インタビュー
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2016.04.28

スピードワゴン・小沢オススメの旬なオープンカーをこれで極めろ!

スピードワゴン・小沢オススメの旬なオープンカーをこれで極めろ!

ミニバンシェア率が圧倒的に伸びる中で、長らく冬の時代に直面して来たスポーツカー。
その中でも、より特殊な車種に分類されるオープンカーは、年を追うごとにラインナップから姿を減らしつつあった。
しかしここ最近になって、じわじわと人気が戻りつつある流れになっている。
そこで今回は、自身もオープンカーオーナーである、スピードワゴンの小沢一敬さんをナビゲーターに迎え、オープンカーの魅力というものに迫って行こう!

人気再燃したオープンカーの要因とはいったい何なのか?
90年代以降、ミニバン人気、そしてエコカー減税に絡んだエコカーブームに押されっぱなしだったスポーツカー。しかし最近になって、トヨタスバルとの共同開発で「86(スバルではBRZ)」を世に打ち出し、ホンダは日本が生んだスーパーカーの一つである、NSXの後継をリリースするなど、スポーツカーにも再び脚光が集まり始めた。そんな流れの中で、ダイハツは「コペン」の新型を登場させ、ホンダも名車「ビート」の後継となるS660を繰り出すなど、各メーカーが意欲的に新作を打ち出す中で、マツダが満を持して発表した「ロードスター(海外名:MX-5)」が、2016年世界カー・オブ・ザ・イヤーを獲得。このように、一時は生産が減少されたり、ラインナップ自体から見送られてきたオープンカーが、なぜ再評価されるようになってきたのか?そしてその魅力はなんなのかを自身もオープンカーユーザーである、「スピードワゴン」の小沢一敬さんが鋭くチェックし、春のドライブシーズンをより楽しくしてくれるクルマというものも同時に突き詰めていきたい。

オザワが愛するクルマの理想系とは?

オザワが愛するクルマの理想系とは?

僕の今のクルマはBMWのZ4っていうオープンカーなんだけど、なんでそのクルマにしたのかって言われると、単純にカッコいいクルマ、そしてオープンカーが欲しかったという想いがあるんだけど、その根底には「ルパン(三世)」が乗っているようなクルマが欲しいなぁと思ったんだよね。いちいちドアを開けて乗るんじゃなく、サッと軽い身のこなしで颯爽とカッコ良く乗れる感じとかが堪らないじゃないですか?(笑)

オザワより読者の皆様へ

本当だったら、こんな感じでBMW Z4は開閉を行ないます。

本当だったら、こんな感じでBMW Z4は開閉を行ないます。

せっかくオープンカー特集を組んでもらったのですが、なんとロケ現場に来てから屋根の開閉が故障していることが判明するというアクシデントが・・・。読者の皆さんが期待してくれていた屋根の開閉や、僕のカッコイイところなどを見せられなくて本当にすいません。でも今回、このロケをやらせていただいたおかげで、故障していたことに気がついたので本当に良かった!(笑)ということで、今すぐ愛車を修理に出してきます!

小沢 一敬(おざわ かずひろ)

小沢 一敬(おざわ かずひろ)氏

愛知県出身、1973年10月10日生まれ。1998年、井戸田潤とお笑いコンビ「スピードワゴン」を結成。Eテレで放送中「短歌de胸キュン」にレギュラー出演するなど多方面で活躍中。4月からAbema TVにて放送する「スピードワゴンの月曜The NIGHT」では25時から2時間生放送!毎月最終月曜日にはしもきた空間リバティにて主催ライブを開催!詳しくはホリプロコムHPへ!

オープンカーの歴史を学びこのクルマの良さを知ろう!

歴史を知ってもっと詳しくなろう!

