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更新日:2021.11.02 / 掲載日:2021.11.01

ミディアムクラス クーペ&カブリオレの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

ミディアムクラスの派生モデルとして誕生したミディアムクラス クーペ&カブリオレに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ ミディアムクラス クーペ&カブリオレの歴史

1989年、すでに販売されていた初代ミディアムクラスから新たなボディタイプとして、2ドアのクーペが登場します。

このとき、クーペモデルとして最高出力225馬力を発揮する3.0L直列6気筒エンジンを搭載した「ミディアムクラス クーペ 300CE-24」が設定されました。トランスミッションには、メルセデス・ベンツ独自のシフトパターンをもつ4速ATか5速ATが組み合わせられているのが特徴です。

1992年、ミディアムクラス全体でマイナーチェンジが行われます。このタイミングで、クーペに設定されるグレードがミディアムクラス クーペ 300CE-24から最高出力225馬力を発揮する3.2L直列6気筒エンジンを搭載した「ミディアムクラス クーペ 320CE」に変更となりました。

装備面では大きな変更点はないものの、安全装備がわずかに向上。クーペモデルが設定された当初はオプション装備であった運転席エアバッグも、標準装備されるようになります。そして、当時装備することさえできなかった助手席エアバッグも、オプションではありますが装備することが可能となりました。

また、ミディアムクラスの新たなボディタイプとして2ドアのオープンカブリオレがラインナップされるようになります。カブリオレモデルとして、最高出力225馬力を発揮する3.2L直列6気筒エンジンを搭載した「ミディアムクラス カブリオレ 320CE」が設定されました。

1993年、ミディアムクラス クーペ&カブリオレはエクステリアを中心としたマイナーチェンジを実施。このとき、車名がミディアムクラスから「Eクラス」に変更となったため、ミディアムクラス クーペ&カブリオレも販売終了となりました。

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ミディアムクラス クーペ 300CE-24

日本に初めて導入されたミディアムクラスのクーペモデル「ミディアムクラス クーペ 300CE-24」
ミディアムクラス クーペ 300CE-24は、初代の1989年10月に設定されたグレードです。

ミディアムクラスのクーペモデル初のグレードとして設定され、エンジンには3.0L直列6気筒エンジンを搭載しています。

1980年代に設定されたグレードなので、安全装備などはあまり充実していません。ABSや後席3点式シートベルトなどは標準装備されていますが、運転席エアバッグもオプションでしか装備することができません。

中古で購入する際の目安となる予算
ミディアムクラス クーペ 300CE-24を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1989年式:流通量希少のため算出不可
1990年式:流通量希少のため算出不可
1991年式:148万円~168万円
1992年式:110万円

ミディアムクラス クーペ 300CE-24の中古車は、現時点で3台が流通していました。登場から30年以上経過しているグレードであるにも関わらず流通しているのは非常に珍しいことなので、条件に合えば購入することをおすすめします。

先代モデルとの比較
初代:1989年~1992年
ミディアムクラス クーペ 300CE-24は、ミディアムクラスにクーペモデルがラインナップされた当初に設定されました。

今から30年以上前に設定されているグレードのため、装備もあまり充実していません。主な装備としては、AM/FMラジオ付きCSプレイヤーやマニュアルエアコン、パワーウィンドウ、集中ドアロック、本革巻きステアリング、クルーズコントロール、運転席パワーシートなどです。

本革シートは、オプションで装備することができます。アルミホイールには、15インチアルミホイールを採用しました。

ミディアムクラス クーペ 300CE-24は設定されてからかなりの年数が経過するグレードですが、現在は3台ほどの中古車が流通しているようです。

中古車価格については、比較的手を出しやすい価格に落ち着いていますが、30年以上前のモデルであることを考えると高めとなっています。年式が古いと維持費も多くかかってしまいますので、そこも含めた上で購入を検討したほうがよいでしょう。

エンジンは3.0L直列6気筒ターボ最高出力225ps。ボディサイズは4655mm×1740mm×1400mmです。

人気のあるカラー
ミディアムクラス クーペ 300CE-24は古い車種のため、ボディカラーの正確な情報を確認することができませんでした。確認できた分だけで、下記の4色が設定されているようです。

・ブラック
・グリーン
・ネイビー
・グレー

この中では、黒色の「ブラック」が人気です。

ミディアムクラス クーペ 320CE

ミディアムクラス クーペの最終モデル「ミディアムクラス クーペ 320CE」
ミディアムクラス クーペ 320CEは、初代の1992年10月に設定されたグレードです。

