むバルブマチック1.8L(プレミアム仕様)と6速MTのコンビだ。 
  - 荷室容量は、5人乗車時で360Lと不満のないレベル。2WD車は上下2段で使い分けのできるアジャスタブルデッキボードを採用。 
  - ヘッドライトやフロントグリル、バンパーに加えて、リヤのコンビランプやバンパーのデザインもリニューアル。エアロパーツと16インチタイヤを標準化した「RS」は一段と精悍な印象だ。 
トヨタ オーリス 120T(CVT)
| 全長×全幅×全高 | 4330×1760×1480mm | 
|---|---|
| ホイールベース | 2600mm | 
| トレッド前/後 | 1535/1525mm | 
| 車両重量 | 1300kg | 
| エンジン | 直4DOHCターボ | 
| 総排気量 | 1196cc | 
| 最高出力 | 116ps/5200-5600rpm | 
| 最大トルク | 18.9kg m/1500-4000rpm | 
| JC08モード燃費 | 19.4km/L | 
| サスペンション前 | ストラット | 
| サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン | 
| ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク | 
| タイヤ前後 | 195/65R15 | 
価格
| トヨタ オーリス | 178万9855円~259万37円(全グレード) | 
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