クルマの進化の歴史を辿ると、実はどれも最初はオープンカーだった。そしていつから屋根付き(ハードトップ)タイプが当たり前となったのか?さらにいつからオ-プンカーが特別なものになったのか?そんな雑学的知識から、年代ごとの機能的進化やデザインの変化をなどを含めた「歴史の流れ」をここで抑えておこう。

1924年

威厳あるスタイルで人気を呼ぶ

威厳あるスタイルで人気を呼ぶ
1920年代、アメリカのTフォードと並んで、各地で人気を誇ったイギリスの「オースティン・セブン」。屋根は開閉式の幌(布)タイプであり、戦前の日本でも流通していたモデルだ。

1936年

クラシックカー愛好家も注目する魅力の一台

クラシックカー愛好家も注目する魅力の一台
こちらもイギリスの名門ブランドであるMG(モーリス・ガレージ)製のPB。オープンカーファンだけではなく、クラシックカーマニアにとっても、MG製は憧れの的となるブランド。屋根はシンプルに後ろに畳むタイプが採用されている。

1955年

好景気に花を添えたデトロイト産

好景気に花を添えたデトロイト産
1955年に登場した、フォード・サンダーバード。グラスファイバー製で出来た脱着可能なハードトップ方式を採用した高級車でありながらも、年間で15000台を超える販売台数を記録した。

1962年

特撮でも名車がしっかりバックアップ

特撮でも名車がしっかりバックアップ
子供たちを虜にした「ウルトラマン」に登場する科学特捜隊の専用車は、シボレー・コルベアの改造モデル。このクルマのオープンカーは今でも人気が高い。

1984年

今なお世界を魅了する名ブランド

今なお世界を魅了する名ブランド
ランボルギーニなどと並んで、スーパーカーブームを牽引し、今なお世界中で人々を魅了するイタリアの雄・フェラーリ。その中でもタルガトップを採用したオープンカーが、308GTSである。

  • タルガトップとは?

    タルガトップとは?

  • タルガトップとは?

    屋根の部分だけが脱着可能なモデル。ボディ剛性をしっかり確保できることもあり、パワーを重視するクルマに用いられることが多い形式だ。また、着脱が簡単なところも魅力であり、主に2シーター車で採用されることが多い。

1991年

車高が低いスポーティーモデル

車高が低いスポーティーモデル
オープンカーを身近に楽しんで欲しい、セカンドカーとして使って欲しいという、多彩なニーズを考え、1991年に生まれた軽自動車オープンカーのホンダ・ビート。車高は日本車としては低めの1,175mmであり、乗り心地よりも機動性に重点を置いた設計になっている。

1994年

90年代を駆け抜けたミッドシップカー

90年代を駆け抜けたミッドシップカー
1984年から1999年までに生産された、2シータースポーツカーのトヨタ・MR2。オープンカータイプはタルガトップの方式の変形とも言える「Tバールーフ」方式を採用。タルガ同様、屋根を取り外す形は同じだが、真ん中にT字のリーフバーがあることから、その名が付けられている。

2013年

最新型の早業はまさに脱帽!

最新型の早業はまさに脱帽!
最新型ロードスターの開閉は、ボタン一つの操作であり、なんと6~7秒程度で終了という、早業が自慢。また、トランク部分も工夫をこらすことで広さを確保しているところも見逃せない!

2015年

オープンカーでも快適性を追求した居住空間

オープンカーでも快適性を追求した居住空間
近年のオープンカーは、なんとなく「2シーター」というイメージが強いが、大人4人乗っても窮屈感を感じさせない広さを確保した、フォルクスワーゲンゴルフシリーズのゴルフ・カブリオレなら、爽快感だけではなく、仲間との楽しいひとときも楽しめるだろう。

1900→1950年代

開閉のベースが確立されたオープンカー創成期

開閉のベースが確立されたオープンカー創成期
19世紀末にドイツで生まれたガソリン車だが、当時はまだパワー不足などもあり、屋根がないものが当たり前だった。だが、1920年代に入ると屋根付きが主流となり、逆にオープンカータイプがオプション扱いに変わっていく。その過程の中で、ベーシックなロードスタータイプや屋根自体を取り外すハードトップなど、今日に繋がる形式がこの時期に生まれていく。なお、日本初のオープンカーは1933年に登場した日産のダットサンだ。