エンジンには、3.2L直列6気筒エンジンを搭載しています。

このグレードが設定されたと同時にマイナーチェンジが行われ、運転席エアバッグを標準装備にするなど、安全装備も少しずつ向上しています。

さらに、正面衝突などで車両前方から強い衝撃を受けたときにシートベルトを瞬時に巻き取ってくれる機能の前席シートベルトプリテンショナーも新たに採用されました。

中古で購入する際の目安となる予算
ミディアムクラス クーペ 320CEを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1992年式:流通量希少のため算出不可
1993年式:128万円

ミディアムクラス クーペ 320CEは、現時点の中古車市場にはたった1台のみ流通していました。もともと1年程度しか設定されていないグレードなので、台数があまり流通していないのは仕方ないことでしょう。年式も古いので、今後の流通数の増加も見込めないかもしれません。

先代モデルとの比較
初代:1992年~1993年
ミディアムクラス クーペ 320CEは、初代の終盤に行われたマイナーチェンジで設定されました。

このグレードに設定される主な装備は、15インチアルミホイールやAM/FMラジオ付きCSプレイヤー、マニュアルエアコン、パワーウィンドウ、集中ドアロックなどです。その他にも、本革巻きステアリングやクルーズコントロール、運転席パワーシート、ウッドパネルなども標準装備されています。

また、本革シート、サンルーフなどに関しては、オプションで装備することができます。

ミディアムクラス クーペ 320CEもまた登場からかなりの年数が経過しているので、現在はたった1台しか流通していませんでした。

中古車価格については、100万円台と比較的手を出しやすい価格に落ち着いていますが、年式がかなり古いものが多いので購入時には注意が必要です。年式が古いものは維持費だけでかなりの価格となってしまうため、事前に維持費がどれくらいかかるのかを把握してから購入を決めるようにしましょう。

エンジンは3.2L直列6気筒ターボ最高出力225ps。ボディサイズは4655mm×1740mm×1400mmです。

人気のあるカラー
ミディアムクラス クーペ 320CEは古い車種のため、ボディカラーの正確な情報を確認することができませんでした。確認できた分だけで、下記の2色が設定されているようです。

・ブラック
・シルバー

この中では、黒色の「ブラック」が人気です。

ミディアムクラス カブリオレ 320CE

ミディアムクラス唯一のカブリオレモデル「ミディアムクラス カブリオレ 320CE」
ミディアムクラス カブリオレ 320CEは、初代の1992年10月に設定されたグレードです。

エンジンには、同時期に販売されたミディアムクラス クーペ 320CEと同様の3.2L直列6気筒エンジンを搭載しています。

安全装備に関してはミディアムクラス クーペ 320CEよりも充実しています。運転席はもちろんのこと、助手席にもエアバッグが装備された他、ABSや前席シートベルトプリテンショナー、後席3点式シートベルトなども標準装備されています。

中古で購入する際の目安となる予算
ミディアムクラス カブリオレ 320CEを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1992年式:流通量希少のため算出不可
1993年式:298万円~450万円

ミディアムクラス カブリオレ 320CEの中古車は、現時点の中古車市場には2台が流通しているようです。登場から30年近い年数が経過していますが、車両状態がよいこともあり、価格はかなり高くなっているようです。購入するにはそれなりの予算が必要となるでしょう。

先代モデルとの比較
初代:1992年~1993年
ミディアムクラス カブリオレ 320CEは、初代の終盤に行われたマイナーチェンジで設定されました。

15インチアルミホイールやAM/FMラジオ付きCSプレイヤーなどの主な装備はミディアムクラス クーペ 320CEとほとんど変わりありませんが、エアコンのみマニュアルエアコンではなくフルオートエアコンに変更されています。

その他に標準装備されているのは、パワーウィンドウや集中ドアロック、クルーズコントロール、本革巻きステアリングなどです。ただし、ミディアムクラス クーペ 320CEと違い、サンルーフはオプションでも装備することはできません。

安全装備では、発進や加速を行う際にタイヤの空転を防止させる装置のトラクションコントロールをオプションで装備することができます。

ミディアムクラス カブリオレ 320CEの中古車は、現時点で2台が流通しているようです。登場からかなりの年数が経過していますが、その価格は300万円近いものから400万円以上するなどかなり高めとなっています。購入にはかなりの予算がかかることを覚悟しておいたほうがよいでしょう。

エンジンは3.2L直列6気筒ターボ最高出力225ps。ボディサイズは4655mm×1740mm×1390mmです。

人気のあるカラー
ミディアムクラス カブリオレ 320CEは古い車種のため、ボディカラーの正確な情報を確認することができませんでした。確認できた分だけで、下記の2色が設定されているようです。

・ダークレッド
・シルバー

この中では、暗い赤色の「ダークレッド」が人気です。

※本記事は、2021年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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