1950→1960年代

好景気の波がアメリカの自動車産業を熱くさせた

好景気の波がアメリカの自動車産業を熱くさせた
オープンカーに関わらず、この時代は威厳あるクラシックスタイルから、モダンで洗練されたデザインのクルマが増えていく。またアメリカでは、自動車産業だけではなく、国全体に流れる好景気の波が後押ししてか、この時期は非常に華のあるモデル、さらにはワイドボディでゴージャスなタイプが登場。シボレー、キャデラック、フォードなど、アメリカのメーカーが輝いた時代でもあったと言えよう。

1970→1980年代

巻き返す欧州勢!スーパーカーブーム到来

巻き返す欧州勢!スーパーカーブーム到来
アメリカの景気後退とともに、メルセデスベンツポルシェ、アルファロメオ、フェラーリなどの欧州メーカーが台頭。これまでのゴージャス指向を維持しながらも、クルマ自体の性能をパワーアップさせ、価格も1000万円を超えるような「スーパーカー」が80年代にブームを呼ぶ。しかしその反面で、ベーシックモデルのオープンカータイプが続々登場するなど、よりライフスタイルや趣味指向に合わせたモデルが増えていく。

1990→2000年代

日本独自のオープンカーの隆盛と下降が同居した時代

日本独自のオープンカーの隆盛と下降が同居した時代
この時代、日本のどのメーカーでもスポーツカータイプに力を入れていた時代で、セリカ(トヨタ)や、シルビア(日産)などでは、必ずオープンカーモデルを用意していた。また、ロードスター(マツダ)、ビート(ホンダ)と言った人気車種が登場したのもこの時代。だが、バブル経済崩壊とともに、スポーツカータイプの需要も減少し、メーカー側も積極的な生産を抑える「冬の時代」を迎えてしまうことに・・・。

2000年以降→

技術の進歩が世界で新たなブームを巻き起こす

技術の進歩が世界で新たなブームを巻き起こす
軽自動車、ミニバン、エコカーが日本自動車界の柱になる中で、一時は置き去られてしまったスポーツカーやオープンカーだが、技術革新とともに、再び脚光を浴びようとしている。欧州発のクリーンディーゼルとダウンサイジングという、エンジン系統の進化と、日本発のHVがスポーティーの分野を変えるだけではなく、趣味性と実用性にもこだわる姿勢を取り込んだ最新オープンカーの設計が高く評価されつつある。

個性の違いを検証! 名車たちのスタイルを探れ!

次はこのクルマにしちゃおうかな・・・

オープンカーって屋根が開くだけでしょ?なんてツマらないことを言ってしまってはダメ!確かに発売されているモデルのグレード展開の一つという形が多いが、オープンカーにするには多くの手間と工夫も施されている。ここでは、人気モデルや新型車種の「特色」というものに迫ってみよう。

icon 伝統のボディと開放感の融合 「フォルクスワーゲン ビートルカブリオレ」

「カブトムシ」の愛称で知られ、ロングセラーが続くフォルクスワーゲン・ビートル。1949年に初のカブリオレ(オープンカー)モデルが登場。当初から4シーターとして設計されており、リアシートにも快適な広さを保っている。そしてボディデザインの流れを維持するために、屋根部分はソフトタイプを採用したが、この流れは現在の「ニュービートル」にも受け継がれている。最新型では時速50km以下であれば、走行時にも開閉が可能で、急な天候の変化にも対応可能。

icon 軽の枠を超える抜群の走行性が自慢 「ホンダ S660」

ビートの生産終了から19年を経て、軽自動車ミッドシップスポーツオープンカーが復活。力強さを求めた直3 DOHCターボエンジンは、軽自動車という枠を忘れさせるほどのパワーを誇っている。また、剛性を含めたボディデザインは「走行性能」に重点を置いているため、屋根の開閉には重さや複雑さを回避するために、「巻いてしまえる」ロープトップ方式を採用。なお、折り畳んだ屋根は、フロントフード内のユーティリティボックスに収納することが可能だ。

icon シートにも工夫を凝らしたスポーツカー 「日産 フェアレディZロードスター」

2014年9月で生産終了してしまった、フェアレディZ現行型のロードスターモデル。パワーや走りについて多くを語る必要もない、魅力満点のスポーツカーであり、ハードトップ、ソフトトップとタイプを選べるのも魅力の一つだった。また、オープンカー状態での乗車時に「寒くない?・暑くない?」という疑問を持つ方もいると思うが、このクルマにはエアコンディショニングシートという、シートのネット部分に冷暖房の風を流し、快適な環境を提供する装備も用意されている。

icon EVタイプもある超コンパクト 「スマート フォーツーカブリオ」

ボディの全長が約2.7mと、超コンパクトにまとめられた人気車種のオープンカータイプ。通常のガソリンエンジンだけではなく、限定生産のみであったものの電気自動車タイプも用意したのは大きな特徴。オープンカーで開放感を感じるドライブを楽しむだけではなく、エコでクリーンなドライブも可能なのは嬉しいところ。ただし、EVモデルは1回の充電による航続距離は130km程度なので、ロングドライブの際は充電スポットをあらかじめチェックしておきたい。

春のオススメドライブコース その1

東京湾と房総半島、充実した一日をすごせる周遊コース!

東京湾と房総半島、充実した一日をすごせる周遊コース!

ドライブのスタート地点は三浦半島の久里浜。しかしスタートは、運転するのではなく「クルージング」から。久里浜からは東京湾フェリー(自動車乗船料:5.0m未満3990円、大人乗船料:720円)で、のんびりと約40分程度、潮風と東京湾の眺めを楽しみながら、東京湾を横断。金谷から房総半島の最南端・野島崎を目指し、その後は海沿いをひた走り、鴨川、東金といった観光拠点を巡りながら市原から「東京湾アクアライン」に乗り換え、海ほたるPAで夕食をいただき、川崎へと戻って行くという、1日まるまるを使った周遊コースはまさに「五感」で楽しめるコースである。

OZAWA Column 1

ドライブの時間が僕にとってネタを生み出す時間だったり・・・

ドライブの時間が僕にとってネタを生み出す時間だったり・・・
僕にとって、ドライブっていうものは、なんか「無」になれるというか、ホント自由になれる時間だなあと感じるんですよね。やっぱり家とかでは、音楽とか聞きたくても周囲に迷惑をかけちゃいけないから、音量とか調節するじゃないですか?でもクルマの中なら、自由が利くから好きなボリュームで聞けるのでホント、リラックスできたりするんですよ。そんな時間だからこそ、なんかふと「こんなネタやってみたらおもしろいな!」というのが浮かんだりすることが多いんですよ。

スピードワゴン・小沢オススメの旬なオープンカーをこれで極めろ!

セカイのオザワがナビゲート!オープンカーの魅力はコレだ!

やっぱりカッコ良く乗りたいよね 視線だってカイカンになっちゃう?

オープンカーの魅力と言えば、「屋根を開けて風を感じながら走る爽快感」というものがやはり一番に来るところだが、その他って何があるっけ?と、ちょっと考えてしまう人も多いだろう。そこでここでは、自身もオープンカーオーナーであるスピードワゴン・小沢一敬さんと一緒になって「その魅力とは」を考えつつ、乗っているからこそ知っている、オープンカーに乗る際の「心構え」という部分も含めて紹介していこう!

屋根を開けるだけで非日常感を味わえる

普段走りなれた道でも、屋根をオープンにして走るだけで気分転換となり、ちょっとした「非日常感」を味わえるもの。また、渋滞にハマったときなどにも、屋根を開ければそれだけで気分もリフレッシュできる。

ユーザー口コミ 屋根を開けて走れば、南仏のコートダジュールで楽しんでいるような優雅な開放的な気持ちにさせてくれますよ!(プジョー207ユーザー)

ユーザー口コミ 屋根を開けて走れば、南仏のコートダジュールで楽しんでいるような優雅な開放的な気持ちにさせてくれますよ!(プジョー207ユーザー)

風を切って走る疾走感は何者にも代えられない喜び

最大の魅力はバイクと同様に、風を切って走ることで生まれる「爽快感」「疾走感」を味わえるというところ。そしてバイクは2輪のため、ヘルメット着用が義務でもあるが、4輪自動車であるオープンカーにはその必要が無いのは大きなメリット。より風や空気を感じるドライブを楽しみたい時には、最高の相棒となる。

ユーザー口コミ オープンカーの魅力。それはタイヤが4本あるオートバイで、ヘルメットなしで風を楽しむことが出来る事ですね。(BMW Z4ユーザー)

ユーザー口コミ オープンカーの魅力。それはタイヤが4本あるオートバイで、ヘルメットなしで風を楽しむことが出来る事ですね。(BMW Z4ユーザー)

オープンカーが持つセンスが人のセンスもアップさせる!?

オープンカーという存在は、やはり普通のクルマ以上に注目されるもの。そしてユーザーの多くが「視線は気になるもの」と答えており、それに合わせてファッションや、持ち物などにも気を使う傾向が高くなっている。

ユーザー口コミ 必然的に、ファッションにも気を配り『魅せる私(車)、見られる私(車)』を意識することとなりますね(笑)(ロードスターユーザー)

ユーザー口コミ 必然的に、ファッションにも気を配り『魅せる私(車)、見られる私(車)』を意識することとなりますね(笑)(ロードスターユーザー)

クルマ本来の魅力を再確認させてくれる

クルマを選ぶ際に「何人乗れる?」とか「何と何を乗せられそう」とか、人数や積載スペースで選ぶ人は少なくはない。しかしクルマ本来の目的とは、自分がいかに快適かつ、スムーズな移動が出来るか?ではないだろうか?オープンカーというものは、「自分が乗るためだけに選ぶ」という本来の魅力を再確認させてくれる。

ユーザー口コミ 2人でスーパーに出かけるのもためらうほど、荷物はまったく積めませんが、走りに対する性能に妥協がないのは素晴らしい。(S660ユーザー)

ユーザー口コミ 2人でスーパーに出かけるのもためらうほど、荷物はまったく積めませんが、走りに対する性能に妥協がないのは素晴らしい。(S660ユーザー)

春のオススメドライブコース その2

雄大な自然と温泉を巡るパノラマコース

雄大な自然と温泉を巡るパノラマコース

スタートは軽井沢で、市内を北上し、白根火山ルートへ。雄大な浅間山の姿と夏季は新緑、秋は紅葉と季節ごとに眺めも楽しめる。そしてルートをさらに北上して行けば、名湯・草津温泉はすぐそこ。町営の立ち寄り湯を楽しんだ後は志賀草津高原ルートを利用し、今度は白根山の眺望を楽しみながら志賀高原のど真ん中をのんびりと通過しよう。さてこの高原ルートだが、春から夏もいいが見せ場やはり秋。色鮮やかに染まった志賀高原の美しさは格別だ。そして最後に、旅の疲れを癒すためにも、渋温泉に立ち寄ることをオススメしたい!

OZAWA Column2

クルマに乗るときは広い心で「まあしゃあない」で行こう!

クルマに乗るときは広い心で「まあしゃあない」で行こう!
クルマを傷つけないように神経質になる人もいると思うけど、僕はあんまり気にしないし「雑に扱ってもいい」というぐらいに思ってる(笑)。だってさ、バンパーとかってそのためにあるんでしょ?実は今のクルマも結構修理に出していて、バンパーとかその役割を存分に果たしてもらっていたりもする(笑)。クルマってさ、楽しく乗りたいものだし、修理すりゃいいやっていう広い気持ちで運転してもらいたいね。でもだからって、人のクルマにぶつけちゃダメだよ(笑)。

オープンカーユーザーは車内清掃達人にもなれる!

「ホコリ」から避けて通ることが出来ないオープンカー。オーディオなどの精密機器にホコリが入ってしまうと故障の原因にもなるので、拭き取るだけではなく、ブロアを使っての目に見えない部分のケアも重要になってくる。このように、普通のクルマ以上にケアが大事となるオープンカーなら、自然と「清掃達人」にもなれる!?

ユーザー口コミ メーターなどはそのまま拭くと傷だらけになってしまうので、ブロアで飛ばしてから拭くというようになりました(ロードスターユーザー)

ユーザー口コミ メーターなどはそのまま拭くと傷だらけになってしまうので、ブロアで飛ばしてから拭くというようになりました(ロードスターユーザー)

所有しているだけで楽しい気分にしてくれる

ミニバンのような「多様性」「実用性」が少ない反面で、所有する人が「とことん楽しめるクルマ」と評価する人が多いオープンカー。みんなで遊ぶミニバン、SUVに対して、クルマと向き合い、そしてみっちり「遊ぶ」という「趣向性」が強いオープンカーユーザーには、走りだけではなく、「人生を楽しむ」といったタイプも少なくはない。

ユーザー口コミ 遊び心の塊なのに、実用性も考えられている絶妙なさじ加減がツボ。決して万人向けではないが、乗り続けたいと思える車です。(コペンユーザー)

ユーザー口コミ 遊び心の塊なのに、実用性も考えられている絶妙なさじ加減がツボ。決して万人向けではないが、乗り続けたいと思える車です。(コペンユーザー)

希少なクルマだからこそ広がる仲間の輪がある

オープンカーという希少なクルマゆえに、「オープンカー仲間」というものと出会う機会が多くなる。そしてそのような機会が増えることで、新しい出会いというものが自然と増えて行くことにも繋がっていく。

ユーザー口コミ 珍しいクルマに乗っていたからこそ、情報などを共有できる新しい仲間が出来て本当に良かったと思います。(コペンユーザー)

ユーザー口コミ 珍しいクルマに乗っていたからこそ、情報などを共有できる新しい仲間が出来て本当に良かったと思います。(コペンユーザー)

その場の空気をダイレクトに五感すべてで感じ取れる

疾走感に近い部分でもあるが、屋根が無いということがもたらす臨場感は抜群なものがある。密封された空間では感じられない「その場の空気」が、ダイレクトに五感に訴えてくるところは、オープンカーならではの魅力だ。

ユーザー口コミ 周りに緑があったり、水があったり、そういうところで乗ると普通のクルマでは得られない感覚を楽しめますね。(MINIコンバーチブルユーザー)

ユーザー口コミ 周りに緑があったり、水があったり、そういうところで乗ると普通のクルマでは得られない感覚を楽しめますね。(MINIコンバーチブルユーザー)

春のオススメドライブコース その3

歴史と海の幸を存分に楽しむ海道を走破

歴史と海の幸を存分に楽しむ海道を走破

歴史と趣のある街並みが魅力の尾道から旅はスタート。風光明媚な街並みを後にして、瀬戸内海を横断する「しまなみ海道」へ。向島、因島、生口島、大三島、伯方島、大島、そして四国の手前にある小さな馬島と、7つの島を通過して四国・松山に向かうこの海道。見所だけではなく、海の幸にも恵まれ、「伯方の塩」の産地と知られる伯方島もこの海道沿いなのでぜひ立ち寄りたい。穏やかな瀬戸内海の眺めと海の幸を堪能したら、四国きっての城下町、松山はもう目の前。そして旅の最後には、歴史情緒溢れる道後温泉に訪れては?

OZAWA Column3

でも次は小さいオープンがいいかな?

特にコレっていうのがなくても男はやっぱりカッコいいものを!
クルマに対する理想は「ルパン」っていう話をしたけど、こんなクルマがいい!っていうようなポリシー的なものは実はあんまりないんだ(笑)。でもやっぱり、若い頃に漫画「シャコタンブギ」とかよく読んだ世代だし、地元の先輩がカッコいいクルマに乗っていたことなんかは、影響を受けていると思うんだ。やっぱりね、クルマって男の憧れだと思うし、それが今のZ4や、その前のフェアレディZにしたところに繋がっていると思うし、次もオープンカーを選びたいと思ってますね。

スピードワゴン・小沢オススメの旬なオープンカーをこれで極めろ!

今年の春ドライブはこれで決める!オザワも認める旬なオープンカー

オープンカーについて、ここまでいろいろ見て来たが、最後に気になるオープンカーを厳選してここで紹介して行きたい。ナビゲーターである小沢さんが乗るBMW・Z4や、「ちょっとこれ気になるなあ・・・」と語っていたダイハツコペンなど、現時点での人気車種から珍しい車種までバラエティに富んだチョイスをしてみたので、春のドライブパートナー選びの一環として、これらのクルマにぜひ注目してほしい!

icon ダイハツ コペン(現行型・平成26年6月~)

着せ替えも可能な軽オープンカー
先代型の丸みを帯びたフロントデザインから、精悍なマスクにイメージチェンジした、コペンの現行型。趣味性の強いクルマだけあり、メーカー側もたくさんのオプションパーツを用意しているところは選ばれるポイントの一つ。また、荷物スペースも軽でありながらもしっかり確保している点も評価したい。

中心価格帯:150~197万円 中古車の相場:150~180万円 流通台数:約200台 ※平成26年~28年式の相場

中心価格帯:150~197万円 中古車の相場:150~180万円 流通台数:約200台 ※平成26年~28年式の相場

ダイハツ コペン(現行型・平成26年6月~)

ピーク時より下落傾向にあるが、下降幅はまだまだ小さい。初期生産型はまもなく3年落ちになるので、このタイミングは狙い目。

icon 日産 マイクラC+C(絶版・平成19年5月~平成22年8月)

扱いやすいコンパクトオープン
えっ?マーチにオープンカーなんてあったの?と思う人がいるかも知れないが、欧州仕様として生産された「マイクラ」の中で限定生産されたこのモデル。ボディサイズやエンジン性能などは本家マーチとほぼ同様で、取り扱い易いコンパクトサイズだが、こちらは2ドアタイプとなっている。

中心価格帯:57~99万円 中古車の相場:60~90万円 流通台数:約20台 ※平成19年~22年式の相場

中心価格帯:57~99万円 中古車の相場:60~90万円 流通台数:約20台 ※平成19年~22年式の相場

日産 マイクラC+C(絶版・平成19年5月~平成22年8月)

希少価値の高いクルマであり、経過年数に対して下降幅はあまり大きくない。なかなかお目に掛かれないので、見つけた時は即決だ!

icon MINI クーパー コンバーチブル(先代型・平成19年2月~平成27年5月)

個性を重視したいユーザーにオススメ!
2シータータイプが多い中で、ニュービートル同様に、大人が4人乗っても快適性を保てる空間をしっかりキープしているMINI・コンバーチブル。快適性も重要だが、やはりこのクルマの魅力と言えば、カラフルかつ凝ったデザインが特徴であり、個性派を求める人にはオススメしたい一台と言えるだろう。

中心価格帯:73~384万円 中古車の相場:110~180万円 流通台数:約60台 ※平成19年~27年式の相場

中心価格帯:73~384万円 中古車の相場:110~180万円 流通台数:約60台 ※平成19年~27年式の相場

MINI クーパー コンバーチブル(先代型・平成19年2月~平成27年5月)

今年に入って平均価格が一気に15万円程度急落。だがこの下降ペースが続くとは考えにくいので、今の時期に決めるのは悪くはない。

春のオススメドライブコース その4

パワースポットを巡るドライブで活力を!

パワースポットを巡るドライブで活力を!

霊験豊かな高野山を巡礼し、自然が織りなす美しい山並みと海岸線の両方を楽しむコース。紀伊半島中央部の橋本市を起点に、国道370、480号を経由し、龍神スカイラインへ。聖地・高野山を通過すると、ここからは和歌山県・最高峰である護摩壇山が誇る大自然のパノラマと向き合いながらのドライブがはじまる。5月を過ぎた頃からは、美しい紫陽花も出迎えてくれる。スカイライン、龍神街道と進めば、まもなく山道との別れを迎え田辺市へ入る。そして夕暮れ時に合わせて、白浜の先にある千畳敷に向えば最高のロケーションが待ってくれている。

OZAWA Column 4

やっぱり気になる???最初に乗せた女性は誰?

やっぱり気になる???最初に乗せた女性は誰?
クルマに乗っていて注意することと言えば、やっぱり「(週刊誌に)写真を撮られる」ことかな?(笑)まあ冗談はさておき、このクルマで最初に乗ってくれた女性が優香なんですよ。別にこっそり「つき合っていました」とかではなく、買い替えた時にたまたま事務所にいたので「最初に乗って!」とお願いして実現したんだ(笑)でもその時乗ってくれたのが、なんと50mだけだった!

icon マツダ ロードスター(先代型・平成17年8月~平成27年5月)

軽量ボディで軽快な走りを実現!
1世代前の型となるマツダ・ロードスター。FR駆動で2L直4DOHCエンジンを搭載したスポーツモデルだが、ボディ重量を軽量の部類となる1160kgに抑えたことで、軽快な走りを可能にしている。また、レスポンスの良いハンドリングも魅力の一つで、スポーツ感あふれるドライブを楽しめるクルマと言えよう。

中心価格帯:98~259万円 中古車の相場:110~190万円 流通台数:約350台 ※平成17年~27年式の相場

中心価格帯:98~259万円 中古車の相場:110~190万円 流通台数:約350台 ※平成17年~27年式の相場

マツダ ロードスター(先代型・平成17年8月~平成27年5月)

現行型登場で下落が続いたが、ここ最近じわじわ復調。今の時期であれば、まだ120~150万円台が豊富なので、早めに物件を選びたい。

icon BMW Z4(現行型・平成21年5月~)

スタイル・パワーに申し分一切ナシ!
小沢氏が愛用しているものと同形である、BMW・Z4。2L、3Lサイズとエンジンは2種類用意しているが、ともにターボ装着でハイパワーを誇っており、ツーリングには最高のパートナーとなってくれるはず。また、屋根を収納してもしっかりスペースを確保したラゲッジルームは使い勝手も良い。

中心価格帯:214~581万円 中古車の相場:40~90万円 流通台数:約150台 ※平成21年~28年式の相場

中心価格帯:214~581万円 中古車の相場:40~90万円 流通台数:約150台 ※平成21年~28年式の相場

BMW Z4(現行型・平成21年5月~)

2009年に現行型が登場してから7年が経過しており、ここから先も下落傾向は続きそう。昨年4月の底値を超えるまでは待ちたい。

icon トヨタ MR-S(絶版・平成11年10月~平成19年7月)

ロングセラーを記録したミッドシップオープンカー
トヨタ・MR2の後継として、今から17年前に登場したスポーツモデル。ミッドシップエンジンレイアウトで、2シーターカーというコンセプトをそのまま引き継ぎながら、デザイン性では大きく進化を遂げた。また、当時のスポーツタイプとして、上々の燃費である14.8L/kmを記録したのも話題となった。

中心価格帯:37~155万円 中古車の相場:40~90万円 流通台数:約230台 ※平成11年~19年式の相場

中心価格帯:37~155万円 中古車の相場:40~90万円 流通台数:約230台 ※平成11年~19年式の相場

トヨタ MR-S(絶版・平成11年10月~平成19年7月)

スポーツタイプの復権により、もう少し平均価格は上昇して行きそうな気配が強い。人気の赤を避ければ、平均以下も多くなってくる。

OZAWA Column 5

オープンカーが似合うシーズンは春と秋!

オープンカーが似合うシーズンは春と秋!
オープンカーにする時期で一番いいのは、3~4、10~11月だと思うんですよ。この時期って桜や紅葉が始まる時期じゃないですか?表参道のいちょう並木とか走っていると眺めもいいしホント気持ちいいですよね。それにシートの中から暖気を出せるので、そんな時期にオープンにしていても寒くないんですよ。ただ、夏場は冷気が出るからって言っても開けていたらキツいですね(笑)。

まとめ

開閉が故障していてゴメンナサイ!

クルマ本来の魅力をコレでとことん楽しめ!
オープンカーは多様性で考えればマイナス要素ばかりだが、運転する自分が「楽しむ」というクルマ本来の魅力を追求する場合には、ベストマッチと言える選択にもなる。何事に関しても「息苦しさ」を感じる様になってしまった今の時代だからこそ、趣味の世界ぐらい遊び心が詰まったオープンカーで、リフレッシュ出来る時間を満喫してみてはどうだろうか?

※すべての価格は参考価格です

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